円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

自殺の練習もともと嘘泣いて語った校長に生徒が不信感

2012-06-07 21:20:24 | 2012年度雑記
20120710up
(異教徒)
なぜ校長が「ウソでないことを、ウソだった」と窃盗をした中学生のようにウソの上塗りをするのか。
〉 「トイレで暴行を加えたり、殴ったり、転がしたり、家の中をバーンって潰したり」
なんてことは、年配の公立中学校の教員なら誰でも見聞きしている。
僕も新採用一年目の学校で毎日とは言わないが、毎週のようにトイレの暴行はあった。
だが、無知・無力・新採用の僕は見つけられなかった。
あとで知るだけだった。
当然、暴行を止めること、防止することもできなかった。
ただ、二年目、三年目には、助けを求める生徒が連絡してくれるようになった。
三十年前の話だ。
三十年間、日本の「いじめの方法」と「いじめを防止できないシステム」と「いじめを隠す体質」は、
何ひとつ変わっていないのかと思わせる事件だ。
大津市の事件は、「学校」だけでなく、「日本人」の体質を代表的に表す事例だけに、
これだけ大きく取り上げられているのだろう。
「隠す」「先延ばしにする」「誰も責任を取らない」という体質を。

そして、いつもいっときだけ。
話題にされるのはいつも、いっときだけ。
だから、隠したい学校といじめっ子は、味をしめる。
(時間を稼げば、大丈夫っ)

だから、三十年の長きに渡り、体質は変わらない。
今度も、いっときだけだろうとは思う。
そうでなければ、三十年間日本のいじめの体質が変わらないはずはないからだ。

また、事件を大津市のこの中学校だけのことだけだと、思っている人はまさかいないだろう。
いじめ・嫌がらせは、大人の世界でも日常茶飯事だと、日本人なら誰でも知っている。
そして、大人でもいじめのために死んでしまうことがある。
子供ならなおさらだ。
「うちの学校のいじめは、ばれないだろうな。ちょっと手を打っておこう」
昨日、今日、そんな学校が国内に一校、十校、百校、千校、ないと言えるだろうか。
だから、僕はしつこくこの報道を引用する。
たとえ鼻糞ほどでも隠す学校を追い詰める力になるなら。
下らない保身目的の大人・教員が、生徒を自殺に追いやるのを、止める力になるなら。
「他者の報道の力を借りるしか」僕には何の権力もないからだ。



(以下全文引用ここから)***************************
2012/7/ 9 18:06J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2012/07/09138718.html?p=all
「自殺の練習があった」などと騒ぎになっている滋賀県大津市の市立中学校の在校生たちが
学校や市の教育委員会の対応に不信感を募らせ、テレビ番組のインタビューで次々と、
中学校で何が起こったのか証言し始めている。
フジテレビ系ニュース番組「Mr.サンデー」(2012年7月8日放送)では、生徒が胸のうちを吐露した。

■事件について何も言わないように学校から指示
番組では自殺した生徒の同級生男子が証言した。
学校から今回の事件について何も言わないように学校から指示されていることを明かした。
ただ、隠しているのはいけないと思った、と語り、いじめについてこう証言した。
「トイレで暴行を加えたり、殴ったり、転がしたり、家の中をバーンって潰したり」
男子生徒は11年10月に自宅マンションから飛び降り自殺した。
当初、市の教育委員会や中学校はいじめがなかったと主張したが、
11年11月に全校生徒に実施したアンケート結果からいじめがあったと認めたものの、
今でも自殺との関連性はわからないと主張している。
そして「自殺の練習」があったと16人の生徒がアンケートに記載していたことは発表せず、
騒ぎになった後で、
「自殺の練習」の記載はあったが、書いた生徒に確認はしておらず、あったかどうかはわからない、
と発表している。
同級生はこうも語った。
「何も説明されていないです。学校から。やっぱ、不信感ありますね」
アンケートについても、
「無記名でもよかったんですけど、それだけやったし、
そんな奥まで書いたやつは(先生から)聞かれたらしいけど、
そんな詳しいところまで聞かれていない感じです」

とし、学校側の事実解明の取り組みに疑問を呈した。

■「泣きながら話すのは頼りないと思います」
テレビ朝日系「モーニングバード」(2012年7月9日)でも、この中学の生徒の証言が放送された。
「(自殺した生徒の)家族がいじめられていることを言ったらしい。でも、先生が軽く流して終わった」
「担任の先生もその場にいたけど、見て見ぬふりをしていたということになっていて、
この先生は大丈夫なのかと思う」

そして、7月6日に校内放送で、校長が泣きながら全校生徒に語りかけたことも明かした。
内容は、報道されている事には嘘が含まれていて、
「自殺の練習」は隠していたのではなく、もともと嘘だと言った
というのだ。これについて生徒は、
「何が本当で嘘なのかわからない。ちゃんと本当のことだけ教えて欲しい」
「泣きながら話すのは頼りないと思います。正直はっきりさせて、
みんなが安心して過ごせる学校になってほしい」

などと訴えていた。
どうしてこのように学校は、事件の解明に消極的で、曖昧な発言を繰り返し、
生徒たちの不安と不信を掻き立てることになってしまうのだろうか。
(引用ここまで)***************************

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