学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

『邪宗門』を買う

2007-06-25 22:09:43 | Weblog
今日は、書店で『北原白秋詩集』(上・下)を買ってきました。
これは自分の趣味で、というよりも、勉強のためです。

北原白秋の名を聞くと、真っ先に『邪宗門』を想像される方が
多いのではないでしょうか。
現に、私も白秋といえば『邪宗門』を思い浮かべます。

『邪宗門』は白秋のデビュー作。
これまで聞いたことはあっても読んだことがなかったので、いざ熟読!
ところが・・・。正直に申しまして、私はちょっと苦手です(失礼!)
異国趣味が過ぎると言いますか、今読むと、ややわかりにくいような
気がします。
(おそらく時代背景として、明治時代になって、日本で南蛮の研究が
盛んに行われるようになり、白秋はその影響を受けていると思われます。
南蛮に詳しい知識をお持ちの方なら楽しめるのかも)

詩は心にしみてゆくもの、と勝手なイメージを作り上げていた
私にとっては苦手でした!

明日は予定通り東京へ行こうと思うので、車内でもう一度
じっくりと読んで見たいと思います。