円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

この可愛さ 伝わらないな

2015-10-19 21:18:38 | 2015年度雑記
カテゴリー別目次 
授業数が少ないので飛ばしまくったら時間が余った。
学習済みのワークシートを用意して復習、その他を勉強させる。

しばらくして教室がシャーペンの音だけになった瞬間に言う。
「いい集中力だ。このままっ」
そのあとも、いい瞬間をとらえて、いいねぇ、えらいよ、と言い続ける。

「せんせー」
と誰かがときどき呼ぶ。
「はいはい」
と言って聞きに行く。
教えた簡単なことだから、こんなこと訊くか、と思うが丁寧に答える。
(これは? こうだよ。これは? こうだよ。あ、そうか・・・)
呼んで、直接答えて欲しいんだな。

「これ、わかりますか」
とその他の勉強も可だから質問される。
数学のときは、教室じゅうが僕の説明に耳をそばだてている「感じ」がする。
(数学も できんの?)
こんな、小さな、へぇー、の瞬間が積み重なって信頼を生むと思う。

「せんせー」
と呼ばれて、これかぁシャーペン貸してもらえますか、と僕が言って、
これはわかんないと答えると、生徒は即、
「じゃ、いいです」
と言う。
中2の女子が、おじさんにシャーペンを貸すのがビミョーなのだ。
呼ぶのもビミョー。
そばに来られるのもビミョー。
ましてや、シャーペンを触られるのもビミョー。
でも、呼んでくれるのは、ありがたいな、と思う。

普段の授業ではできないことを、ちょっと生徒は試す。
この、可愛さ、伝わらないな。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2015クラス主張発表感想 中1... | トップ | サイト紹介・4万人の先生がク... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マイケルたん)
2015-10-20 21:03:19
こんばんわ。

お久です。
記事はいつも読ませてもらってますよ!

感想の書かせ方ですが、
範読して、観想書かせるのでも、
去年までと今年では違うんですね。

「できるだけ長く書きなさい。長いのは素晴らしいこと。」

などと刺激してやって書かせるといいですね。
あと、TOSS長谷川先生の「描写の文・説明の文」の追試をしたのですが、これはすごいですね。

未実施でしたら、おすすめです。
いろんな可能性を秘めた実践だと思います。
返信する
傭兵 (マイケルたん今晩は)
2015-10-22 23:19:27
マイケルたん。お久しぶりです。

長谷川さんの
「説明でなく描写で作文」
検索しました。
おもしろくて優れています。
なかなか長谷川さんのようにはできません。

11月は<週一作文>の月の予定です。
去年のように、全員作文大嫌い、が、
次はいつ作文ですか、になるといいのですが。
描写作文、追試まで届くかどうか?

どうも、去年と同じ学年で同じ教科書なので、
最近何を書いたらいいかわからなくなっているのです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2015年度雑記」カテゴリの最新記事