法務問題集

法務問題集

民法 > 総則 > 法律行為 > 代理 > 無権代理 > 追認

2012-04-24 00:00:00 | 民法 > 総則 > 法律行為等
【問題】
01. 相手方が無権代理を追認した場合、契約は有効となる。

02. 本人が無権代理を追認した場合、契約の効力は追認時から発生する。

【解答】
01. ×

02. ×: 民法116条(無権代理行為の追認)本文
追認は、別段の意思表示がないときは、契約の時にさかのぼってその効力を生ずる。

【参考】
民法第116条 - Wikibooks

民法 > 総則 > 法律行為 > 代理 > 無権代理 > 相手方の取消権

2012-04-23 00:00:00 | 民法 > 総則 > 法律行為等
【問題】
01. 本人が無権代理を追認しない間は、無権代理人は契約を取り消せる。

02. 本人が無権代理を追認しない間は、善意の相手方は契約を取り消せる。

03. 本人が無権代理を追認しない間は、悪意の相手方は契約を取り消せる。

【解答】
01. ×: 民法115条(無権代理の相手方の取消権)

02. ○: 民法115条(無権代理の相手方の取消権)本文

03. ×: 民法115条(無権代理の相手方の取消権)但書
契約の時において代理権を有しないことを相手方が知っていたときは、この限りでない

【参考】
民法第115条 - Wikibooks

民法 > 総則 > 法律行為 > 代理 > 無権代理 > 相手方の催告権

2012-04-22 00:00:00 | 民法 > 総則 > 法律行為等
【問題】
01. 無権代理人は、無権代理の認否を本人に催告できる。

02. 善意の相手方は、無権代理の認否を本人に催告できる。

03. 悪意の相手方は、無権代理の認否を本人に催告できる。

04. 無権代理の認否の催告に確答しなかった場合、本人は無権代理を追認したものと看做す。

【解答】
01. ×: 民法114条(無権代理の相手方の催告権)

02. ○: 民法114条(無権代理の相手方の催告権)前段

03. ○: 民法114条(無権代理の相手方の催告権)前段

04. ×: 民法114条(無権代理の相手方の催告権)後段
本人がその期間内に確答をしないときは、追認を拒絶したものとみなす

【参考】
民法第114条 - Wikibooks

民法 > 総則 > 法律行為 > 代理 > 無権代理

2012-04-21 00:00:00 | 民法 > 総則 > 法律行為等
【問題】
01. 無権代理人による契約は、本人が追認を拒絶するまでは本人に効力が発生する。

02. 本人が無権代理を追認する場合、原則として、相手方にしなければならない。

03. 本人が相手方に無権代理の認否をしなかった場合、認否の事実について悪意の相手方に対抗できない。

【解答】
01. ×: 民法113条(無権代理)1項
代理権を有しない者が他人の代理人としてした契約は、本人がその追認をしなければ、本人に対してその効力を生じない

02. ○: 民法113条(無権代理)2項本文

03. ×: 民法113条(無権代理)2項但書
相手方がその事実を知ったときは、この限りでない

【参考】
民法第113条 - Wikibooks

民法 > 総則 > 法律行為 > 代理 > 表見代理 > 滅権代理

2012-04-20 00:00:00 | 民法 > 総則 > 法律行為等
【問題】
01. 他人に代理権を授与した者は、その他人が代理権消滅後に代理権の範囲内で善意無過失の第三者とした行為について責任を負う。

02. 他人に代理権を授与した者は、その他人が代理権消滅後に代理権の範囲内で善意有過失の第三者とした行為について責任を負う。

03. 他人に代理権を授与した者は、その他人が代理権消滅後に代理権の範囲内で悪意の第三者とした行為について責任を負う。

【解答】
01. ○: 民法112条(代理権消滅後の表見代理等)1項本文

02. ×: 民法112条(代理権消滅後の表見代理等)1項但書
第三者が過失によってその事実を知らなかったときは、この限りでない

03. ×: 民法112条(代理権消滅後の表見代理等)1項本文
他人に代理権を与えた者は、代理権の消滅後にその代理権の範囲内においてその他人が第三者との間でした行為について、代理権の消滅の事実を知らなかった第三者に対してその責任を負う。

【参考】
民法第112条 - Wikibooks