水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

やさしい話・6

2005-03-18 21:11:31 | Weblog

そういえば思い出した。
故御師匠様が何度も言った。
「考えるなよ。人間はバカなんだから」
御師匠様の言葉は素直だから深い。
意味が解る(気づく)まで何年もかかる。
そして、その言葉が「やさしさ」に溢れている事にも。

御師匠様に付いていたジャーナリストがいた。
何しろ、常に奇妙(奇跡)がおきる。
ネタに困らない(と思ったかどうか知らない)。
あるとき御師匠様に言われた。
「小学生がわかる文章にしなさい」
そして、そのジャーナリストは生まれ変わった。
ベストセラーが出て、一つの分野の代表となった。

中国で一緒だった時に親しく話を聞いた。
(故御師匠様と行った最後のツアーでした・・・)
プロのジャーナリストの姿勢を観た。(これも凄いけどね)
そして「易しく」書くことの難しさは、
それまでの頭が邪魔している事を語った。
「易しさ」は「優しさ」から出ている。

ジャーナリストは他人に解る文章が仕事だが、
ワシは独善世界を愉しんでいるだけだ。
他の人が解ろうが悩もうが知ったことじゃない。
ワシ独特の表現で好きなように書いている。
でも、ワシも低俗が好きな欲人間だ。
好きなように独善で書いて、売れないかなぁ・・・。
棚からぼた餅と抹茶とマンガ本が落ちてこないかなぁ。

もう一人の龍村師匠の指導が何故凄いのか、
この「やさしさ」に気づいたら解けた。
物凄い能力を「やさしさ」に変換したからだった。
誰にでも解る指導は、誰にでも出来るわけじゃないなぁ。
能力はストレートに使う為だけにあるわけじゃなく、
変換する為にもあるんだなぁ・・・。

昨年、一昨年とセミナーの(ヒーリング)講師を頼まれた。
受講生として道場に通っていた時に気づかなかったが、
講師の立場から師匠を観た時、別の凄さに触れた。
凄さの正体は「やさしさ」だった。

二人の師匠様に出会った。
それだけで、ワシはラッキーだった。
ワシは不肖で不マジメだが、ラッキーに変わりはないぜ。
そんなワシが一片でも受け継ぐモノがあるとすれば、
「やさしさ」以外にない。

とはいえ、ワシも勝手に頭を回す癖があるからなぁ・・・
(どうでもいいけど、自慢も卑下もしてないよ)
そこがハンディだが、ハンディは忘れるに限る・・・
替わりに天賦の才能もある。
「いいかげん」だ。
うらやましいだろう。(これは少し自慢だ!)


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
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