2010/10/12up
中学国語指導案ディベート・落第制度は必要だ
中1の年度末に行なうディベート。
12月までに同じ「形式」で2~3回別の「テーマ」でディベートしておく。
形式に慣れているから、スムーズで、熱中する。
過去経験した中で、中1が最も白熱するテーマである。
ディベートには賛否あるが、このテーマは良い。
「小・中学校に落第制度は必要だ」
討論ディベート入門2003年2月12日
1 ディベートとは
① 普通、意見や反論を言い合うのを「討論」といいます。
② 討論では、自分がどちらに賛成するかは自分で決めます。
③ 「ディベート」は、どちらに賛成するかを先生が決めます。
④ 例:「中学校は給食がいいか弁当がいいか」と聞かれたら、
あなたはどちらに賛成ですか。
……ディベートの時間は、「給食派」か「弁当派」か、
チームごとにくじやジャンケンで決めて意見を言い合います。
つまり、たとえ自分と意見の違うチームに入っても無理に賛成意見を考えるのです。
2 今回のルール
① 生活班を1チームとする。(生活班は4班ある)
② 賛成派・反対派どちらかは「くじ引き」で決める。
③ 班全員が意見を言ったら、その班に「1ポイント」与える。
④ 聞いている「審判班」は、判定用紙に記入して、
ディベートが終わったらどちらの班が勝ったかを相談して決める。
1対1になったら、先生も判定して決定する。
⑤ 勝った班は「3ポイント」獲得する。
3 今回のテーマ
「小・中学校に落第制度は必要だ」
4 今回の流れ
① 対戦班をくじ引きで決める。
② 「必要派」か「必要ではない派」かくじ引きで決める。
③ 意見メモ用紙に、意見を書く。
(「審判班」も両方の意見を考えて書く。考える練習のためである)
④ 「必要派」が全員意見を言う。
(発言拒否した人がいた場合はポイントなし)
⑤ 「必要ではない派」が全員意見を言う。
(発言拒否した人がいた場合はポイントなし)
⑥ 反論シンキングタイム。
⑦ 「必要派」-「必要ではない派」が交互に一人ずつ反論する。
誰でもよい。
⑧ 10秒以上間があいたら、発言権は相手に移る。
⑨ 時間(10分程度)が来たら終了。
判定タイム。
⑩ 「審判班」班長が判定発表。
(書いたプリントはすべて集めて努力点評価する)
★資料「できない子は落第?」
中学国語指導案ディベート・落第制度は必要だ
12月までに同じ「形式」で2~3回別の「テーマ」でディベートしておく。
形式に慣れているから、スムーズで、熱中する。
過去経験した中で、中1が最も白熱するテーマである。
ディベートには賛否あるが、このテーマは良い。
討論ディベート入門2003年2月12日
1 ディベートとは
① 普通、意見や反論を言い合うのを「討論」といいます。
② 討論では、自分がどちらに賛成するかは自分で決めます。
③ 「ディベート」は、どちらに賛成するかを先生が決めます。
④ 例:「中学校は給食がいいか弁当がいいか」と聞かれたら、
あなたはどちらに賛成ですか。
……ディベートの時間は、「給食派」か「弁当派」か、
チームごとにくじやジャンケンで決めて意見を言い合います。
つまり、たとえ自分と意見の違うチームに入っても無理に賛成意見を考えるのです。
2 今回のルール
① 生活班を1チームとする。(生活班は4班ある)
② 賛成派・反対派どちらかは「くじ引き」で決める。
③ 班全員が意見を言ったら、その班に「1ポイント」与える。
④ 聞いている「審判班」は、判定用紙に記入して、
ディベートが終わったらどちらの班が勝ったかを相談して決める。
1対1になったら、先生も判定して決定する。
⑤ 勝った班は「3ポイント」獲得する。
3 今回のテーマ
「小・中学校に落第制度は必要だ」
4 今回の流れ
(●ここから●プリントには書いていない) 冒頭いきなり、 「もうすぐ、2年生ですね。でも、1年生の勉強は全部できるようになりましたか。 できないまま2年生になるとますます困ります。 そこで、今年から進級テストをして、合格しなかった人は もう一度1年生をやってもらうことにしました。 校長先生には頼んであります」 と言う。 まだ中学1年生だから本気にするのがいてかなりあせる。かわいい。 次いで、資料「学級通信・できない子は落第?」を読み聞かせる。 (●ここまで●プリントには書いていない) |
① 対戦班をくじ引きで決める。
② 「必要派」か「必要ではない派」かくじ引きで決める。
③ 意見メモ用紙に、意見を書く。
(「審判班」も両方の意見を考えて書く。考える練習のためである)
④ 「必要派」が全員意見を言う。
(発言拒否した人がいた場合はポイントなし)
⑤ 「必要ではない派」が全員意見を言う。
(発言拒否した人がいた場合はポイントなし)
⑥ 反論シンキングタイム。
⑦ 「必要派」-「必要ではない派」が交互に一人ずつ反論する。
誰でもよい。
⑧ 10秒以上間があいたら、発言権は相手に移る。
⑨ 時間(10分程度)が来たら終了。
判定タイム。
⑩ 「審判班」班長が判定発表。
(書いたプリントはすべて集めて努力点評価する)
★資料「できない子は落第?」
学級通信「うんババ」 2003年2月5日(水)●●中・1-1・**・第144号 <引用文> 『成績が悪い子どものうち、「何とかなる子」は続けて努力することができる子です。 (問題のわかっている)10問の漢字テストを、いつも満点か、それに近い点を取ります。 「何とかならない子」は、(問題がわかっていても)悪い点を取る場合が多いのです。 「やればできる」のだが「続けることができない」わけです。』 ―――向山式「勉強のコツ」がわかる本・向山洋一著――― <本文> できない子は落第? 学年閉鎖の4日(火曜日)にこれを書いています。 前号の「反抗挑戦性障害」の子どもの話は、連休に行った勉強会で教わりました。 その中で、 「できない子は、落第させる」という考え方もある、と聞きました。どう思いますか? ぼくは割りと賛成です。それを小学校からやったらいい、と。 たとえば、「5年生の漢字100個のうち、80個以上」できるようにならなければ、 もう一度5年生を最初からやるのです。 いい考えでしょう? 今の中学1年生が、小学5年生の漢字100個のうち、何個書けるでしょうか。 落第ありにした方が、きっとみんな勉強するようになり、できるようになります。 いつまでたっても小学生のままなのですから。 今のように、ただ毎日学校に来るだけで、あまり勉強しなくても2年生になれるのを、 <履修制度・りしゅうせいど>と言い、 できるようにならなければ進めないのを <習得制度・しゅうとくせいど>と言います。 大人なら誰でも知っていますが、車の運転免許は「習得制度」です。 6か月たって、運転できる力がつかなければ、いくらお金を払っていても、 何回通っていても、時間切れで、また、ゼロからやり直さなければなりません。 そろばんも同じですね。2級の試験に合格しなければ、2級にはなれません。 お習字は? たぶん履修制度です。 ぼくは、小・中学校を「落第あり」にするのに、割と賛成です。 それから、もちろんですが先生にも落第制度を作るのにも、割と賛成です。 伊藤は中学1年生に、中1の漢字を80%以上書けるようにさせられなかったから 給料を下げる、と言われても反対しませんね。 ただし、1年生が入学した時に、小学校4年生くらいの漢字しか書けないのなら、 お断りです。 1年生が、どこまでできれば2年生になっていいのか、考えながら授業したいですね。 |
■ディベート判定用紙 月 日( ) 審判1年( )組( )班・氏名( ) ■今日のテーマ 『小・中学校に落第制度は必要だ。』 賛成派( )班 反対派( )班 ■判定表<各項目3点満点> ■意見発表タイム(合わせて約5分) 賛成派( )班 反対派( )班 全員が自分の意見を言ったか /3 /3 なめらかにチームワーク良く発表したか /3 /3 みんなの声の大きさは /3 /3 内容のわかりやすさは /3 /3 説得力があったか /3 /3 ■シンキングタイム(約3分) 中間判定 賛成派( )班 反対派( )班 班全員が協力して相談していたか /3 /3 ■反論タイム(合わせて約10分) 賛成派( )班 反対派( )班 反論の回数は ( )回 ( )回 わかりやすい反論だったか /3 /3 無理に意味のないことを言わなかったか /3 /3 間をあけずに反論できたか /3 /3 いろんな人が反論できたか(一人だけでなく) /3 /3 ■判定:勝利は( 派)の( 班) 主な判定理由は( )つあります。 一つ目に、 |
■発言メモ用紙 月 日( ) 審判1年( )組( )班・氏名( ) ■今日のテーマ 『小・中学校に落第制度は必要だ。』 賛成派( )班 反対派( )班 自分は( )派! ■意見発表タイム(合わせて約5分) 落第制度は(必要です・必要ありません) 理由は( )つあります。 一つ目に、 ■反論タイム(合わせて約10分) ( )くん・さんの言ったこと( ) 反論 ( )くん・さんの言ったこと( ) 反論 ・これ以外の書き方でも、自由に書いてよい。足りなければ裏に書く。 ■判定を待つ間のディベートの感想や反省 (満足できた・不満が残った) 理由 |