2011/3/4upわかる目次 |
中学国語指導案・少年の日の思い出研究7・プロローグは削除してよい |
(1)<「少年の日の想い出」SIR JAPAN「不知夜日記」楽天ブログ(Blog)>
http://plaza.rakuten.co.jp/sirjapan/diary/200905300000/
・・・この短編は私が高2か高3の時の現代国語の教科書に全文が載っていました。
・・・現代国語の先生が言われたことは、
『これは文章だけを味わって欲しいので細かくはやりません』
■つまり、授業方法がわかりません、と高校教員は言ったわけだ。
私にはこの教材で授業はできません、と高校教諭は言ったわけだ。
(2)<「へルマン・ヘッセ昆虫展~少年の日の思い出」~1
こころワクワク!蝶・花・自然に感動!ウェブリブログ>
http://wakuwaku-kandou.at.webry.info/200912/article_9.html
・・・「国語.1」の「少年の日の思い出」(高橋健二訳:光村図書)で、
こちらは、1947年に中学国語の教科書に採用されて以来継続している。
■なぜ継続しているのだ。わからない。
別記では
「不明」
とか
「ヘッセがノーベル賞を受賞したから」
と記述がある。
いずれにせよ教材としての継続理由としては薄弱だ。
(3)<「少年の日の思い出」を読む2 国語教育デジタルポートフォリオ>
http://portfolio.cocolog-nifty.com/hal/2005/02/post_1.html
「・・・作品の真の語り手は「わたし」であり、
告白そのものが「わたし」によって改竄されている可能性もないとは言えない。」
■改竄(かいざん)されていようがいまいが、フィクションなのだから何の問題もない。
僕は、この記事を作るうちに『少年の日の思い出』の
プロローグ(わたしと客が書斎で語り合う場面)は教材として「削除」してよい
と考えるようになった。
あの場面でどれだけ解説が必要なことか。
「国語能力育成」のためには、プロローグは削除すべし。
上記のコメントは授業する人の発言ではないだろう。
(4)<ドイツ文学と虫屋、知られざるつながり~岡田朝雄さん編(1)
大人になった虫捕り少年初めてのこだわり新おとな総研YOMIURI ONLINE(読売新聞)>
http://otona.yomiuri.co.jp/mystyle/mushi/20091102_01.htm
「・・・戦後間もない国定教科書の時代から現在まで、
60年以上にわたって中学校の国語の教科書に採用」
「・・・高橋氏・・・楓蚕蛾と訳した
・・・誤りであると岡田さんが指摘し、クジャクヤママユに修正された」
■楓蚕蛾でもクジャクヤママユでも、生徒の読解力育成には何の影響もない。
授業者にとってはたいした「修正」とは思えない。
「高橋氏が・・・1931年、スイスで2日間にわたってヘッセを訪問し、
帰り際に「列車の中で読みなさい」と新聞の切り抜きを渡された・・・」
■わかりました。だから?
カテゴリー別目次 ・ 記事一覧
国語授業中学少年の日の思い出
研究1・論題17題
研究2・教科書全表記比較
研究3・論題17題の検討
研究4・教科書掲載理由検討
研究5・高橋健二の戦争礼賛
研究6・中学生の頭を悪くするサイト
研究7・プロローグは削除してよい
研究8・小説と物語の違い
研究9・ヘッセノーベル賞の為か
研究10・作者論と作品論