2014-04-09up
中学国語指導案・音読指導の技術26
[どんな教材でも始めは、ありの巣]
1 題名横に「ありの巣」10個
一度、文、詩を読むたびに塗らせる
[教師の読み聞かせなど]
2 読み聞かせ
文学教材では必ず教師が全文読む
説明文は場合・学年に応じて
3 一人で
「自分で一度読みなさい」
2 追い読み
「先生のあとに続いて読みなさい」
「先生と同じ大きさと速さで」
[丸付けコンビの音読]
3 丸よみ(句点読み)
「丸で交代して読みなさい」
4一行交代
「一行交代で読みなさい」
5 段落で交代
「段落で交代して読みなさい」
6 1分交代
「1分交代読み。一人目、始め」
「そこまで。交代。二人目はい」
「そこまで。交代。はい」
「そこまで。ラスト。始め」
★「一人が、なかなかうまいね、
もう一人が、君は天才だね。
相手に言ってあげなさい」
7 声をそろえて
「二人でぴったり声をそろえて読みなさい」
8 競争読み
「競争します。※ページだけ。読み終わったら相手に、終わったよ、と言いなさい。
ヨーイ。始め」
[全員の音読]
9 何回読んで座る
「三回読んで座りなさい」
「全員起立。始め」全員起立、は慣れたら省略
10 全部
「全部読んで座りなさい。始め」
11 方向を変える音読
「全員起立。プリント持って。
合図をしたら、
廊下向いて一回、
後ろ向いて一回、
窓向いて一回、
黒板向いて一回。
全部で何回?四回。終わったら座る。
行くよ。ヨーイ、始め」
12 斉読
「全員で声をそろえて読んで聞かせてもらいます。どこどこから。さんはい」
13 音読の姿勢・三つのポイント
①「教科書を両手で持ちなさい」
②「首筋立てて」
③「両足の裏を床に着ける」
(このあと、追い読みなどを行なう)
(着座の読みテストなどもこの姿勢)
14 「隣りクラスに聞こえる声で読むよ」
(ドアを少し開けてみせる)
15 「黒板を突き抜けて隣りに聞かせるよ」
16 「グランドに人がいます。聞かせてあげます。
全員起立。窓向いて。ついて読みなさい。
祇園精舎の鐘の声、~、諸行…」
[音読個別評定][暗誦テスト]
17 必ず褒める
(どんなことでもよい。教師の評価基準、褒め言葉を年々増やす)
(ただし、フシの付けすぎ、語尾が重すぎ。
これは、その場で見本を見せて直させる。
そして、褒める)
18 生徒に考える間を与えず瞬間評定
(教師もAかBか、度々迷う。
が、迷いを見せずに瞬間に断言する。
間違ってもよい。経験で正確になる)
19 コンビで模擬テスト
「テストの前に、コンビで模擬テスト。
最初の生徒役決めて。起立。始め」
20 音読(暗誦)テストの評価
①詩は一行1点、散文は一文1点など。
②範囲を指定して、何点満点か予告する。
③範囲を読み(暗誦し)続ける。
④教師はミスした部分は数えない。
⑤終わってすぐ「何点!」と言う
21 声を大きくさせる「誰々に向かって」
「全員起立」
「教室で一番遠くにいる人を決めます」
「名前読んで。手振って」
「その人に聞こえるように5行読みます」
「さんはい」
(一度目は、とても声が小さいときがある。
やめ。顔を上げなさい。相手の耳に届くように。もう一度最初から。さんはい)
[古文の音読]
注)教師が古文を7つとか、9つとかに分け、
生徒に丸番号を書かせるとよい。
22 現代語訳・古文・交代読み①
「先生が下の段の現代語訳を読みます。
みんなは上の段の古文を読みます。
場所を間違えちゃダメだよ。
今ではもう昔のことだが
~今は昔~
うまいっ。竹取の翁と・・・」
23 22番の逆・古文・現代語訳・交代読み②
「今度は、先生が上の段、古文。
みんなが下の段、現代語訳」
24 22番を丸つけコンビで行なわせる
25 23番を丸つけコンビで行なわせる
26 古文暗唱テスト※点満点
「⑦番まで暗記テスト。
途中を忘れても最後まで言っていい。
できた所だけ点数に入れてあげます」
★音読テストも、暗誦テストも、授業内に充分しつこく練習をさせる。
★変化のある繰り返しで十回も十五回も。
[いじわる教師は、家で練習してきなさい、と言う。
してくるのは元々できる生徒だけ。
かくして、できない生徒は、ますます嫌いに不得意になる。
嫌にならない「変化のある繰り返し」で、ふつうなら嫌になるほど練習させてしまう。
できるようにさせるのが、国語教師の腕]
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中学国語指導案・音読指導の技術26
[どんな教材でも始めは、ありの巣]
1 題名横に「ありの巣」10個
一度、文、詩を読むたびに塗らせる
[教師の読み聞かせなど]
2 読み聞かせ
文学教材では必ず教師が全文読む
説明文は場合・学年に応じて
3 一人で
「自分で一度読みなさい」
2 追い読み
「先生のあとに続いて読みなさい」
「先生と同じ大きさと速さで」
[丸付けコンビの音読]
3 丸よみ(句点読み)
「丸で交代して読みなさい」
4一行交代
「一行交代で読みなさい」
5 段落で交代
「段落で交代して読みなさい」
6 1分交代
「1分交代読み。一人目、始め」
「そこまで。交代。二人目はい」
「そこまで。交代。はい」
「そこまで。ラスト。始め」
★「一人が、なかなかうまいね、
もう一人が、君は天才だね。
相手に言ってあげなさい」
7 声をそろえて
「二人でぴったり声をそろえて読みなさい」
8 競争読み
「競争します。※ページだけ。読み終わったら相手に、終わったよ、と言いなさい。
ヨーイ。始め」
[全員の音読]
9 何回読んで座る
「三回読んで座りなさい」
「全員起立。始め」全員起立、は慣れたら省略
10 全部
「全部読んで座りなさい。始め」
11 方向を変える音読
「全員起立。プリント持って。
合図をしたら、
廊下向いて一回、
後ろ向いて一回、
窓向いて一回、
黒板向いて一回。
全部で何回?四回。終わったら座る。
行くよ。ヨーイ、始め」
12 斉読
「全員で声をそろえて読んで聞かせてもらいます。どこどこから。さんはい」
13 音読の姿勢・三つのポイント
①「教科書を両手で持ちなさい」
②「首筋立てて」
③「両足の裏を床に着ける」
(このあと、追い読みなどを行なう)
(着座の読みテストなどもこの姿勢)
14 「隣りクラスに聞こえる声で読むよ」
(ドアを少し開けてみせる)
15 「黒板を突き抜けて隣りに聞かせるよ」
16 「グランドに人がいます。聞かせてあげます。
全員起立。窓向いて。ついて読みなさい。
祇園精舎の鐘の声、~、諸行…」
[音読個別評定][暗誦テスト]
17 必ず褒める
(どんなことでもよい。教師の評価基準、褒め言葉を年々増やす)
(ただし、フシの付けすぎ、語尾が重すぎ。
これは、その場で見本を見せて直させる。
そして、褒める)
18 生徒に考える間を与えず瞬間評定
(教師もAかBか、度々迷う。
が、迷いを見せずに瞬間に断言する。
間違ってもよい。経験で正確になる)
19 コンビで模擬テスト
「テストの前に、コンビで模擬テスト。
最初の生徒役決めて。起立。始め」
20 音読(暗誦)テストの評価
①詩は一行1点、散文は一文1点など。
②範囲を指定して、何点満点か予告する。
③範囲を読み(暗誦し)続ける。
④教師はミスした部分は数えない。
⑤終わってすぐ「何点!」と言う
21 声を大きくさせる「誰々に向かって」
「全員起立」
「教室で一番遠くにいる人を決めます」
「名前読んで。手振って」
「その人に聞こえるように5行読みます」
「さんはい」
(一度目は、とても声が小さいときがある。
やめ。顔を上げなさい。相手の耳に届くように。もう一度最初から。さんはい)
[古文の音読]
注)教師が古文を7つとか、9つとかに分け、
生徒に丸番号を書かせるとよい。
22 現代語訳・古文・交代読み①
「先生が下の段の現代語訳を読みます。
みんなは上の段の古文を読みます。
場所を間違えちゃダメだよ。
今ではもう昔のことだが
~今は昔~
うまいっ。竹取の翁と・・・」
23 22番の逆・古文・現代語訳・交代読み②
「今度は、先生が上の段、古文。
みんなが下の段、現代語訳」
24 22番を丸つけコンビで行なわせる
25 23番を丸つけコンビで行なわせる
26 古文暗唱テスト※点満点
「⑦番まで暗記テスト。
途中を忘れても最後まで言っていい。
できた所だけ点数に入れてあげます」
★音読テストも、暗誦テストも、授業内に充分しつこく練習をさせる。
★変化のある繰り返しで十回も十五回も。
[いじわる教師は、家で練習してきなさい、と言う。
してくるのは元々できる生徒だけ。
かくして、できない生徒は、ますます嫌いに不得意になる。
嫌にならない「変化のある繰り返し」で、ふつうなら嫌になるほど練習させてしまう。
できるようにさせるのが、国語教師の腕]
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