安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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【6/12(日)まで】平塚市美術館で開催中の「山内若菜展」ご覧ください!

2022-06-10 22:42:07 | 原発問題/一般
主に首都圏在住者向けの案内ですが、明日6月12日(日)まで、神奈川県・平塚市美術館で画家・山内若菜さんの展覧会「けずる絵・ひっかく絵」が開催されています。

山内若菜さんは、若手芸術家で、それほど親しくないものの、当ブログ管理人の知人でもあります。東電刑事裁判第3回控訴審のため東京に出向く機会があったので、それなら……と1日早く首都圏入りし、6月5日(土)に平塚市美術館まで足を伸ばしてきました。

平塚市美術館ホームページによると、展覧会の主旨について、担当学芸員は以下のように説明しています。

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 「絵を描く」というと、線を引き、絵具を塗るという行為を連想しますが、人類最初の文化遺産として知られている洞窟壁画が、壁に動物や人間の形を線刻していることからも明らかなように、長い美術の歴史において、表現の様式は決して画一的なものではありません。本展では、絵具を削り、あるいは、引っかいた痕跡を画面にのこして仕上げた作家に注目し、所蔵品の中から、井上三綱(1899-1981)、鳥海青児(1902-1972)、内田あぐり(1949-)、岡村桂三郎(1958-)の作品約50点を展示するほか、藤沢市に在住で近年注目されている山内若菜(1977-)の作品をご紹介します。

 井上と鳥海は、戦前から洋画家として活動し、欧米と日本の対比や国際的な美術の潮流の中で日本の作家として特性をいかに打ち出すかという課題を抱えていました。一方、戦後生まれの内田は人間存在の本質に迫ることに、岡村は人間と自然との関係性に、山内は傷ついた動物と自身の心を重ね合わせることに制作の要点があります。各作家の問題意識にもとづいて「けずる、ひっかく」という手法が用いられ、それが作家の表現様式として実を結んでいる点に着目し、作品をご鑑賞くだされば幸いです。
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山内さんの絵で展示されているのは以下の3点。私が6月5日午後に観に行くと伝えると、わざわざ美術館まで来てくださいました。一般のお客さんの便宜にもなるので、画家本人によるギャラリートークも行われ好評でした。

山内さんの目下のテーマは「核・原子力」。3点の作品は福島・広島・長崎をモチーフにしています。


作品名「牧場 放」 福島で、原発事故によって高汚染地域に放たれた家畜をテーマにしています。


作品名「刻の川 揺」 広島をモチーフにした作品。左下に、被爆建物として知られ、最近保存が決まった旧被服敞が描かれています。


作品名「天空 昇」 長崎をモチーフにした作品。浦上天主堂のステンドグラス風の着色をしてあります。


鑑賞客を前にギャラリートークをする山内若菜さん(右)。こうしてみると、作品の大きさがわかります。

当ブログで写真でご覧いただくのもいいですが、公立美術館の天井にまで届くほどの作品は圧巻! 直接、生で見てこそその壮大さは伝わります。なお、この展覧会は6月12日(日)までです。見たい方はお早めに!

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山内若菜さんの絵を見たついでに、当ブログ管理人は未乗区間だった小田急江ノ島線(江ノ島~相模大野)に乗ってきました。

【完乗達成】小田急江ノ島線

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