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「無料」の無駄遣い!

2008年10月01日 15時13分55秒 | 社会で学ぶ!
「タダより高いものはない!」とは、よく言ったものです。

私は、行政からの依頼で研修の講師を行う機会が多々ありますが、

そのほとんどの場合、受講者の参加費は無料です。


行政は、「予算会計」(いくらいくらの予算で実施する)のため、

支出に関する項目はあっても、お金を受け入れる項目がない、と聞きます。


そもそも、この会計制度に問題があると思いますが、

それは置いといて♪


無料で開催する講座、イベント・・・皆さん どう思いますか?

参加する場合は

  無料でラッキ~!

参加しない場合

  税金の無駄遣い!!

なんて思いませんか?


これだと、参加する人だけが税金による恩恵を被ることになります。

なので、「無料」には非常に反対です!!


それに、講座やセミナーの場合、

無料でラッキーと思ってらっしゃる方

本当にラッキーだと思いますか?


私はそうは思いません。


講座やセミナー・研修の場合、

同じ内容を実施しても、

お金を払った人ほど学びは大きいと思います。


自腹を切ることで、参加意識が増すからです。

払ったモノ以上のものを持って帰ろう!と思うからだと思います。


そして、これだけ経済が疲弊しているわけですから、

「受益者負担」は当然ではないかと思います。

もちろん、全額の負担を強いるつもりはありませんが、

例えば受講料ひとり1万円の講座ならば、

7千円は行政で補助しましょう!

3千円は自己負担しましょう!

というような(7:3が適しているかどうかは別として)

受益者の負担割合があっても良いと思います。


そうすれば、参加していない人も、

自腹もきって参加しているなら、一概に税金の無駄遣いとも

思わないかも知れませんし(あくまで内容によるでしょうが)、

何より、参加者が多くのものを得られるから、

全体的に満足度が上ると思います。


でないと、行政の研修は、開催することが目的となり、

研修の質の向上よりも、参加者の数が研修成果になってしまうような

全体の満足度の低いものしか実施できなくなると思うからです。


主催する側も、参加する人も、参加しない人(税金負担者)も、

全体が満足できる方法をそろそろ考えても良いのではないでしょうか?


例えワンコインでも、参加費を払うことで、

もっと主体的にそのイベントや講座に参加すると思いますし、

参加者数が仮に減ったとしても、参加者全体の満足度や、

質は間違いなく向上すると思います。


是非「無料」で良いかどうか検討して欲しいと思います。


ある「予算会計」を行っている法人では、

予算は予算で支出を行い、それ以外の参加者の参加費は、

別途回収して、講師の謝金、資料代、交流会費へと

振り替えて行っているところもありますので、

決してできないわけではないと思います。


「タダより高いものはない!」

そうです!

無料の研修・セミナー・イベントの開催費用は、

税金という形で、高い負担金として自分に降りかかってくることを

忘れてはいけませんネ♪