みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

老人漂流社会の番組

2015年09月07日 | 雇用・仕事・生活費
前回の話と関係して━
お店まで行けないことが交通弱者として問題とされていますが、
それだけが問題でなく、交通弱者だけが弱者ではありません。
食事をとってみても
「お店まで行けない交通弱者」だけでなく
「お店が地域にない買い物難民」そして
「調理(炊事)が難しい」・「食べる事が難しい(手とか咀嚼とか)」
など抱えている課題は様々です。
そしてそもそもお金が無ければ
「お店で食べ物を買う」事や「調理する」事、「介護サービスを受ける」
事が難しくなってしまいます。

~~~~~~~~~~
8月30日に

NHKスペシャル「老人漂流社会~親子共倒れを防げ」
が放送され
ました。読売新聞でも視聴者からの感想が掲載されていました。
わたしはこの番組を観て、
以前ワーキングプアの問題が注目されたときからあまり良くなって
いないことと、そのために当時には予測出来た事態が起こってしま
っていることを残念に思いました。

失業している人・無業の人・引きこもりの状態にある人はもとより、
働いていても非正社員の場合は雇い止め・派遣切りで解雇せずに人
員調整が出来るので他人事と思ってはいけません。
正社員でも制度上はともかく職場が仕事と介護を両立出来る状況で
なければ、介護のために辞めざるを得なくなるかも知れません。

このような場合は
親の年金が無くなる親の死後が経済的に心配になるのですが、
親が生活保護を受けている場合は違う事をこの番組で気付かされま
した。

━生活保護を受けている人と同居すると生活保護が打ち切られる!

生活保護を受けている人は何も悪い事をしていませんよ。
これは子の扶養義務というよりも
生活保護は個人単位ではなく世帯単位で受給するという事が影
響しています。
もちろん独居老人でなく親子同居でも生活費が足りなければ生活
保護を受けられるのですが、高齢者や障害者でないと受けずらいよ
うです(それはリーマンショック後に改善されたはず)。


生活費が足りなければ
税金や保険料や公共料金や家賃の滞納にもつながり、
食事や冷暖房や医療や介護も不足して、
我慢しているうちにそれこそ倒れてしまいます。

現状では思いが至らない公務員がいるので
‘コミュニケーションに問題がある’
‘動きが遅い・不器用’
‘歩き方が普通の人と違う’人(子)は
身体が悪くなくても脳機能に何かあるかも知れないので、
発達障害で障害者手帳を取得するのを検討されても良いのではない
でしょうか?。

そうしなければ無難な採用をする傾向のなかで
結局正社員になれずに年を取っていく…。
NHKスペシャルでワーキングプアを取り上げていたころよりも
現在は非正規雇用の割合が上がっていて約4割に達することも番組
で知りました。
番組の中で札幌の女性が言っていた通り現実は甘くなかったので
す。


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