王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

マラソン札幌移転負担も補償もコースも課題だらけ

2019-11-02 10:50:13 | 東京五輪
昨日1日 東京五輪のマラソン会場を“札幌に移す”為の4者協議が行われましたが:
IOC 対 小池都知事 の対決は 決まり技 「蚊帳の外」で IOCの一本勝ちと決まりました。これで「五輪マラソン・競歩」は札幌で行われる事が正式に決まりました。   残念 >
小池都知事は「同意出来ないがIOCの決定は妨げない。あえて申し上げるなら合意無き決定」と政治的には「力ずくで押された」と不満を表明しました。
1:札幌移転の費用は誰が? との点はコーツ調整委員長は「IOCが持つ」とは言いませんでした。強かですね!
2:札幌の移転費用は「(日本の)大会組織委員会と道及び札幌市」での話し合いになりそうです。突貫工事で60億円とか。
結局、浜爺が書いた様にスーパーマリオならぬ安倍マリオの懐ですかね?!
税金の投入です。
札幌市も(もし道が関係するなら)道も“マラソン会場の移転なんて急に言われても既に予定の夏のイベントは有るし困惑する”位の発言はするべきでしたが札幌市長は大歓迎と思える発言をしてましたから既にどこかの手が回っていたのかも知れません?! 
3:都がマラソン他の耐熱舗装や施設に掛けた費用は「他の目的に転用できない分は精査の上、都には負担させない」とは日本の組織委員会持ちですね!
これも税金です。
4:都民と東京開催に力を注いできた関係者と選手に恨みは残りますね。
東京だからマラソンチケットを買った人、そのため宿泊施設を予約した人、その人出を当てにしていた旅行者又飲食店やカフェー等の関係者もがっかり組でしょう!
恨みは深し IOC の(夏に決めた)責任逃れめ! です。
まあ小池都知事が「ちゃぶ台返し(そんなバカな話なら東京五輪は返上する)」したら面白かったのですがね。 たけしもそう言ってました。
小池さんは2016年9月都知事に就任されると東京五輪についてはすでに組織委員会{森会長)で決定していた会場のうち4会場について予算の「見直しを云い出し結局元のさやに納まったーー思いつき発言の失敗?」が有りました。
バッハIOC会長との仲を強調していましたが、これで小池都知事に対するコーツ調整委員長と森会長との仲は微妙になりましたね。
そしてこれ以降、小池都知事の関心は築地市場の豊洲への移転、都議会のおける「都民ファースト会」への力入れそして中央政界を睨んだ希望の党設立と民進党との合流騒動等々 その活躍ぶりは行政官と言うより政治家のそれに見えました。しかも目下のところは「龍頭にして蛇尾の結果」と見えます。
暇な方は「このブログの右上の検索欄で“このブログ内でを選びググると彼女の活躍ぶり」が分かります。
さてこのひと騒動を見てIOCに代表される欧米人のしたたかさが良く判ります。そしてこれをコントロールするアメリカメディア網の強さ(このメディアが夏のオリンピックを決めているのですよ!!)
東京でも札幌でもこいつらの思惑を超えて「しっかり稼ぐか思いがけなくもっと楽しむ日本人」が出て欲しいと思います。 お願いします!!

写真:1日 4者会談前のコーツ調整委員長と小池都知事の握手

日刊スポーツ:
東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会、政府の4者協議が1日、都内で行われ、暑さを避けるため、五輪マラソン、競歩の会場を札幌市に移転することで決着した。
唯一反発していた東京都の小池百合子知事が「合意なき決定」と不満をあらわにしながら渋々、容認。近代五輪124年の歴史で初めて、開催都市圏でマラソンが行われない、異常事態となった。
   ◇   ◇   ◇
五輪の華、マラソンが東京から消えた。正午、東京・晴海の4者協議会場でIOCのコーツ調整委員長が札幌への移転決定を告げた。小池氏は眼光鋭く出席者を見回して言った。「あえて申し上げるなら、合意なき決定だ」。招致決定から6年。都が約300億円をかけて整備した遮熱性舗装などの暑さ対策、沿道の応援を楽しみにしていた子どもたちの夢が、水の泡となった。
前日深夜にまで及んだ4者による実務者協議で、4項目が合意に至った。(1)会場変更の権限はIOCにある(2)札幌移転に伴う費用の都負担ゼロ(3)既に都、組織委が支出した2種目の経費は精査・検証の上、都が別の目的に活用できないものは都に負担させない(4)マラソン、競歩以外の会場変更はなし。ここに、国際パラリンピック委員会がパラマラソンの東京開催を確約し、都は移転をのんだ。組織委の森喜朗会長は、小池氏の決断を「大英断」とたたえ「心から敬意を表したい」と述べた。
17年5月に大枠合意した費用分担の原則では、都外の仮設費用は都が負担するとしているが、今回は適用外。コーツ氏は「費用負担を札幌市、北海道とも協議する」と明言。組織委はIOCに負担を求めたい考えだが同氏は「今決まっているのは、都が負担しないということだ」と、肝心なことは口にしなかった。
一方で札幌市と北海道は原則通り、都と組織委の負担を求めており、早くも、費用面で意見が対立する構図だ。(3)の補償も火種で、ミソは「別の目的に活用できないもの」という文言。都のマラソンコースはパラで使用するため「活用できる」と分類された場合、遮熱性舗装整備費など大部分が都に返金されない可能性がある。
コース設定も急がれる。森氏はスタート、ゴール、開始時間について「12月のIOC理事会での承認を目指す」としたが、約1カ月しかない。コスト削減の観点から施設整備も簡素化すると断言。組織委は3日にもコース下見のため、札幌市に入る。開幕まで残り9カ月を切り、予期せぬ難題が山積みだ。【三須一紀】
<マラソン、競歩移転での課題>
■費用
IOCは「都の負担なし」も、札幌市と北海道は都と組織委に負担求める
■コース
北海道マラソンと同コースが有力。公認を受けるための路面の状況確認は雪が降るとできなくなるため、早急な決定必要
■日程
マラソン男女同日実施など国際陸連が検討中
■警備やボランティア配置
新コース決定後、課題を洗い出す必要あり
暑さ対策
ビルの日陰が多い都内と比べ、直射日光を受けやすいとの指摘も
■チケットの払い戻し
陸上女子マラソンは他種目とセットのため特に困難

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