人前で腕を組んだり足を組む人がいます。
江戸時代、
このようなしぐさを『衰退しぐさ』と言って
“やってはいけないしぐさ”とされていました。
腕や足を組むのは自分の勝手でしょう?
と思う方もいらっしゃるかも知れません。
ご自分が一人で自分の部屋にいるときであれば
腕を組もうが足を組もうが寝っころがろうが個人の自由です。
ですが、そこに誰か人が居る場合は違います。
あなたにとって単なる “癖” “習慣” かも知れませんが、
それを見た相手はどのように思うでしょうか?
あなたがお店に買い物に行ったときに、
店員さんが腕を組んでいたらどう思いますか?
レストランに入って、ウェイターの方が
腕組みをしたままオーダーを取ろうとしたらどう思いますか?
銀行や役所の窓口で担当の方が腕を組んでいたらどう思いますか?
あなたの上司が腕を組んでいたらどう思いますか?
“感じ悪い!!”と思いませんか?
“偉そう!!”と思いませんか?
威圧感を感じませんか?
だから江戸時代の商人たちは
腕を組んだり足を組んでいたら、
お店の評判が落ちて成り立たなくなるのを知っていたので
『衰退しぐさ』と表現してやってはいけないしぐさとしたのです。
現代人は心理的な“自己防衛”や
不安を隠すためについ腕を組んでしまう人もいますが、
そのようにもう時点で、相手との関わり方に距離を置こう!
という意思表示にも取れます。
極和ファシリテーションで大切にしている
「横並びの関係」とは真逆の態度・・・ということになります。
相手に寄り添う気持ちもない!という表現だと
相手が受け取る可能性があるからです。
つまり、相手のマイナスを引き出す行動態度なのです。
相手に不快に思わせたい!と思って、あえてやっているなら別ですが、
人と接するときの態度ではない、ということを
肝に銘じておかなければいけませんね♪
あなたは人前で腕を組んだりしていませんか?