極和ファシリテーションで活き・粋・自分らしく輝いて生きよう♪

活き・粋・自分らしく生きるためのマインドアップ!!
相手と自分と組織の満足アップ!!

ドラマ「官僚たちの夏」にどう思う?

2009年07月28日 14時59分46秒 | 映画・ドラマ・舞台
TBSの日曜劇場「官僚たちの夏」をご覧になったことありますか?

原作は城山三郎さんの「通産官僚たちの夏」です。

これだけ、官僚批判がなされている現代に、

これだけ頑張った官僚も存在する!!

ということを伝えたかったのかな?


なんてことを思いつつ、豪華俳優人のキャスティングに惹かれて

見てみました。

骨太のドラマだとは思いますが・・・

2話目からはちょっと見れなくなってしまいました。


何故かというと・・・

うまく表現できませんが・・・


ドラマの中での官僚たちは皆頑張っていると思います。

でも、国の政策に振り回される中小企業の人たちが

あまりにも簡単に見殺し状態になる様子を見ていたら

なんだか気持ち悪くなってしまったのです。


私は、国のプロジェクトなどのお手伝いもさせて頂いた経験もあるので、

素晴らしい官僚の方々も存じ上げておりますし、

友人もいます。


ですが、個人個人はどんなに素晴らしくても

組織になると疑問が沸いてくるのが正直な気持ちです。


例えば「起業:法人化」についてはどうでしょう?

私が起業した1987年(昭和62年)は、

株式会社は資本金300万円で法人設立ができました。

そして、株式会社を設立しました。

但し!

その後、株式会社は資本金1000万でないと起業できなくなりました。

ですので、資本金が1000万に満たない会社は、

1996年(平成8年)までに株式会社は

資本金を1000万にしなければなりませんでした。

その後2004年ぐらいには、時限立法という名目で

資本金1円で起業することが可能になりました。


バブル崩壊後に企業の倒産が相次ぎ、

企業からの税収が減ったための国の政策です。

企業を増やせば、税収が上がる!

ただそれだけ?


そして、その時限立法という名目で

資本金を1000万から1円でもOKにした法律は

時限ではなくなりました。

(もっとも、登記費用などがかかるので1円での起業は実質無理ですが。)


また、農業では、

国の政策と称して、減反政策が進み、

その後は、圃場整備が進み、機械化がどんどん進んでいきます。

それほど必要でなかった機械の購入やレンタルによる経営圧迫。

農家では、コメを毎年作るのに、

わざわざお金を出さないと作れなくなった現状もあると聞きます。

そして日本は、食料自給率の非常に低い国になってしまいました。


それが、今度は農業法人の奨励がなされています。


日本は法治国家ですから、

法律に従わなければなりません。

だからといって、

右向け!とか・・・今度は左を向け!

立ち止まれ!進め!

と、勝手に法律を作って振り回すのはやめて欲しい!!!!!



おりしも昨日、「元官僚」の方々の

インタビュー番組を見ました。


官僚の人事評価の制度が問題だと言っていました。

そのために、官僚は

●どれだけ権限を増やすか!!

●どれだけ予算を確保するか!!

この2つでしか評価されないそうです。


★いかに税金をムダにしないか?!

★いかに国民の生活を豊かにするか?!


そんな評価はまるでないので、

いかに自分たちに有利な法律を作るか?

いかに自分たちの予算を確保して、

一切残らないように使い切るか?!


これが、現状だと言うのです。


同じ日本に暮らす仲間ではないのでしょうか?


【税金を集めて使う人】と、【税金を納める人】

でしかないのでしょうか?!

そうして向かい合っていれば、

国力は、どんどん低下するでしょうね。。。


こういう想いをどこにぶつけたら良いのでしょうね???


日曜劇場「官僚たちの夏」のHPはこちら♪