王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

中国漁船 水産庁職員乗せ12時間逃走 !!

2018-12-28 07:22:28 | 中国関連
中国船、水産庁職員乗せ逃走 鹿児島県沖で11月に
昨日27日菅官房長官は午前の記者会見で「11月5日に鹿児島県沖で違法操業していた中国の漁船が立ち入りした水産庁職員を乗せたまま逃走した」と発表「悪質な事案で外交ルートを通じて申し入れをした」
と述べました。

昨日夕TVニュースを聞い流していたときには「平素の訓練では快速ボートやヘリで相手方に移乗し数分で鎮圧とか」ではなかったのかと耳を疑いました。
活字で報道を見ると「違法操業の疑いで相手に移乗したのは水産庁の職員」で「海上保安庁の巡視船の職員」ではありませんでした。そうすると水産庁の職員はどこから相手に移乗したのか?ですが終始中国漁船について居たのは水産庁の漁業取締船白萩丸(499トン)乗員29名の様で固定の武装には言及がありませんから機関銃とか重機関銃の様な装備はしてない様です。
固定武装はとも角29人乗りの船から12名も相手に乗り移れば手すきの乗員すべてが相手に乗り移り母船は取り回しに精一杯だったでしょうね。

今までも相手が反抗したら法執行員(武装したお巡りさん)が同行して相手を制圧するとかが決まっていたのではないのかなー?とあいまいに思い出したしだい。これは海保の対応で水産庁はまた別な話かもしれません? シームレス(法解釈の切れ目なし)に西の大国の違法漁船に対応する手筈はどこの国の話だったのでしょう?
まあ違法漁船を見つけたらまず銃撃するのは我が国では出来難い事でしょうが、漁船に職員が連れ去られる事無く母船に帰れてよかったよかったでは取締りは出来そうにもありません。
EEZを抜けられて中国当局から「中間水域」だと居直られては一寸恥ずかしい思いがします。
高額の戦闘機やヘリ空母を正規空母にする前に現場で違法漁船を「臨検そして必要なら拿捕」が出来る当たり前の国でないといけません。
今回はどこに欠陥があったのでしょう? しっかり検証し穴を埋めて欲しいものです。
後始末を見守っています。


写真:記者会見の菅官房長官

共同通信:
菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、11月5日に鹿児島県沖で違法操業していたとみられる中国の漁船が、立ち入り検査をした水産庁職員を乗せたまま逃走していたと明らかにした。「悪質な事案であり、中国に対して外交ルートを通じて申し入れを行った」と述べた。

 水産庁によると底引き網漁船1隻に職員約10人が立ち入り検査した。漁船は午前中に逃走し、水産庁職員は夜に漁船から戻った。当初は夕方としていたが修正した。立ち入った時間は約12時間だった。漁船が操業していたのは日本の排他的経済水域(EEZ)で、日中両国が操業できる中間水域に逃走した。
(引用終わり)
コメント
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