みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

示すか示さないか

2013年08月08日 | Weblog
精神障害者保健福祉手帳の性別欄を無くす検討が行われているそう
です。
[読売新聞→]
[ブログ「Anno Job Log」→]
[ブログ「続々・たそがれ日記」→]
これまでには印鑑登録証明書などで性別欄の表示が無くなったりし
ています。

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性別表示が無くなることによって
書類に記載されている性別から先入観を持たれなくなり
性別にとらわれずに生きやすくなることが期待されます。
そして、心の性別で生きやすくなる人もいることでしょう。
(健康保険証や投票所の入場券より身近ではありませんが)

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体の性別が戸籍の性別になるので、
体の性別は公的書類に記載されます。
体を心の性別に合わせて戸籍の性別を変えて、
心の性別=体の性別=公的書類の性別とすることも出来ます。

では、
心の性別を示す書類はあるのでしょうか?
心に性別があると考えていない人もいるでしょう。
性同一性障害の診断書には
「心の性別は女性」とか
「女性として扱うことが望ましい」とか
書き記すことも出来るのですが、脱病理化されてしまったら?
(もっとも別の病名の診断書にも書けないことはないような)。

日本トランスジェンダー協会なんかが
健康と福祉の増進をはかる目的に
「トランスジェンダー保健福祉手帳」を発行するようになれば
そこには心の性別が記載されるかも知れません。

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一方、精神障害者保健福祉手帳は
示すことによって福祉の増進がはからられます。
だた、障害という言葉に強い抵抗を示す人がいることも事実です。
障害という言葉は‘ハンディキャップ’という意味も含んでいま
す。
近年、知られるようになってきた“発達障害”は
その概念に近い存在として位置付けられています。
変わった人とかコミュニケーション能力が低い人として従来は
ともすれば排除されがちだった人が、既存の制度のもとでも
合理的配慮支援の対象として捉えられたのです。
人生の良くするために示すのであれば、
障害者手帳より
「ハンディキャップ手帳」という名称のほうが良いと思います。


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