タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

山路きて、なにやらゆかし、すみれ草。(松尾芭蕉)

2012-03-23 | 植物

 

すみれ種の中でも、すみれやパンジー、それも改良種がたくさん

あって良く分かりません。

でもこの花は、葉の形が丸味を帯びており、日本在来の野に咲く、

すみれ」ではないと思われます。

紫色の花と云えば、真っ先に「すみれの花」が思い浮かびます。

他家の庭先一面に咲いていたので、「綺麗だな~」と感じ、早速

スケッチさせてもらいました。

紫色は、飛鳥時代・聖徳太子の昔から、高貴な色とされ、奈良や

平安時代には天皇や朝廷役人が身に着ける色とされ、一般には、

「禁色・きんじしき」とされていた名残か、今でも紫色の花と言

えば、桔梗・藤・菖蒲・紫しきぶ・せんだい萩・都忘れ・すみれ

数も少なく、なにやら雅な感じがしてきました

 

      ~今日も良い一日を~

 

 

 


野良猫に愛をそそぐ人。

2012-03-22 | 植物

野良猫に愛(ミルク)をそそぐ人。

原野の中の細い道をウォーキングしていると、遠くの方で、山菜でも摘んでいるのだろうか、草むら

に入りしゃがみ込み、しばらく行くとまた車を止めて、同じ行動を繰り返す人がいました。

私が一周りしての帰り道、その人(50歳位の女性)に出会ったため、軽く挨拶するとニッコリ笑って

し、すれ違って帰って行きました。

良く見ると先程、女性がしゃがみ込んでいた辺りの道の脇で、辺りを警戒しながら、紙の器に入った

ルクを必死で飲んでいる一匹の野良猫がいました。 

以前からこの辺りには、2~3匹の野良猫が居たのを思い出した。 

「そうか腹を空かした野良猫に、あの人は餌を与えていたんだ」と、はじめて気付きました。

この女性は、餌がなくては生きて行けない野良猫を、不憫に思い定期的にミルク等の餌を与え続けて

いるのでしょう。

人は、必ず何かの使命を与えられて、この世に生まれて来ると言います。

まさかこれがこの人の使命ではないでしょうが、「動物が愛せる人は、きっと人に対しても深い思い遣

の持てる優しい人なのだろう。」「ある意味、素敵な人生を送っている人だな~」と、何か心に残る

来事でした。

座右の書「武士道」「葉隠」の中核を成す『惻隠(そくいん)の情』~「敗者への共感・劣者への同情

者への愛情」を、人知れず実践する人がこんなところにも居ました。

                 

                     ~今日も良い一日を~

 


 


みつまたは、ちいさな花の、ブーケだね。

2012-03-21 | 植物

この花なあ~んだ。 

ヒント1・枝は不思議と三つに分かれていて、今の時期枝先はい

ちめんに花一杯です。

花のと一つ一つが、小さな「お花のブーケ」みたいでとても綺

麗な花です。

ヒント2・これは私達にとって、常に身近で関係深い物の原料と

なる木(花)です。

そう、これは「三椏(みつまた)の花」昔は、島根でもたくさ

ん生産されていましたが、今は栽培する人が少なって、あまり

見掛けなくなりました。

栽培に比較的手間が掛らないため、お年寄りの仕事として、

を入れている地域もあるようです。

この「みつまた」の樹皮は、明治以降紙幣の原料として使われ

ているから千円札や一万円札等常に?身近に有ったり、無か

ったりです。

今、満開時期を迎えていて、昔から「春告花」として万葉歌人

も、「サキサク」・先咲く? と詠んでいる様です。

    

     ~今日も良い一日を~

 


春風に、乗ってシャボン玉、飛んでゆく。

2012-03-20 | その他

島根大学の近くの公園を散策していると、大学生?ぐらいの、カップルに出会いました。

芝生で、時折笑い声を上げてはしゃぎながら、仲良く「しゃぼん玉」遊びをしていました。

今時の学生さんにしては、無邪気で清潔感あふれる微笑ましく珍しい光景で、しばし見惚れてい

ると、気付いたらしく、お嬢さんの方から「かわいいワンちゃんですね」と声をかけて話しかけ

て来ました。

聞けば、高校を卒業したばかりで、この4月から都会の大学に進むとか、しばしのデートを楽しん

いるところの様でした。

貴重な時間をあまり邪魔してはと思い、「大学、頑張って下さいネ」と言って立ち去ろうとすると

「有難うごいました。 さようなら。」ときっちりと挨拶を返してくれました。

「きっと御両親の育て方が良いのだろうナ」と感心する一方、春の入り口で、ほんのひと時爽やか

な風が頬を撫でて行ったような、暖か~い気持ちになりました。

 

(ミカちゃん日記)

(お久し振りで~す。 ちょっと体調壊したりしておとなしくしていました。)

「スコシ タベスギテ タイジュウガ 2・8キロニモナリ オナカヲコワシテ

ダイキライナ ビョウインニイッテ チュウシャヲシタリ タイヘンダッタンダ

カラ キョウハ ワタシノ スキナ オニイチャン(孫)ガ キテクレタノデ コ

ノ オトクイ ポーズデ アマエテマ~ス」 


春ちかく、どじょう顔だす、池のなか。

2012-03-19 | その他

 

ドジョウ料理を、食べて来ました。

相田みつをの「どじょうがさ、金魚のまねすることねんだよなあ~」を引用して一躍名をはせ

た野田総理、でもその後「ドジョウよりもうなぎが好きなんだよな~」と語ったとか。

代表演説で引用するくらいなら、本当に泥に潜らなくちゃあ~、と思うワケ

民謡「安来節」発祥の地安来市では、それより随分前から、地域を元気にとの意味もあって、

歌に因んだドジョウの売り出しのため、養殖料理レシピ作りに力を入れています。

私は数年前、安来地域の「農業祭」で、ドジョウ汁を食べて以来大好きになりましたが、食べ

ず嫌いの方が結構多いようですネ。

柳川なべ・ドジョウ汁・甘露煮等は、食べてみると本当の美味しさが分かります。

きっと、姿形と泥に潜るイメージが強くて「ドジョウ料理はどうも?」と、敬遠する人が多いので

しょうか?

でも、カルシュウム・ビタミンD、たんぱく質、コンドロイチン等うなぎよりも栄養価は高く、女

にはシミ、シワなど「肌の若返り」に、また「がんの増殖抑制」にも効果が認められている様

です。

田舎では、ジョウと言えば子供の頃から慣れ親しんできた魚ですが、何故か出雲地方では

べる習慣は、あまり根付かなかった様に思います。

ドジョウと言えばもう一つ、「安来節」の男踊り、ヒョットコに似たひょうきん顔の踊りで有名です。

栄養満点、ドジョウを食べて元気に踊りましょう。

     ~今日も良い一日を~

 


サクランボ、今年も鳥と、知恵比べ。

2012-03-18 | 植物

庭の桜の蕾が、冬の寒さにじっと耐えていましたが、ここのところ

の陽気に一段と膨らみ、3輪ほどが半開きで今にも咲きそうです。

この桜は、二男夫婦が以前、「母の日」に鉢植えを贈ったもので、

花が終わって庭に下ろし、かれこれ10年程になりますが、毎年、

真っ赤なサクランボが、たくさん生って人に分けるほどです。

剪定して木丈が低くしてあるので、実の時期には野鳥が食べに

やってきますが、網を掛けて鳥と知恵比べです。

庭には、もう一本アメリカンチェリーの木が植えてあります。

これは濃紫色の大きな実が生りますが、勢いも良く天を突くほど

の大木になり困っています。

さりとて、「桜切るバカ、梅切らぬバカ」などと言いますから、スパッ

と荒療治をすれば、枯れてしまいそうでひと思案と言うところです。

 

 


ウォーキング、季節到来、楽しみだ。

2012-03-17 | 植物

 

ウォーキング(散歩)を始めて、もう3年以上になった。

最初の動機は、健康のため、途中から術後体力回復、しかし今で

はもエンジンが止まらない、シューズも擦り減って4~5足目?

いま履いている靴も、もう1年近くになり偏平な足だから、余計に

変な擦り減り方をする。

そろそろ買い換えの時期が来ている様だ。

確かに、術後体調が悪く苦労されていて、散歩程度(医者の指示)

ら出来る方には、私の経験則から言えば「心・身」に良い様だ。 

「足(正式には、ふくらはぎ)は第二の心臓」と言われるほどに、血液循

環が良くなり、体力面でも私の場合は良かった気がする。

とりわけ気力(精神)面で、大きな力となったことは間違いない。

何はともあれ、おいしい空気を胸いっぱいに吸い込み、爽やかな風に

触れながら、戸外を歩けるのは、幸せの一語に尽きる。

タオルや万歩計は必需品、これから段々気温が上がってくると、タオル

は欠かせない。

服装もタオルも、思いっ切り派手な色がいい、気分が高揚する。

私の場合は犬の散歩も兼ねるから、時々、愛犬を入れたショルダーバッグ

で、負荷を掛けてのウォーキングになる。

結構ハードだが、一日の締めくくりとしての充実感がある。


手伝って、打ったうどんは、美味しいネ。

2012-03-16 | その他

孫に手伝って踏ませ、手打ちうどんを作り、早速夕ご飯を賑やかに食べました。

「手打ちうどん」難しい様に思いますが、意外と簡単に出来るため、最近は、

時々打ちます。

元々、私のパン作りのために、買い込んである強力粉を使って、「レシピ」に

いてある通りに、「塩と水を丁寧に混ぜ・こねる・寝かす・足踏み・寝かす

打ち粉を振って・伸ばして・均等に切る?」れが全工程、2時間半程でやっ

つけ、あとは釜で茹でたら、奥さんにバトンタッチです。

奥さんがだし汁を作り、肉・かまぼこ・刻みネギ・新鮮な卵・を入れて盛り付

ければ、ちょちょいがちょで出来上がり。

冗談じゃなく「ほんとに美味しい」、技術的には下手でも、打ちたてのうどん

は、それだけで一味違う。(自分で作るから、なお美味しい)

育ち盛りの孫も、お手伝いして作ったうどんだけに、御満悦、いつも楽しみに

ています。

              ~今日も良い一日を~

 

 

 


ジュリアンの、花がいっぱい、咲き誇り。

2012-03-15 | 植物

春本番に向けて、プランターに植え替えた、「プリムラ・ジュリアン」や、「プリム

ラ・ポリアンサス」が、庭先や室内を明るく華やかに彩ってくれています。

暑さに弱いが(夏期の30℃はダメ)・日光を好む・花や葉への直接の水を嫌

う・終った花はこまめに摘む・施肥(液肥)は10日に1回」これだけ守ってやれば

次から次へと、プランターを覆うほどの花を咲かせ楽しませてくれます。

しかし夏場の管理は大変だから、本来は多年草だが比較的安いこともあり、我

が家では1年草として扱っています。 (花関係は、奥さんの専属のお仕事)

           

            ~今日も良い一日を~

 

 

 

 


微笑まし、鴨の親子が、川渡る。

2012-03-14 | 風景

安来市内の沼川で釣りをしていると、対岸から一羽の鴨が川を斜めにこちら岸

に向かって、周囲を警戒しながら泳いできました。

段々近づいて来るに従って、鴨は背中をこんもり膨らませ、何やら乗せている

様子、いよいよ近づいて来ると、それが、まだよちよち歩きほどの雛鳥であるこ

とが分かり、初めて見る光景にビックリしました。

そうか、暖かくなってくると、湿地では蛇やイタチなどが、川遊びをしている鳥の

雛を狙うため、親鳥はそれを良く知っていて、雛鳥を背に乗せてしっかりと守り

がら川を渡って来たのだ。

親子の情愛あふれる、ちょっと記憶に残るシーンであったため、写真に撮って

帰り、後日、スケッチしたものだと思われます。

ケッチブックには、1998年4月の日付が入っていました。

今日も、宍道湖に飛来して来ている鴨を見るにつけ、あの時の微笑ましい

の親子のことを思い出しました。

 ~スケッチを見て思うこと~

獣や鳥さえも、我が身を危険に晒して必死で子供を守るのに、理性やある

はずの人間、「虐待死」などという悪魔の様な所業を繰り返すのか。

そんなニュースに接する度に、抗らう術さえ知らない子供達が不憫でならない。

この国は、一体どうなってしまったのだろうか?

「人の人たる教育」を、一からやり直す必要があるのでは ないでしょうか。

~今日も良い一日を~

 

 

 

 

 


百歳の、母に引かれて、須佐参り。

2012-03-13 | 風景

出雲国風土記「八岐大蛇退治」伝説で有名な、須佐之男命を祀る須佐神社(佐田町)

お参りに行って来ました。

須佐之男命は諸国開拓の後、この地に来て「須佐」と名付け、最愛の稲田姫と共に

住んだと伝えられています。

ここで生まれ育った私は、子供の頃、須佐神社の春(4月)の例大祭に、親から貰っ

たお小遣いの10円玉をポケットに大切にしまい、友達と一緒にお参り?に行くのが

大き楽しみの一つでした。

参道の両脇に並ぶ屋台は、人だかりで一杯で金魚すくいや、手品、オモチャ等々、

思えば怪しげで子供心を夢一杯にさせる、品々を見て回ったり思案の末に買っ

りするのが、年に一度の大きな楽しみの一つでもありました。

(買って来た物は、「バナナのたたき売り」よろしく、後で必ず失望させられる代物ばかりでしたが、、、)

この神社の横手には、夏期でも気温6~7℃前後の冷気を吹き出す「八雲風穴」や、

海から約10km、なのに塩分を含んだ泉の湧き出る池「塩井・しおのい」が存在す

るなどの「須佐の七不思議」伝説もあって、何やら神がかり的なパワースポットとして

今、注目を集めている様です。

ともあれ、神話や伝説に彩られた、思い出深い故郷があることは、ほんとうにありが

たいことです。

この「須佐神社」には、3年程前、101歳になる母に手を引かれて?お参りした事が今

では微ましくも、懐かしい思い出となりました。

           

              ~今日も良い一日を~

 


思い出の、トルコ桔梗、美しく。

2012-03-12 | 風景

姉がまだ元気で、花の栽培に精を出していた頃、時々持って来てくれた「トルコ桔梗」

、以来、好きな花の一つになりました。

その姉の1周忌の法要が、奇しくも東日本大震災から1年目の3月11日にあたり、被

災された方々の分も共にお参りをして来ました。

突然の身近な人や財産、生活等の全てを失うことの、苦痛、悲しみ、絶望感は想像を

絶するものがあり、掛ける言葉も知りません。

ただ、御住職の法話に、親鸞聖人の教えである「前に生まれん者は後を導き、後に生

まれん者は前を訪え、、、」と説かれました。

今は浄土に生まれ輝く光の中に居られる先人を、時々、訪ね(弔い)、その時々の教え

導きを、悟り懸命に生き抜くことこそ、後びとにとって大切なことだと気付かされる一日と

なりました。

トルコキキョウの花言葉には、「希望」「清々しい美しさ」等と書かれていました。

~今日も良い一日を~

 

 


大鳥居くぐれば、良縁待っている。

2012-03-11 | 風景

縁結びの出雲大社、参道入り口に日本一の大鳥居(日本人は

とにかく日本一が好き他にも有るのかも?)この鳥居額面の広さ畳6枚分

と言うから確かに大きい。

鳥居をくぐって上り坂を約500米、松並木の先に表参道の鳥居

が見えています。

この松並木越しに、土産物店が建ち並び、あれやこれやと思案し

て、やっと二つ目の鳥居をくぐり、玉砂利を敷き詰めた松並木をし

ずしずと進みつつ身を清め、毛利元就寄進に係ると言われる青銅

の境内入り口の鳥居をくぐって、拝殿に、さらに拝殿奥の本殿にお

参りして、やっと御縁がいただける。

これが子供の頃の、大社さん参りの一連のコースでした。

それが今では、車で駐車場に乗り付けて、横手門から近道してのお

参りが通例。

一度、大鳥居から歩いて、心静かにお参りされたら、良縁が舞い込む

かもしれませんよ! お嬢さん。

~今日も良い一日を~

 


訪ね来て、みれば昔が、偲ばるる。

2012-03-10 | 風景

私の好きな、隠岐島・白島海岸の「白島灯台」を望む眺めです。

隠岐諸島・島後北端に位置する白島崎、その展望からの眺めは、島

前の名勝「摩天崖」の荒々しい風景とは対照的に、コバルトブルーの

海に、松を頂いただく島々が点在し、優雅で優しく女性的?な景観を

成しています。(時化の日には、全く違った顔を見せます?)

私は、まだ20代の頃の三年間をこの島で過ごしました。

島には、とりたてて娯楽と言えるものも無く、釣りやダイビングなど海

に親しみ、地元の祭りなどに参加して、お酒をいただいたりして、子供

達も伸び伸びと、結構楽しく過ごしました。

とても人情豊な島で、道をトコトコと歩いていると、「どこへ行かれますか

、乗って行きませんか? 」と、わざわざ遠回りして、送ってくれるほどの

土地柄です。

ここ隠岐諸島は、大小80余島から成り立ち、平安、鎌倉の昔流刑の島

として、討幕の戦いに敗れた、後鳥羽上皇(天皇)や後醍醐天皇が、配

流された島でもあります。

後鳥羽上皇は配流の19年後、この地で終焉を迎えており、歴史的遺産

もたくさん残っております

後鳥羽上皇のこの島での生活の一端、隠岐民謡のこの一節にも、よく

偲ばれる気がします。                

~新しげさ節~

後鳥羽御陵の 松の風 池の蛙の 忍び鳴く

おぼろ月夜に ふいごを吹いて 京都恋しや

御番鍛冶 隠岐は歴史に 古い島

  ~今日も良い一日を~