ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2023-24 非暴力「歌う革命」でソ連からの独立

2023年02月02日 | 日記
ロシアによるウクライナの侵攻でNATOが戦車を供給とかロシアの大規模攻撃とか
軍事力の拡大が連日報道されている今日。
ソ連からの独立を非暴力で勝ち取ったのがバルト3国だ。
1991年リトアニア、エストニア、ラトビアは武力ではなく非暴力の「歌う革命」で独立を勝ち取ったのだった。

その時の教本がジーン・シャープの「市民力による防衛」というテキストだった。
非暴力という武器。ソ連が侵攻し、13人の市民が犠牲になったという「血の日曜日」
その様子を歌った曲が「平和の子守唄」だ。
実はその歌は1昨年に我が合唱団が取り組んでいた曲であった。

暗い闇のむこうから
あの日 みしらぬ奴がやってきた
美しい祖国 悲しみに震え 
寒い 冬の時代乗り越えて 今 歌おう
風が吹いている 私の心の中に 
甘い風 まどろみに眠り抱かれて眠れ

私は愛する 私の愛する国の全てを 
風よ 風よ いしがきよ 静かに眠れ
風が吹いてる 私の心の中に
甘いまどろみに抱かれて 祖国よおやすみなさい おやすみ

ロシアがウクライナに侵攻して約1年。
この歌と出会ったのが2年前だった。今改めて見直してこの歌の重みを感じている。
エストニアでは今でも5年に1度、30万人「市民の大合唱」が行われている。

非暴力という武器のテキストを書いたジーン・シャープ。
その後1988年、以降ビルマの民主化運動が弾圧され
現ミャンマーの民主化運動でアウンサンスーチーが20年以上自宅軟禁され
2010年解放され政権をとるまでの民主化運動に影響を与えたのが
彼の「独裁体制から民主主義」である。
その後この本はアラブの春、香港の雨傘運動など非暴力運動で独裁体制を変えようと
多くの国に影響をあたえているのであった。

残念ながら2年前のクーデターにより、再び軍事政権になったミャンマーであるのだが。・・


コメント
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