そういえば思い出した。
故御師匠様が何度も言った。
「考えるなよ。人間はバカなんだから」
御師匠様の言葉は素直だから深い。
意味が解る(気づく)まで何年もかかる。
そして、その言葉が「やさしさ」に溢れている事にも。
御師匠様に付いていたジャーナリストがいた。
何しろ、常に奇妙(奇跡)がおきる。
ネタに困らない(と思ったかどうか知らない)。
あるとき御師匠様に言われた。
「小学生がわかる文章にしなさい」
そして、そのジャーナリストは生まれ変わった。
ベストセラーが出て、一つの分野の代表となった。
中国で一緒だった時に親しく話を聞いた。
(故御師匠様と行った最後のツアーでした・・・)
プロのジャーナリストの姿勢を観た。(これも凄いけどね)
そして「易しく」書くことの難しさは、
それまでの頭が邪魔している事を語った。
「易しさ」は「優しさ」から出ている。
ジャーナリストは他人に解る文章が仕事だが、
ワシは独善世界を愉しんでいるだけだ。
他の人が解ろうが悩もうが知ったことじゃない。
ワシ独特の表現で好きなように書いている。
でも、ワシも低俗が好きな欲人間だ。
好きなように独善で書いて、売れないかなぁ・・・。
棚からぼた餅と抹茶とマンガ本が落ちてこないかなぁ。
もう一人の龍村師匠の指導が何故凄いのか、
この「やさしさ」に気づいたら解けた。
物凄い能力を「やさしさ」に変換したからだった。
誰にでも解る指導は、誰にでも出来るわけじゃないなぁ。
能力はストレートに使う為だけにあるわけじゃなく、
変換する為にもあるんだなぁ・・・。
昨年、一昨年とセミナーの(ヒーリング)講師を頼まれた。
受講生として道場に通っていた時に気づかなかったが、
講師の立場から師匠を観た時、別の凄さに触れた。
凄さの正体は「やさしさ」だった。
二人の師匠様に出会った。
それだけで、ワシはラッキーだった。
ワシは不肖で不マジメだが、ラッキーに変わりはないぜ。
そんなワシが一片でも受け継ぐモノがあるとすれば、
「やさしさ」以外にない。
とはいえ、ワシも勝手に頭を回す癖があるからなぁ・・・
(どうでもいいけど、自慢も卑下もしてないよ)
そこがハンディだが、ハンディは忘れるに限る・・・
替わりに天賦の才能もある。
「いいかげん」だ。
うらやましいだろう。(これは少し自慢だ!)
(本館は 「氣の空間・氣功療法院」