学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

岐阜 1

2007-06-13 21:18:04 | Weblog
朝五時に起床する。
まだカーテン越しに入る外光は弱い。
シャワーを浴びたあと、熱いコーヒーを飲む。

玄関を出ると、路面が濡れている。
昨夜、雨が降ったらしい。
往来にはジョギングや犬の散歩をする人が多々見られた。
もう一日は始まっているのだと実感する。

東京駅は、相変わらず大勢の人間でひしめき合っている。
東京という土地が、人を集める理由はなんだろうか。
首都だから?それはなんだか淋しい回答だ。

東海道新幹線で、名古屋まで行く。
名古屋も人で賑わう。
しかし、どこか東京よりは安心感がある。
往来を歩く人も、なんだか華やかな感じがする。
商業の街であることが、根本にあるのかどうかわからない。

多治見で下車したが、まだ待ち合わせの時間まで
大分余裕があったので、土岐川の川べりを歩いてみた。
川は独特の音色がある。清涼感がある。
海にはない、さわやかさを肌に感じる。
橋の上を歩くと、涼しい南風が吹き抜ける。
こういう暑い日には、涼しい風が何よりの救いである。
人間は、自然と共に生きることがやはり肝要であると思う。
疲れたとき、発想に行き詰まりを感じたとき、
クーラーの風が人の心地を良くしてくれるだろうか。
否。私は安らぎがある自然の風を愛する。