王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

小学3年担当教諭が提訴

2011-01-19 09:09:04 | 社会
「両親のクレームで不眠症に」 小学3年担任教諭が提訴(産経新聞) - goo ニュース


今朝「みのさんの朝ズバッ!」を見ていたらこの問題を取り上げていて教育問題評論家?で有名なめがねのおじさん尾木さんが「(学校が)親を提訴するなんて考えられない!大事なのは子供」と叫んでいましたが浜爺は「はて?!近頃はそんなに単純かよ」と思いました。
浜爺が小3の頃は「担任の先生と言えば親よりも尊敬してやまない対象でした」

事の起こりはクラスでの児童の諍いを裁き損ねて一方の女児の母親から執拗に抗議を繰り返され不眠症に陥った様です。
どちらの主張が真実かより両者感情論になっている気もします。本来なら「教育委員会」辺りが学校と児童の両親の関係を調整する所でしょうが「教育委員会メンバー」の多くは先生のOBでしょうから機能しなかったのでしょうね!

訴訟がベストとは思えませんが現状では一つの解決方法かもしれません。
児童と担任はどちらもクラス替えがない様です。
過ぎた問題は「訴訟の判断に任せ毎日は淡々と過ごしている」なら大人の関係ですがはて如何なのでしょう?

発生時点で適切な処置を誤った事から派生した微妙な問題です。裁判所はどんな判断をくだすでしょうか?


産経新聞:
度重なるクレームを受けて不眠症に陥ったなどとして、埼玉県行田市立小学校の女性教諭が、担任している3年生の女児(9)の両親を相手取り、慰謝料500万円の支払いを求める訴訟をさいたま地裁熊谷支部に起こしていたことが、関係者への取材で分かった。

 提訴は昨年9月28日付で、11月8日と12月15日の第1、2回口頭弁論でも双方が争う姿勢を示した。教諭は提訴後も女児の担任を務めているという。

 訴状などによると、教諭は、女児が昨年6月、同級生とトラブルになった際、女児の母親から「同級生が悪いのに娘に謝らせようとした」と抗議され、その後も「最低な先生」と繰り返し連絡帳に記すなどされて不眠症となり、「教員生活の継続に重大な支障を生じた」としている。

 原告の代理人は「教諭は理不尽なクレームをつけられた。モンスターペアレンツの最たるもので提訴せざるを得なかった」と主張。

 一方、両親は女児が授業中、ほかの児童の前で教諭に理不尽な怒られ方をされるなどし、女児へのいじめを助長していると反論。「現在もいじめが続いており、娘は学校に行けなくなる寸前。担任だけでも代えてほしい」と訴えている。

 同校の校長は産経新聞の取材に対し、「学校としてコメントすることはない」と回答。市教育委員会は「裁判に影響があるので、コメントは差し控えたい」としている。
(引用終わり)


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