王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

新幹線トラブル 原因不明

2011-01-18 09:00:20 | 社会
新幹線トラブル、原因不明…安全の中枢に不安も(読売新聞) - goo ニュース

昨日17日朝TVをつけ流ししていると9時頃?新幹線が不通になったと報じた。
又雪のせいであちこち不具合がおきたのかと思っているとどうもそうではないらしい。
追ってのニュースをきいているとJR東日本の東北、上越、長野、山形と秋田の新幹線全てが運転できなくなったのだと。
これは迷惑する人が大勢出るぞ!

10時頃には回復したらしいが夕刻のニュースによれば東京駅の新幹線運行本部のシステム「COSMOS」に不具合が生じて端末画面の表示が不安定になったので運行を停めたそうだ。

通常システムの中枢部が不具合を起こした時に備えて「バックアップシステム」を用意するものだけどJR東の技術陣は何を考えていたのであろう?

今回は目下原因究明は出来ていない。

国交省の担当部門は早々に警告書?だかを出していたが急ぎすぎでないか?
とにかく中枢システムの不具合の原因が特定されない事とバックアップが無い事は「安全神話」に水を掛けた。
新幹線他社の中枢システムがどうなっているか点検させる必要がありそう。
結構新幹線がお気楽に運行されてる様で不安は残る。

追記:その後の調査で「入力件数が多すぎた結果処理に時間が掛かった人的ミス」と発表されています。
はて本当に「人的ミス」でしょうか? 「COSMOS」の中枢部は200件台の変更を受け入れる容量でしたが今回の豪雪による変更他で600件の入力があったのが原因だそうです。何の事はありません。入力件数は桁違い(10倍以上)どころか僅か3倍に過ぎません。要するに「システムデザイン」の誤りですよ。5路線統合管理する際に中枢機能の容量を桁違い(少なくとも10倍)に増やす「デザインの変更」をしないで従来のそれを手直しして使ったのでしょう。その方が開発費が安くて済みます。経営トップの責任がすべてですよ。昔大手銀行三行のATMシステムが統合できなくて新体制に移行期に大問題が起きました。根っこは同じだと思います。


読売新聞:
JR東日本の東北、上越、長野などの各新幹線で17日に発生したトラブルは、同日夕までダイヤが乱れ、約8万1200人に影響が出た。

 障害が起きたのは「死亡事故ゼロ」の安全神話を支えてきた、総合管理システム「COSMOS(コスモス)」の中枢部だが、原因はわからないまま。事態を重くみた国土交通省は同日、同社に警告書を出したが、官民一体で海外に新幹線技術の売り込みを行っているさなかだけに、同社幹部は「誠に申し訳ない」と頭を下げた。

 ◆「初めての現象」

 JR東日本によると、トラブルが発生したのは、新幹線の運転を集中制御している東京都内の新幹線運行本部。運行状況を示す22台のパソコン画面で、約30分間にわたって、列車の到着予定時刻などを示す部分が、断続的に消えたという。

 原因がわからないため、再発の恐れがあるが、同社では、運行に必要なデータが正常に駅などに送信されているとして「当面は問題なく運行できる」と強調。原因が特定できるまでは、システム開発メーカーの担当者を待機させるという。

 COSMOSは2008年12月にもトラブルが発生しているが、この時は雪によるダイヤ変更の入力に手間取ったことが原因だった。今回のトラブルに、JR東電気ネットワーク部の 入夏 ( いりなつ ) 仁美次長は「表示がついたり消えたり……。我々も初めて見る現象」と語った。(引用終り)
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