円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

子どもの可愛らしさということ

2021-08-27 22:44:59 | 2021年度雑記
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2021-08-27
今朝、出勤の途中で信号待ちをした。
すぐ目の前に、小学校5年生くらいの小柄な男の子が自転車を支えて立っていた。
突然交差点を左から右へ、大きく真っ赤な消防車とはしご車が次々と横切って行った。
サイレンの音がけたたましい。
男の子は僕を見上げた。
前からの知り合いのように男の子は言った。
「火事ですか」
「わかんない」
「きっと高いところですね」
「そうだね。はしご車だったからね」
大人を信じている透明でまっすぐな目線で男の子は僕を見た。
「大火事かな」
「わかんない。でも、煙とか火とか見えないから小さい火事かもね」
信号待ちの高校生や大人が日差しをさけて歩道のはしに立っている。
しゃべっているのは僕たち二人だけだ。
「見に行こうかな」
「だめだよ行っちゃ。あぶないから」
信号が変わる。
男の子は何もなかったようにするすると横断歩道を渡っていった。
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