水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

家族の話・7

2005-03-30 20:20:46 | Weblog

我々(貴方)が何処から来たか?

一つの答えがここにある。
家族の間(愛)から生命が創られた。
この世に生まれる時に家族のいない生物はない。
一人ではこの世に来られない。
家族の間に生まれた・・・事実。
天涯孤独は心的に有っても事実ではない。

親が子を、
子が親を、
夫婦が、兄弟が、祖父母が・・・。
最近特に多くなった家族間の悲劇は、
通路を流れる「いのちの氣」の低下だと思う。

特殊な結びと通路を持つ関係故に、
「いのち」は家族に連動している。
一人では難しい状態でも家族の応援で乗り切れる。
しかし、家族の特殊性を理解できずにいると、
破壊の矛先は家族に向かってしまう。

思い出してほしい。
「氣綱」は「間(愛)」から創られた意味。
愛(分かち合い)で氣綱は太くなり、無関心で細くなる。
愛の逆は憎しみではなく、無関心なのだ。
細くなれば「いのちの氣」は流れにくくなる。
家族の応援が届きにくくなるのだ。

「いのち」の低下時には、不満・不安は暴力で誤魔化す。
対象とするのは、弱い相手か甘えられる相手。
「いのち」が低下しても、つながっている氣綱。
だから家族にすがる。
そして「いのち」の低下時に暴力は、
子供や女性や老人に向けることもある。

個々の原因探しをしても解決にならない。
ストレスは空気と同じにあるものだ。
そして妄想と同じに作れるものだ。
誰にでも、どんな時にもあるものだ。
それに左右されてしまう「いのち」の低下が問題なのだ。
回復・復活する方法の無知が問題なのだ。

家族の崩壊はありえないが、家族意識の無理解はある。
家族の特殊な能力を知らない故の無関心がある。
「個の時間・空間」を家庭に取り入れすぎた失敗がある。
「共通の通路」に完全な孤立(個立)はないのだ。
家族だけは・・・特殊な関係で創られている。

我々(貴方)は何処から来たのか?

いろいろな立場と段階で答え方が違うだろうが、
最終的に行き着く真意に違いは無いと思う。
「家族」という全てに当てはまる要素からなら、
それほど難しい問いではないだろう。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
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