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2013 5/12の拝観報告3(大田神社)


写真は、カキツバタ

孤篷庵を後にして、WAN師匠、京極堂さま、2級のほうさまはここまで。
serimamaさま、toganjiさま、かんじろうさまと僕は再度タクシーで移動です。

向かったのは大田神社。
もちろんネライは天然記念物のカキツバタ。

先日の京都新聞に記事が載ったからでしょうか。
それとも昨年は早朝に来たからでしょうか。
やっぱり人は多めの印象でした。
タクシーの運転手さんは「午前中はもうちょっと多かったですよ」と言われていましたが。
次への移動も歩くには遠いので、タクシーには待っておいてもらいます。

同行の皆さんは、この時期は初めてのようです。
カキツバタはほぼ満開に近いのではないでしょうか。
僕が平素とギャップNo1に上げる神社です(笑)。

しかし飽くまで個人的な感想ですが・・・
これが昨年早朝のカキツバタ、上が今年晴天昼過ぎのカキツバタ。

やっぱり早朝など少し薄暗いくらいの方が、神秘的な感じがしてよくないですか(笑)。

花それぞれのイメージに合った気候背景で撮った方が映えるような気がしました。

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萬福寺6 瑞光院(宇治散策14)

写真は、玉青苑

萬福寺の塔頭で、直原玉青の庭園と襖絵があります。
通常は非公開ですが、事前に連絡しておくと内部は拝観させて頂けました。

アクセスは総門を出て左折し、最初の交差点を左折します。
そして約100m進んだ右手に表門があります。

まず表門の右手に準提観音菩薩をお祀りしたお堂があります。
ここの天井には直原玉青の龍図があります。

玄関で鐘を鳴らし、お寺の方を呼びます。
拝観料は志納で、僕は500円を納めました。
内部の襖絵はすべて直原玉青筆で、庭園も直原玉青の作庭で“玉青苑”といいます。

玄関正面に“唐獅子の間”があり、この唐獅子の躍動感が見事です。
この他にも山水の間や梅の間などがあり、いずれも見事な水墨の襖絵です。
最奥には隠元禅師の高弟である即非禅師像がお祀りしてあります。
むろん瑞光院の開山です。

この書院をL字に囲むように玉青苑があります。
中央に池があり、池の周囲には石組みが多めです。
また池には長めの八つ橋が架かっています。
池の対岸の石組みの周囲はすべて刈り込みで埋め尽くされており、さしずめ刈り込みの雲に石組みが浮かんでいるようです。
その対岸に1つ滝があり、水が流れ落ちる音もまた風流です。

非常にきれいでまとまった庭園です。




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2013 5/15の拝観報告(藪内家 燕庵)


写真は、カキツバタの主菓子

5/12のお話の続きは明日に持ち越して、今日のお話です。
本日は午前中休暇を取っての拝観日。
葵祭もガン無視で(笑)、平日の午前中に休みを取ってまで行ってきたのは、「藪内家 燕庵(やぶのうちけ えんなん)」です。
JEUGIAカルチャーセンターの企画で「藪内家燕庵見学とお食事会」という企画があり、ごんぎつねさまに教えて頂きました。

燕庵見学だけなら5000円、新阪急ホテルの美濃吉での食事も行くと7800円でした。
僕は午後から仕事に戻らなくてはいけないので見学会だけにしました。

事前に聞いてはいませんでしたが、アマデウス会員も数名いらしていました(諸事情により誰かは割愛)。

詳細は今後の本編で掲載するので、今回の流れと感想だけ。

10:30に表門から入り、一番大きな緝凞堂(しゅうきどう)に入ります。
ここで呈茶がありました。
主菓子は、末富さんのカキツバタを模したもの。
うっすらとグラデュエーションのついた紫色がきれいです。

一服頂いたのち、露地に降りて、
雲脚(茶室)→腰掛待合→中露地→内露地→燕庵→須弥蔵(茶室)
と見学して緝凞堂に戻りました(藪内家のHPに内部の地図があります)。
すべて露地庭園から中を見学する方式です。

僕はジヘイ派なので小川の流れる広々とした池泉回遊式庭園も好きですが、それと同じぐらい狭い敷地のなかに静寂の空間を演出する露地庭園も好きなんですね(笑)。
何度も書いていますが、まさに”市中の山居”です。

今回も堪能させて頂きました。
三千家のお茶室すべてに行っているので、是非ここも生きたかったですし、それぞれに特徴があって面白いですね。

そして最後に、今回初めて”ごんぎつね”さまにお目にかかりました。
30代の男性となるとお互い自然に対象は絞られます(笑)。
燕庵を出てからいろいろお話しましたが、アグレッシブに探究されていますね。
またいろいろ教えてくださいね。
本日はこの講座を教えて頂き、誠にありがとうございました。

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萬福寺5 宝蔵院(宇治散策13)

写真は、収蔵庫の外観

萬福寺の塔頭で、一切経の版木が有名です。

アクセスは、総門を出て右折し約100m進んだ右手に表門があります。
通常から拝観可能で、拝観時間は10:00~16:00と書いていますが、実際に開くのは10:30頃です。

表門を入り階段を上り、左手に進みます。
そして奥にある鉄筋コンクリートの収蔵庫に入ります。
ここには鉄眼禅師の発案で仏経典の集大成として、お経を彫った6万枚の版木が保管されています。
これらは重要文化財です。

拝観料は300円と記載していますが箱も何もないので、玄関のテーブルの上に置いておきました。
2階に上がるとそこは薄暗い版木の収蔵庫で、無数の版木が置かれています。
圧倒的な数です。
版木の中には印字面が見えているものもありますが、非常に細かい文字がきれいに吉野桜に彫られています。

収蔵棚の1番奥左手で刷り師の方が気配なく!?作業をされています。
気配がないので、知らないと驚くでしょう。
この方から由緒書きを頂きました。
3階にも同じように版木が保管してあるのと、鉄眼禅師像と韋駄天像もお祀りしてありました。

2014/10/31~11/9の非公開文化財特別公開では本堂も公開されました。
表門の正面の玄関から入ります。
玄関を入ると玄関間の奥に畳の客間があり、左手の本堂に進みます。
本堂の奥には数段の階段の上に本尊の釈迦如来像、右手には初代住職の鉄眼禅師像、左手には2代目住職の宝洲道聡禅師像が、
階段の下右手に地蔵菩薩像、左手に毘沙門天像がお祀りされています。

本堂には宝蔵院縁起や大蔵経請去総牒などが展示されていました。
またここの欄間には、版木がはめ込まれていました。

寺そば(ヴィーガンラーメン)
2022年10月から木金土の11:00~14:00に、玄関を入った客間でオリジナル精進ラーメンを頂けるようになりました。
1日30食までで、1杯600円。
動物性食材を一切使用せず、植物性食材だけ使用しています。
四季でスープが変わり、春は淡いしょうゆ味、夏は塩味、秋は濃口しょうゆ味、冬は味噌豆乳味(カルボナーラ風)です。




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2013 5/12の拝観報告2(孤篷庵)


写真は、玄関

10:30に西行庵を出て孤篷庵に向かいますが、4人なのでタクシーを使います。
しかし途中で出町柳駅に寄り道。
これは寄っておかないと「後で困る」のです(笑)。

そして孤篷庵前に集合しました。
こちらがやや遅れ気味だったので、2級のほうさま、京極堂さま、serimamaさまは既に来られていました。

当然次は孤篷庵ですが、何故?ってなりますよね。
ここは通常は非公開であり、予約拝観もしておられません。
今回拝観できた理由は、
toganjiさまが孤篷庵の方と知り合いで、直にお願いして下さったから
です!

アマデウス会員も増えてくると、いろいろなツテをお持ちの方がいらっしゃいます。
そしてその機会を皆で分かち合えるのです。
やっぱりすごいシステムだ、アマデウス会は(笑)!

奥様が応対してくださいました。
方丈→忘筌。
この辺りは以前の特別公開でも公開されました。
・大徳寺18 特別拝観10 孤篷庵1 忘筌席

そしていよいよ書院です。
直入軒と山雲床です。
僕はかつて1度入ったことがありましたが、残りの6名は初めてでした。
本編にもありますが、最初に書院からの庭園の開けた眺めに驚きますね。
忘筌など方丈側からは庭園が一望できないようになっているので、ギャップが大きいです。
また密庵の写しといわれる山雲床も、見所が多いです。
・大徳寺19 特別拝観11 孤篷庵2 直入軒 山雲床

そもそも拝観の機会がない上に、今回は書院まで見せて頂きました。
toganjiさま、ありがとうございました。

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萬福寺3 特別拝観 法堂、東方丈、松隠堂、三門楼上(宇治散策11)


写真は、松隠堂から見た開山堂

法堂
2013年3/9の福利厚生倶楽部での特別拝観や、2014/7/26の「そうだ 京都、行こう」のツアーで内部に入りました。
床が敷瓦なのは他の法堂と同じですが、内部は正面に須弥壇があるだけです。
天井に蟠龍図はなく、須弥壇上に龍図がありました。

東方丈
次に法堂の右手にある東方丈(とうほうじょう)です。
11月第1週の連休に行われている個展で内部に入りました。
入った右手は臨済宗の方丈様式と同じ手前3間、奥に3間の6間構造です。
元来は襖や壁に池大雅の“五百羅漢図”等が描かれていましたが、現在は京都国立博物館に預けられているそうです。
奥の中央には、住持が寝起きする甘露堂があります。
また入って左手には方丈前庭があります。
白砂の枯山水庭園で、石組みが17個、そして庭園中央やや右に椿とモクレンが植えられています。
またここに続いて最奥側にも庭園があり、石組みが多くその背後の紅葉がきれいです。
方丈裏の庭園は池泉式庭園です。
中央に池があり、周囲にはもみじ、松や孟宗竹などが植えられていました。

西方丈
そして法堂の左手にあるのが西方丈(さいほうじょう)です。
ここは2014/10/22~10/28の手しごと回廊の会場になっていました。
玄関から入って右手に大きな広間がありますが、逆に言うとそれだけです。
法堂側には枯山水の庭園、裏側にも奥半分に松などの植栽のある庭園がありますが、いずれもそれほど凝った造りではありませんでした。

松隠堂
さらに開山堂横にあるのが松隠堂です。
ここは隠元禅師の隠居所だったそうです。
玄関を入り右手に進みます。
ここも東方丈と同じ手前3間、奥に3間の6間構造です。
あまり余計なものはないシンプルなお部屋ですが、奥の2間は書院造で襖絵も見事なものでした。
書院に面した裏庭は立石が配された枯山水庭園です。
正面の前庭は白砂の小さな枯山水ですが、背景に開山堂が見えます。

松隠堂は2014年秋の非公開文化財特別公開でも公開されました。
この際は三門より外にある参道途中の正面から入りました。
玄関を入ると右手に新しい庭園が出来ていました。
三門が借景になっています。
そして松隠堂に繋がります。

三門の楼上が、2014/7/26の「そうだ 京都、行こう」のツアーや、2014年秋の非公開文化財特別公開で公開されました。
楼上の中は見事に何もないです。
現在は大雄王殿にある十八羅漢像が以前にあったそうですが、黄檗宗の三門楼上には基本的には何もありません
縁からの境内の眺めが見事です。




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2013 5/12の拝観報告1(西行庵 予約拝観)


写真は、母屋 浄妙庵の主室内部。

この日は朝から拝観日です。
市バスにて東山安井に到着。
8:50頃、西行庵前に到着です。

ここは4/29の京都グラフィーで来ましたが、あまりの消化不良に早速予約し本日予約拝観となりました。
2名以上での申し込みですので、当然のようにアマデウス会で声をかけました。
しかもこの日は11:00から別の拝観で集まる予定があったので、そのメンバーのなかから有志を募りました。
するとかんじろうさま、toganjiさま、WAN師匠と僕の4名で行くことになりました。

詳細は今後の本編で書きますので、流れと感想を。

まず拝観は、京都グラフィーでみた土間席と二畳台目のお茶席の奥にある母屋の主室での呈茶の後に沿革の説明があります。
ここで西行堂だけがどうして雙林寺の管轄になっているのかの説明がありますが・・・これはね・・・あまりに現実的なお話なので割愛します。
知りたい方は参加者に直に聞いてください。

そして皆如庵です。
皆如庵はどうやら高山右近が、加賀前田家に寄宿していた際に造ったものだそうです。
これが豪姫(前田利家の娘)と宇喜多秀家の孫娘が久我家に嫁ぐ際に、久我家に譲渡された。
この譲渡は実のところキリシタンである高山右近ゆかりのものを大事にしていると、前田家にいかなる累害が及ぶかもしれないので手放したい側面もあったようです。
ですから茶室の由緒は明文化されていなかったそうです。
そしてその久我家が明治維新後に東京に移った後に京都邸宅に残った皆如庵を、この西行庵に譲ったという歴史のようです。
しかし前述のように沿革や由緒が明文化されていないため、高山右近ゆかりのお茶室であるという客観的な証拠がないそうです。
それがあればかなりの価値が証明されるそうです(笑)。

お話も一生懸命してくださり、非常に面白かったです。
次の予定があったので10:30頃には失礼致しましたが、本来は2時間ぐらいかかりそうですね。

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萬福寺2 通常拝観2 法堂 開山堂(宇治散策10)


写真は、法堂と東方丈

大雄宝殿の右手にある斎堂は、いわゆる食堂です。
斎堂は通常非公開ですが、8月末の文化財観賞と朝がゆ体験で内部に入りました。
内部中央には緊那羅王菩薩像がお祀りしてあり、両端の壁には五観の偈(ごかんのげ)が掲げられています。

また斎堂の前には大きな魚の形をした魚板が吊るしてあり、木魚の原型だそうで、これを打って時を報じていたそうです。
斎堂の奥には寺務所が、さらに奥には黄龍閣があります。
事前に予約しておくと、黄龍閣で普茶料理を頂くこともできます。

大雄宝殿のさらに奥、突き当りに法堂があります。
法堂の右手には“東方丈(とうほうじょう)”、左手には“西方丈(せいほうじょう)”が隣接していますが、中には入れません。

西方丈側から戻ってきます。
まず禅堂があります。
禅堂に向かって右手の小道の奥に隠寮がありますが、通常は非公開です。
さらに左には祖師堂、鼓楼と続き、右手に下りの回廊があります。

この左手下に中和園という庭園がありますが、あまり手が入っていません。
回廊の右手の奥に竜宮門があり、この奥に禅堂書院がありますが、こちらも通常は非公開です。
さらに回廊内を進むと合山鐘という鐘が廊下の真中にあります。
さらに回廊が左に折れた先の右手に寿塔(重文)があります。
寿塔は隠元禅師のお墓です。

さらに回廊を進んだ先に開山堂があります。
開山堂には邪気を払うといわれる“桃”がたくさん描かれています。
内陣には范道生作の隠元禅師像がお祀りされていますが、通常中までは見えていません。
2022/12/3の「萬福寺と塔頭 宝蔵院 顕彰特別参拝」で、開山堂内に入り内陣にもお参り出来ました。
隠元禅師像は椅子に座った坐像で、禅師のひげや髪の毛が植えられています。

この開山堂を背にした右手に松隠堂(重文)があります。

開山堂の参道を出ると左手に天王殿、右手に三門があり、元に戻ります。




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2013 5/11の拝観報告(その時、歴史が動いた??!!)


写真は、・・・

ハイハイ、ざわつかない。
まずは人の話を聞く(笑)!

この日は朝から仕事で大阪の中ノ島でした。
そのため前日に京阪電車の切符を買いに金券ショップに行きました。
片道460円が380円で行けるのでお得です。
往復2枚で760円のハズが・・・1960円でチケットが3枚?
しかし”気弱でハト派”の僕は何も言えず帰宅・・・。

翌朝から中ノ島。
14:00頃に中ノ島を出たのですが、朝も早かったため車内でうつらうつら。
”慌てて下車”したら、どうやら”おっちょこちょいの僕”は降りる駅を”間違え”ていたよう。
しかも西に歩くところを、”人の流れに流され間違えて”東へ。
人の流れに乗って、”無意識に”写真の場所へ・・・。

そして”偶然”残り1枚のチケットで、そこに入れる状態のよう!
”偶然に偶然が重なった”ので、”しょうがない”から初めて入ってみました・・・
京都国立博物館
・・・・・・・

ガヤガヤしない!
なんか文句あるか!!
もうええ、
行ったぞ京博!!!

考えたんですよ。
もはや庭園はほとんど行き尽くした。
自分にとって今後の”伸びしろ”がもうほとんどない。
今後さらに自分が発展していくには・・・動産系に手を出すしかない・・・と。
「こりん星の存在を否定した、小倉優子さんの気持ち」
が少し分かったような気がしました(笑)。
ただし僕は飽くまで、
庭園派
ですからね。

さてみなさんお楽しみの感想です!
いきなり全部しっかり観るのは”素人”にはムリと判断し、興味があるものはしっかりそれ以外はさらっと観ることにしました(笑)。

まずは天祥院でデジタル複製を見た「老梅図襖」。
そしてその裏の「群仙図襖」。
50年ぶりに旧に復して良かったのですが、バラバラに海外に流出しているのは実にもったいないですね。

あとコメントでも話題になった「猿猴図」。
あれはそのままキャラクターグッズになりそうですね。
同じような感じだったのが「松梟竹鶏図」の梟。
とぼけた表情がいいですね。

面白かったのは、「秘伝画法書」。
なかなかこのような”舞台裏”を見られることがないので、少し笑えました。

最後に今回僕が1番見入ったものは、
「長恨歌図巻」
でした。
修復されていますが、精緻なタッチが見事。
お話が順に進んで行くので、物語を読んでいるようです。
しかし建物など”神経質”に描いてありますね。

結構早めに観たつもりでしたが、それでも1時間30分かかりました。

図録も買いました。
もちろん初めて(笑)。
今でも”前乗りの興味”とまではいかないですが、勉強してみようとは思っています!
さすがに今までの拝観や京都検定での勉強を通じて”動産系知識の基礎体力”はあったようで、それなりに解説の意味も分かり楽しむことも出来ました。
まあ地味に知識を増やしていこうと思います。

最後にもう1回言っておきます!
僕は庭園派であり、決してB派に屈服はしていませんからね(笑)!!!

さあ、コメントでヤイヤイ言って下さい!

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萬福寺1 通常拝観1 天王殿 大雄宝殿(宇治散策9)

写真は、本堂の大雄宝殿

正式名称は「黄檗山萬福寺(おうばくさんまんぷくじ)」で、日本三禅宗(臨済、曹洞、黄檗)の1つ黄檗宗の総本山です。

京阪の黄檗駅を降り、JRの踏切を渡った右手に“萬福寺”の案内があるので、その道を進むとすぐに萬福寺の総門の左手に到着です。
JRの黄檗駅を降りて左手の押しボタン信号を渡った正面に細い細い道があります。
これを進み、次の交差点を左折して直進すると、総門の右手に到着します。

総門を入り、その奥の大きな三門で拝観料500円を納めます。
中国明朝の伽藍様式なので、非常に中国風で、しかも境内はかなり大きいです。

参道がまっすぐに伸びます。
参道途中の右手に宝物館の文華殿があります。

正面の参道の突き当りに“天王殿”があります。
ここは寺の玄関で、京都七福神の1つに数えられ布袋尊がお祀りされています。
また四天王像、そして布袋尊像の裏には韋駄天像もあります。

この天王殿の中を抜けた奥に本堂の“大雄宝殿(だいおうほうでん)”があります。
中に入ってお参り出来ます。
中には本尊の釈迦如来像や、元来は三門楼上にあった十八羅漢像(中国では十六羅漢に賓頭盧尊者と慶友尊者を加えた十八羅漢もある)があります。

そして天王殿と大雄宝殿間の左右にも対象に伽藍が配されています。
向かって
右手前から、鐘楼、伽藍堂、斎堂、
左手前から、鼓楼、祖師堂、禅堂です。

だるままつり 煎茶席
毎月(2月と8月を除く)8日には境内で、ほていまつりが開催されます。
入山は無料で、境内で手作り市などが開かれます。
この日は有声軒で、煎茶席が設けられます。
場所は天王殿までの参道を右に進みます。
すると右手に文華殿、左手に竜宮門があります。
この竜宮門の奥に有声軒があります。
時間は11:00~15:00、参加費は500円です。

有声軒
玄関を入ってすぐ受付があります。
受付の右手から部屋に入ります。
なお受付の左手奥には売茶翁をお祀りした売茶堂があります。
通常扉は閉まっていますが、5月に全国煎茶道大会の際は開扉しています。

それを囲むように3畳の控えの間と鞘の間があります。
庭園は太湖石、芭蕉、梧桐竹を配した煎茶趣味のものです。
席はあまり堅苦しくなく、懐紙なども持っていなくても用意されています。
1席約30分です。

そしてこの広間のさらに奥に6畳の本席があります。
こちらは2020年9月の予約特別拝観「僧侶のご案内でめぐる 黄檗宗大本山 萬福寺で特別煎茶体験」で見学させて頂きました。
純煎茶風の茶席だそうです。
席を入ったところにある柱は取り外しが可能です。
その右手の窓は氷が割れたような氷裂組です。
そして6畳間の周り二方は回廊式の土間になっています。




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2013 5/6の拝観報告4 最終(泰勝寺)


写真は、南天招福の庭

ケーブルカーで下山して、石清水八幡宮の麓の高良社のあたりで、WAN師匠と合流です。

最近WAN師匠から「どこか行く予定ないですか?」的なメールがきます。
放っておくと密かに予約してどこかに行ってしまうので、見張られています(笑)。
今回も見つかりました(笑)。

石清水八幡宮の駐車場前の道を南下していくと、やがて道なりに左にカーブします。
そのカーブした少し先の右手にこの「泰勝寺」があります。
今回はここを事前に予約しました。

3年前のお正月に石清水八幡宮に参拝した後に、志ばん宗に立ち寄りました。
その際前を通りかかった時に公開されていたのです。
しかし子供連れだったこともありその時はスルーしたのですが、ずっと心に引っかかっておりました。
恐らく場所が全く不明だと思うので、下に地図を付けておきました。

泰勝寺は大正時代に作られた比較的新しいお寺で、松花堂昭乗のお墓をお祀りしています。
拝観の詳細は今後の本編でご紹介しますが、枯山水のお庭がきれいでお茶室や宝物館もあります。
またテーマも松花堂昭乗関係と分かり易いので、なかなかよかったです。

ご住職は非常にマジメそうな方で、一生懸命説明してくださいました。
また会話も僕がそれなりの返球をたまにして、さらにWAN師匠が威力のある返球を頻繁にしていたので、先方も「お主ら若いのになかなかヤルな」と思われていたご様子でした(笑)。

先方もお忙しいようで予約での拝観もなかなか思うようにいかないですが(実は先方から1度日程変更をお願いされています)、正月3が日や11/11の昭乗忌の際には予約不要で公開しておられます。
そして何気に8/24の「そうだ 京都、行こう」の会員ツアーにも組み込まれていて驚きました(笑)。

ここか終わって16:00。
再び家族の待つ我が家へと帰りました。
GWは毎日朝から晩まで出ずっぱり。
楽しかったですが、疲れました(笑)。

追伸
明日から再び通常体制に戻ります。
10:00 本編
22:00 拝観報告及び、特別拝観の案内
の掲載です。。

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2013 5/6の拝観報告3(石清水八幡宮)


写真は、本殿脇

神應寺から八幡市駅方面に戻り、ケーブルカーに乗ります。
特別拝観の流れですが、
本殿右手から回廊内へ→背後を回り込み→左手から外へ→参道を戻り社務所脇の書院でした。

例年GWの夜間拝観で本殿内部や書院が公開されるので、以前からこのGWに拝観しようと思っていたところにこの特別公開でした。

本殿周りの見どころは、あの欄間の透かし彫りですね。
書院の重森三玲庭は、小さすぎて三玲作かどうかも見ただけでは分からないぐらいでした(笑)。
また詳細は近日「石清水八幡宮4 特別公開」として、本編に追加致します。

まあこんな感じかなと思っていた”ちょうどそのぐらい”の印象で、以前から「観ていないなと思っていた不快感」は拭い去れました(笑)。
さすがに石清水八幡宮はもういいかなという感じです(笑)。

しかしケーブルカーで上に登って、今回初めて展望台まで行ったりしていたら、結局山頂に1時間近くいることになりました。

15:00からの某予約拝観へもギリギリでした。

しかし「予約拝観って、コイツ次はどこに行ったんだ?」と思われたでしょうか。
どこでしょう。
22:00に掲載します!

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2013 5/6の拝観報告2(神應寺)


写真は、書院からの景観

三条京阪駅で帰宅する家族と別れ、僕だけ下車して京阪電車に乗り換えます。
そして八幡市駅で下車します。

この日は八幡市周辺の拝観。
本来は5/5などに行くことも出来たのですが、この日最後の予約拝観がこの日を指定されたので3つをまとめて拝観することにしました。

電車が八幡市駅に着くと下車された多くの方が右手のケーブルカーを目指されます。
「なんか人が多くてイヤだな」と思った僕は、先に左手の神應寺に行くことにしました。

ここは紅葉まつりの際なら予約不要で書院まで拝観できるのを知っていたのですが、如何せん優先順位が・・・。
かといってそれ以外の時期に予約してまで来るほどでも・・・。
って感じで、今まで放置されていました(笑)。

場所が少し分かりにくいですが、4/20 円福寺の萬人講の際に下見に来ているので迷いません(笑)。
拝観の詳細は今後の本編に載せるので流れと感想だけ。
どうせ春の特別公開は終わっており次は秋の「紅葉まつり」ですので

流れは本堂→本堂裏に接続する開山堂→山雪の障壁画→書院→奥ノ院という感じ。

普段は予約しないと見られないのが、今回は予約不要でしたのでお手軽でした。
そしてこの書院からの眺望は、秋の紅葉まつりの際に観ることができますが、
個人的には「春に予約して来たら、背割堤の桜がきれいなのかな」と思いました。

7割ぐらいはB派の要素だった感じでした。

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2013 5/6の拝観報告1(蹴上浄水場)


写真は、蹴上浄水場のツツジ

お話は5/6に戻ります。
この日は午後から拝観日で午前中は家族のお出かけでしたが、最初に前説が必要です。

うちの長男(6歳)は幼稚園在園中に、絵で3回入選しました(親バカでスイマセン)。
決して写実的に上手い訳ではなく、どちらかというと”前衛作品”です(笑)。
けれどどこか”描く楽しさ”が伝わってくるような絵”らしい”です(動産系は、我が子の絵であっても理解不能(笑))。

当然幼稚園でも「絵が上手」などとはやされたようで、ある日「大人になったら、絵描きさんになる!」と言ってきました。
用事をしながらでしたので思わず
「それで食べていくのは大変やな」
とまた夢のないことを言ってしまいました。

すると長男が「!!!・・・ママもおんなじこと言わはった・・・」と。
”超現実的思考”夫婦が招いた事故でした(笑)。

そのお絵かき好きな長男があちこちに貼ってあるポスターを見て「ゴッホ展がみたい」と言いだしたので、罪滅ぼしがてら連れて行ってやることになりました。

しかし次男(3歳)連れではムリだということで、
・妻+長男→京都市美術館
・僕+次男→蹴上浄水場
となったのです(笑 僕は飽くまで不動産系!)。

8:15頃地下鉄に乗り、妻と長男は東山駅、僕と次男は蹴上駅で下車しました。
こちらは9:00~9:50頃までゆっくり山登り!?でした。
また詳細は今後の本編に掲載します。
そして妻と長男は入場券を買うのに10分程度ならんだものの、その後はスムーズだったそうです。

恐らくこちらが先に終わるだろうと思ったので、終わり次第京都市美術館へ。
10:20頃に到着したら、ちょうど妻と長男も出てきたところでした。
その後予定外の京都市動物園へ(笑)。

園内でお弁当を買って食べ、13:00頃に妻以下3人は帰宅。
僕は午後からの拝観に1人で向かいました。

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2013 6月の特別拝観


写真は、藤森神社のあじさい苑

この時期は比較的特別拝観が少なく、大抵は例年開催のものです。

分類の解説

頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ

拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ
2:通常拝観では入れない一角が公開される
3:普段は全く拝観謝絶

上記2つを組み合わせて分類します。
よって
A-1は寺宝公開のみで、E-3は普段は非公開で定期的な拝観もないところです。

洛中
D-3 京都迎賓館の参観申し込み 参観 8/27~9/5 申し込み期間 6/3~6/28 
C-2 相国寺 法堂・開山堂庭園 3/24~6/4
D-2 阿弥陀寺 信長忌 6/2 本堂にてお参りと寺宝公開
C-3 山紫水明処の庭(要予約)3月中旬~7月末
B-3 杉本家住宅 6/1 要予約
C-3 角屋もてなしの文化美術館 3/15~7/18

洛東
B-2 吉田神社 大元宮 6/1 
B-3 安楽寺 6/1、6/2、6/8
B-3 建仁寺 両足院 半夏生の庭 6/8~7/10
A-1 平安神宮 神苑 無料公開 6/7(金)
A-1 智積院 青葉まつり 6/15 庭園、収蔵庫が無料公開
C-3 東福寺 天得院 (桔梗)6/22~7/15

洛北
A-1 岩倉実相院 床みどりと寺宝展 5/1~6/30
   岩倉具視幽棲旧宅 6/1~ 参観再開
D-3 西村家別邸 3/15~12/8
B-3 大徳寺 興臨院 3/23~6/2
A-1 三千院 あじさい祭 6/~7/

洛西
E-2 龍安寺 仏殿、西の庭と方丈 5/11~6/17の月、土曜日 京都定期観光バスツアー 要予約
妙心寺
・D-3 三門 6/18午前中 山門懺法
・B-3 東林院 沙羅の花を愛でる会 6/15~6/30 1580円
・C-3 天球院 5/25~6/9 10:00~15:00
E-2 高山寺 遺香庵 5/10~6/16の金、日曜日 京都定期観光バスツアー 要予約 
B-3 天龍寺 宝厳院 3/16~6/30
B-2 善峯寺 寺宝館 文殊堂 6月の土日

洛南
E-3 栗原邸(旧鶴巻邸) 6/1、6/2
藤森神社 紫陽花まつり 6月中
三室戸寺 あじさい園 6/1~7/15
     ライトアップ 6/15~6/30の土日
C-2 楊谷寺 あじさいまつり 6/29、6/30
B-3 徳迎山 正法寺 6/15~6/16

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