シリア反体制派、追い詰められ安田さん解放か=劣勢鮮明
イラクで誘拐されていたジャーナリストの安田さんは昨日のうちに人定を済ませ健康状態もまあまあ党い事で今日25日イスタンブールを立ったそうです。
本人はもとより日本で待っているご家族もさぞうれしい事でしょう。
浜爺が今日ここで書きたいと思ったことは写真で見る通りシリアのイドリブ県はシリアの北西にあり北はトルコと国境を接しています。
ロシアの後押しでシリア政府への反政府勢力(英米仏ト)とさらにはそれにも与さないモスリ同胞派(どうやらこの一部が誘拐に関与していたらしい)と三つ巴の争いもここ2か月くらいには反政府派はひと塊でイドリブ県に押し込められてしまいました。
アサド政権側の総攻撃があれば周辺部で300万とも350万人ともいわれる現地人と追い込められた人たちが死傷する危険があるとされていました。
このため非武装地帯の設定が提案され重火器(戦車もあり)の撤去が話し合われましたがあまりうまくいってない様でした。
こういう混乱した状態の中でトルコとカタール筋の情報機関と日本のなにがしかの期間あるいは窓口が身代ろ金支払いで話をまとめたのかもしれません?!
本当に運が良かったケースなんでしょうね!
現地ではロシアに後押しされたシリアの攻撃が起こればまたぞろ死傷者と難民の逃げ出しが起きそうです。
誘拐騒ぎでイラクのどの辺で起きている話が少しは我がことと感じるようになりました。
写真:イドリブ県と周辺図
時事通信:
〖カイロ時事】内戦下のシリアで安田純平さん(44)が拘束されていたとみられる北西部イドリブ県は、アサド政権と戦闘を続けるシリア反体制派にとって最後の牙城だ。2011年から7年超の内戦で、アサド政権は全土の約6割を制圧。イドリブへの総攻撃を画策するアサド政権と、イスラム過激派や反体制派を切り離す「非武装地帯」が今月15日に設置されたものの、戦闘に疲弊して力をそがれた反体制派は窮地に陥っており、追い詰められた末に解放に応じた可能性がある。
今年に入ってアサド政権は各地で攻勢を強め、首都近郊の東グータ地区や南西部ダルアー県などの反体制支配地域を次々と奪還した。政権支配下に入るのを拒んだ戦闘員らはイドリブ県などへ逃れるのを強いられ、今や同県とその周辺の人口は推計約300万人に膨れ上がっている。
イドリブ県は、トルコが支援する「国民解放戦線」や、国際テロ組織アルカイダの流れをくむイスラム過激派など、思惑が異なる武装組織が入り乱れる状況にある。互いの内紛も頻発し、安田さんも拘束主体が途中で代わることがあったようだ。
アサド政権の後ろ盾ロシアと反体制派に近いトルコの合意に基づき、イドリブ県には非武装地帯が設けられ、反体制派の多くが重火器撤去に応じた。しかし、アサド大統領は非武装地帯を「一時的なもの」と主張し、イドリブ奪還に乗り出す可能性を排除していない。戦闘が激化すれば、アサド政権軍とロシア軍の圧倒的な軍事力を前に、反体制組織側が壊滅的被害を受けるのは確実だ。
安田さんを長期にわたり拘束し、解放条件として主に身代金を求め続けてきた反体制派は、劣勢が鮮明となる中で、これ以上解放交渉を続けるのは賢明ではないと判断したとも考えられる。
(引用終わり)
イラクで誘拐されていたジャーナリストの安田さんは昨日のうちに人定を済ませ健康状態もまあまあ党い事で今日25日イスタンブールを立ったそうです。
本人はもとより日本で待っているご家族もさぞうれしい事でしょう。
浜爺が今日ここで書きたいと思ったことは写真で見る通りシリアのイドリブ県はシリアの北西にあり北はトルコと国境を接しています。
ロシアの後押しでシリア政府への反政府勢力(英米仏ト)とさらにはそれにも与さないモスリ同胞派(どうやらこの一部が誘拐に関与していたらしい)と三つ巴の争いもここ2か月くらいには反政府派はひと塊でイドリブ県に押し込められてしまいました。
アサド政権側の総攻撃があれば周辺部で300万とも350万人ともいわれる現地人と追い込められた人たちが死傷する危険があるとされていました。
このため非武装地帯の設定が提案され重火器(戦車もあり)の撤去が話し合われましたがあまりうまくいってない様でした。
こういう混乱した状態の中でトルコとカタール筋の情報機関と日本のなにがしかの期間あるいは窓口が身代ろ金支払いで話をまとめたのかもしれません?!
本当に運が良かったケースなんでしょうね!
現地ではロシアに後押しされたシリアの攻撃が起こればまたぞろ死傷者と難民の逃げ出しが起きそうです。
誘拐騒ぎでイラクのどの辺で起きている話が少しは我がことと感じるようになりました。
写真:イドリブ県と周辺図
時事通信:
〖カイロ時事】内戦下のシリアで安田純平さん(44)が拘束されていたとみられる北西部イドリブ県は、アサド政権と戦闘を続けるシリア反体制派にとって最後の牙城だ。2011年から7年超の内戦で、アサド政権は全土の約6割を制圧。イドリブへの総攻撃を画策するアサド政権と、イスラム過激派や反体制派を切り離す「非武装地帯」が今月15日に設置されたものの、戦闘に疲弊して力をそがれた反体制派は窮地に陥っており、追い詰められた末に解放に応じた可能性がある。
今年に入ってアサド政権は各地で攻勢を強め、首都近郊の東グータ地区や南西部ダルアー県などの反体制支配地域を次々と奪還した。政権支配下に入るのを拒んだ戦闘員らはイドリブ県などへ逃れるのを強いられ、今や同県とその周辺の人口は推計約300万人に膨れ上がっている。
イドリブ県は、トルコが支援する「国民解放戦線」や、国際テロ組織アルカイダの流れをくむイスラム過激派など、思惑が異なる武装組織が入り乱れる状況にある。互いの内紛も頻発し、安田さんも拘束主体が途中で代わることがあったようだ。
アサド政権の後ろ盾ロシアと反体制派に近いトルコの合意に基づき、イドリブ県には非武装地帯が設けられ、反体制派の多くが重火器撤去に応じた。しかし、アサド大統領は非武装地帯を「一時的なもの」と主張し、イドリブ奪還に乗り出す可能性を排除していない。戦闘が激化すれば、アサド政権軍とロシア軍の圧倒的な軍事力を前に、反体制組織側が壊滅的被害を受けるのは確実だ。
安田さんを長期にわたり拘束し、解放条件として主に身代金を求め続けてきた反体制派は、劣勢が鮮明となる中で、これ以上解放交渉を続けるのは賢明ではないと判断したとも考えられる。
(引用終わり)