王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

八ッ場ダム建設再開へ!?

2011-12-18 06:52:45 | 政治
造らないのは無責任…国交相、八ッ場継続に意欲(読売新聞) - goo ニュース

09年民主党に政権交代した直後、ひょっとしたら民主党は本気かもしれないと思った「政治的判断」が元国交相の前原氏が「八ッ場ダム建設の中止」を表明した時でした。
何故なら「ダムを始め港湾整備、道路整備などは当初予算が付くと後は当初より倍も予算が膨れ上がっても、税収が落ちても止まる事が無い」
まさに官僚制度の見本であります。

八ッ場ダムを皮切りに他の箱物の建設も止まれば財政の硬直化も是正されると思ったのですがね。
その後前原氏が外相に転じた途端「建設続行派」の巻き返しが強くなりました。
前原氏から何代目の国交大臣になるのでしょう? 
16日夜前田国交相は「八ッ場ダム建設継続に強い意欲」を示したそうです。

現在党の政調会長である前原氏は「八ッ場ダム」の扱いは「官房長官一任」と判断を政府に預けた様です。
その前原氏は羽村市の記者会見で「(国交相がやると決めても)それで決るわけでない。野田首相の判断」と引かれ者の小唄みたいな事を言ってます。

「俺はもうダム中止はやる気が無いので政府の責任で再開してくれ」との含意でしょうね。
かくして民主党は革新政党で無い姿をあらわにしてゆきます。
自民党時代に作られた対中対韓土下座外交もしっかり受け継がれ今日18日の京都での「日韓首脳会議」で「慰安婦問題」をどう扱うかでその心の錘のある位置が益々はっきりするでしょう。
今はじっと見守るしかありません。


写真:八ッ場ダム予定地

読売新聞:
設中止か継続かで再検証の対象となっていた 八ッ場 ( やんば ) ダム(群馬県長野原町)について、前田国土交通相は16日夜、報道陣に「(ダムができれば)約1000トンの洪水を受け止めることができる。造らないのは無責任だ」と語り、建設継続に強い意欲を示した。

 民主党では前原政調会長らが同ダム建設に反対し、政府と党は来週にも最終調整するが、国交相に決定権があり、継続の公算が大きくなった。

 同ダムについては、国土交通省関東地方整備局が「継続が妥当」との検証結果を示し、前田国交相の私的諮問機関の有識者会議も、検証が適正に実施されたことを確認している。前田国交相は、一連の検証の正当性を強調した上で、「利根川流域で洪水が起きた場合、首都圏が被害を受ける。ダムサイトは6年間で完成できるが、ほかに有効な代替案はない」とも述べた。
(引用終わり)

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