法務問題集

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刑法 > 牧野英一「法律に於ける正義と公平」

2015-07-02 00:00:00 | 刑法(2023年)
【問題】
・牧野英一「法律に於ける正義と公平」
 そもそも、刑罰は( ア )的に科すべきものであるか(( ア )刑論)あるいは( イ )を目的として科すべきものであるか(目的刑論)が、いわゆる刑法理論の争いである。
 ( ア )刑論すなわち絶対論では、善因に善果あるべきが如く、悪因に悪果あるべきは当然とするのである。
 しかして、刑罰は、国家がこの原理に基づいてその権力を振るうもので、同時にこれによって国家ないし法律の権威が全うされるというのである。
 これに対して、( イ )論すなわち相対論においては、( イ )の必要に基づきて国家は刑罰を行うというのである。
 たとい小さな犯罪といえども、それが( ウ )となれば重く罰する必要があろう。
 たとい重い犯罪といえども、それが偶発的な犯罪であるならば、刑の( エ )ということにしてよかろうというのである。

【解答】
ア. 応報

イ. 社会防衛

ウ. 累犯

エ. 執行猶予

【参考】
牧野英一 - Wikipedia
応報刑論 - Wikipedia
累犯 - Wikipedia
執行猶予 - Wikipedia