王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

貴ノ岩 暴力問題で 引退 !!

2018-12-08 09:48:13 | スポーツ
貴ノ岩が引退 何度も頭下げ謝罪 元貴乃花親方の質問に…言葉詰まらせ感極まる
昨日7日幕内貴ノ岩(28)が引退し同日午後7時半から引退会見を行いました。
この日は朝から引退の意向と報道がされていました。午後には協会に引退届を提出し間もなく受理されたそうです。
昨年11月の巡業先での日馬富士による暴行で頭に大けがをした被害者から一転今月の4日夜に付け人に顔が腫れあがるほどの平手打ちと殴打を加えた事が判りました。

日馬富士の暴行を契機に元貴乃花親方の引退そして10月の協会による「暴力根絶宣言」の後ですから貴ノ岩も「まずいなー」と思ったかもしれません。

被害者が加害者になるなんて「飛んでもない事」とはその通りですが暴力にも程度があり「カラオケのリモコン」まで使って殴り医者に裂傷を縫うほどの行為と「平手かこぶしで殴打」翌朝顔に腫れが残る行為とには強弱の差があります。
浜爺は「千賀の浦親方が言った何とか(相撲を)続けて欲しかった」辺りが当を得ていた気がしました。
しかし貴ノ岩の引退の意思が強かったとの事。
貴乃花親方の引退が決まると嘗ての貴乃花部屋の土俵の事情が表に漏れ出ています。
礼節を重んじる土俵と違い親方不在の折には「兄弟子による暴行が常態で貴ノ岩による暴行行為は際立っていた」なんて話がでています。

貴ノ岩はもう「怪我による雲隠れ、損害賠償の請求と取り下げそれに続く自分が加害者の暴行事件」と一連の騒動に嫌気がさし「やってられないや やめてやる」となったのかもしれません。
相撲協会は「暴力根絶が果たされませんでしたが軽い暴力でも起こせば引退との先例がまた一つ出来ました」 多分各界の暴力問題の根底に遡ることなく今回は収まりそうです。協会はホットしているでしょう。

ともあれ引退が受理され退職金は規定通り出る様だし断髪式もできれば合わせて「チャコ料理屋」をやるくらいは元手が入りそうです。
若いですから第二の人生を頑張って欲しいものです。


写真:千賀の浦部屋で謝罪する貴ノ岩と親方

デイリースポーツ:
日本相撲協会は7日、冬巡業中の福岡県内で付け人の三段目力士を暴行した幕内貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が責任を取り、同日付で現役を引退したことを発表した。夜、貴ノ岩は都内の同部屋で引退会見を行った。一年前、元日馬富士から暴行を受けた被害者が加害者となる愚行に、10秒以上頭を下げる謝罪を3度も行い悲痛。前師匠の元貴乃花親方の恩を裏切ったことに言葉を詰まらせ、目を潤ませた。

 昨年11月末、モンゴルの先輩、加害者の元日馬富士はいさぎよく引退した。一年後、同じく暴力を振るった貴ノ岩が現役を続けられるはずはなかった。

 前夜に師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)に話し決断。この日午後、協会の聞き取りに引退する意思を伝えた。最も暴力を憎むべき力士が愚行で協会に泥を塗った。厳罰を検討していた協会から慰留もなく、引退が受理されたのは当然だった。

 謝罪に次ぐ謝罪だった。会見の冒頭では、親方とともに約20秒頭を下げた。親方から4日の夜、付け人に暴行した理由は飲むべき薬を付け人が忘れたことと説明された。

 貴ノ岩は「弟弟子に手を上げてしまい、大変つらい思いをさせた」と、両親、ファン、角界関係者らへ謝罪を述べ、再び15秒、頭を下げた。約30分の会見の最後にも師匠と約10秒、低頭。自らの責任、道半ばで相撲界を去る悔いでいっぱいだった。

 この一年、師匠だった元貴乃花親方は協会との対立を深め、秋場所後の今年10月に同親方は協会を退職。貴乃花部屋は消滅した。

 不祥事に揺れ続けた角界は、10月下旬に「暴力決別宣言」を行った。その直後に再び暴力と、時期も最悪だった。

 元貴乃花親方には電話し、引退を告げた。16歳で来日し、18歳で入門。そこからすべてを教わった。かけられた言葉を問われると言葉を詰まらせ、「すいません」と感極まった。「育ててくれた感謝の気持ちと迷惑をかけて申し訳ない」と、悲痛な表情を浮かべた。

 「責任を取る気持ちだった」と何度も繰り返し、「自分の弱さ、自覚のなさ」と後悔。今後に関しては「考えていない」と未定とした。もう一度戻れるならと問われると「また新弟子に戻りたい」と吐露。暴力は取り返しのつかないことを誰より知っていたはずなのに、あまりに情けない。
(引用終わり)
コメント
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