みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

セーフティーネット・クライシス

2008年05月11日 | Weblog
 NHKスペシャル「セーフティーネット・クライシス」を見ました。
大阪府での健康保険と治療の問題や
北海道での生活保護と進学の問題などが取り上げられていました。
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 日本には
「値段は安ければいい、税金も安ければいい」
「自分さえ良ければいい」
という人は少なくないですからねぇ…。
人材として有能であっても人間としては?。

 中国と比べて日本の人件費は高いです。
かといって日本人は韓国人や中国人よりも有能である、と言いきれ
るわけはありません(同じ水準の教育を受けたのなら…)
そこで企業が社会保険料の負担を抑えるという手が出てきます。
それが「値段の安さ」の維持にもつながっていました。
ただ国民年金保険料や国民健康保険税(料)や住民税は十分に負担能
力に応じた設定になっていないので、それらを支払ってしまうと生
活が出来なくて生活保護を申請するという事態が起こりえます。
かといって滞納すると番組内の大阪府の人のように…。

 北関東ではどこへ行くにもクルマの人が多く、田舎でもクルマが
ひっきりなしに通っていて、のんびりとはなかなかなりません。
クルマでドライブ・ショッピングというのはそれなりにお金がない
と出来ません。飛行機や新幹線で旅行に行くのはもっとお金に余裕
がないと出来ません。
そうゆう財布(や口座)にお金があるときに税金を支払うような仕組
みにすべきだと思います(入って来ればある・出て行く前ならある)。
世界各国の消費税(付加価値税)の税率から、
25%なら高福祉、15%なら中福祉、5%だと低福祉という傾向が見
てとれるように感じます。
番組内で日本の社会保障費のGDP比は、スウェーデンよりはもちろん
フランスやドイツやイギリスよりも低いと述べられていました。

 他の人の命がおびやかされていいのなら低負担・低福祉という選
択もあります。それはお金のない人や希望のない人から自分の命が
おびやかされてもいいという選択でもあるのですが…。


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●13日24時55分(14日0時55分)から再放送があります。
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