王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

目黒で高齢者夫妻殺傷

2011-01-12 08:49:42 | 社会
「百貨店を名乗った」=夫、ドア開けた理由説明―高齢夫婦殺傷・警視庁(時事通信) - goo ニュース

10日の夕刻に起きたひどい殺傷事件です。
一報では事情が良く判りませんでしたが閑静な目黒区の住宅街で静かに暮らす老夫婦が尋ねてきた暴漢に襲われ夫の大原道夫さん(87)は死亡し妻の瑠璃子さん(81)が軽症を負いました。
その後の調べではデパートの宅配を名乗ったので夫の大原さんがドアを開けた所、鎌を持った60歳代の男に襲われもみあいになり、騒ぎと妻の悲鳴を聞いた通りがかりの男性二名が駆けつけて男の鎌を取り上げたそうです。さらに男は小刀を取り出したとか。男は駆けつけた方を威嚇しながら引き上げに掛かりましたが更にそこへ通りがかりの男性が騒ぎを聞いて駆けつけ「犯人」とにらみ合いになったそうです。犯人の刃物に気づいた男性はとっさにそばにあったスコップをとって身構えると犯人は玄関に取って返し自分が持ち込んだバッグを回収すると現場から逃げ去ったとか。

よくぞ男性3人が駆けつけてくれました。残念ながら大原さんは無くなりましたがこの方たちのお陰で奥さんは軽傷で済みました。人情紙のように薄い昨今、鎌を取り上げたり咄嗟にスコップで応戦したり簡単に出来る事ではありません。TVニュースを見ていた老妻が痛く感心していましたが浜爺もそう思います。

いきずりの犯行と見えないようで「怨恨の線」が手繰れれば犯人逮捕に繋がるのでしょうがこれが「誰でも良い」事件だとしたらぞっとします。
亡くなった大原さんのご冥福をお祈りします。     合掌
早く犯人を捕まえて欲しいものです。


時事通信:
東京都目黒区の民家で、無職大原道夫さん(87)夫婦が男に刃物で襲われ、大原さんが死亡し、妻瑠璃子さん(81)が軽傷を負った事件で、大原さんが「男が百貨店を名乗ったので、ドアを開けた」と話していたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。

 男は狭い路地を逃走しており、警視庁目黒署捜査本部は男が計画的に大原さんを襲い、土地勘もあったとみて調べている。

 捜査関係者によると、大原さんは10日午後4時40分ごろ、玄関近くの居間にいた際、インターホンが鳴ったため、玄関ドアを開け、男に襲われた。果物ナイフのような刃物で右脇腹などを刺され、病院で死亡した。

 大原さんは救急搬送前、瑠璃子さんに「男が大手百貨店を名乗ったので、玄関ドアを開けた」と伝えた。助けに駆け付けた男性らには、瑠璃子さんが「宅配便と思った」と説明したという。(引用終わり)
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