オリンピック招致の最終プレゼンテーションで
滝川クリステルさんが話された「お・も・て・な・し」
この言葉が注目されるのは嬉しい限りです♪
マータイさんが世界に広めてくださった「もったいない」と同様
世界に認知される言葉になって欲しいと思っています。
『おもてなし』は日本人が大切にすべき「和のこころ」そのものです。
「おもてなし」を和英辞典で調べても出てきません。
「もてなす」を調べると treat や entertain が出てきます。
また、service が出てきたりします。
ここで確認しておきたいのですが、
日本語の意味する「サービス」とは、
サービスを提供する側と受ける側が存在し、
それはともするとお金を払った側と受け取った側に存在する
ビジネスであり、向かい合う関係であることです。
一方 hospitality を英和辞典で調べると
“心のこもったもてなし”と書かれています。
hospitality は hospital(病院)と関連語であり、
だとすると“治療する人”と“される人”の“向かい合う関係”なのがわかります。
そうすると hospitality ももてなす人とされる人の
向かい合う関係になってしまうのがわかると思います。
なので、私は『おもてなし』を英語にするならば『facility』になると思います。
何故なら、
『おもてなし』は本来する人とされる人の向かい合う関係のものではなく、
相手をもてなして喜んでもらい、それを見て自分も喜ぶ
つまり双方の満足を考えたファシリ的な発想の行いだからです。
相手の『満足』や『喜び』を引き出すのが『おもてなし』なのです。
決して相手に何かを提供したり、サービスしてあげることではありません。
相手からプラスを引き出すことが『おもてなし』です!!
だとしたら、笑顔と笑声と笑みしぐさで接するだけで
充分な『おもてなし』になるのです。
「こんにちは ようこそ日本へ」(Hello welcome to Japan)
この英語だけみんなで覚えて声にしたいですね♪
2020年の東京オリンピックでは
日本人が皆“おもてなしのこころ”で世界中の人を
“もてなしたい”と思いますが、
それは『横並びの関係』であることがとても大切なことで、
決して「向かい合う関係」になってはいけないことだけは
皆様にご理解頂きたいと思っています。
相手も満足&自分も満足
が、『ファシリティ』・・・真の『おもてなし』ですヨ♪