円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

報酬のない所に 労働はない

2016-11-09 19:53:20 | 2016年度雑記
カテゴリー別目次 
2016-11-09up

「報酬のない所に、労働はない」

高校の英語の教諭が何度もひとりごとのように言ってたので覚えた。
38年前だ。
本物の言葉は忘れない。

ものすごく、怖い男性教諭だった。
答えるときは、一人ずつ起立させられた。
詳細は忘れたが、
「このときの、単語は、AかBか、傭兵」
と立った僕の隣で訊いた。
僕は全く覚えていない。
彼は、
「この、頭は、どうなってんだ」
みたいなことを言いながらボールペンのフタの先で僕のこめかみをグリグリした。
痛くて、惨めで、悔しかった。
38年前だが、その瞬間、左のこめかみのグリグリされた感覚も覚えている。

そういう質問を繰り返して、教室には物音一つしなかった。
それが当たり前だった。

彼の授業が、上手かったか下手だったか。
優れていたか、平凡だったか。
それは記憶にないが、毅然としていた。
今の自分と比して、思い出すと、敬意を払うしかない。
大人だった。

ただ、進学校でなく、荒れた学校で、同じやり方が通じたのだろうか、とは思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 猛獣の青カルタ 高校1・2年 | トップ | 掌握した、反省しない、最低... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2016年度雑記」カテゴリの最新記事