朝から、辻元清美さんの国政報告会「辻元清美の永田町航海記」が行われました。題して「ボランティアと未来をひらく いま被災地では・・」ゲストは岡村こず恵さん(ボランティアコーディネーター・大阪ボランティア協会))。岡村さんからは、気仙沼市災害ボランティアセンターの動きや大阪ボランティア協会の取り組みの報告があり、被災地のニーズが日々刻々と変化すること、市内でも地域によってまったく異なる対応が求められることなどが理解できました。
おふたりの話を聴いて、現地に足を踏み入れた人とそうでない人の意識の差は埋められないと思いました。辻元さんは現地に入り現状を目の前に、「批判する暇があったら、自分になにができるか考えよう!この総結集でないと乗り切れない!」と思われたそうです。管政権でなければ、もっと速く復旧したのではないか・・・と現政権を批判する声が後を絶ちません。わたしも常に耳にしています。しかし、管さんを批判するだけの判断材料をわたしは十分にもちあわせてはいません。
町議会に入れば、みなさんからは想像もできない会話、論理がうごめいています。信じられない発想で物事がきまっている・・・ことの本質は同じで、マスコミや議員からの偏った(フィルターにかけられた)情報だけでは安易に判断できないことが理解できます。わたしは、管さんが総理大臣では利権がまわらないことに対する苛立ちでは?とさえ思っています。原発を推進した政権与党であった自民党が自ら反省も苦労もすることなく、しらじらと批判側にまわっていることが、まったく理解できない。
誰がやれば、いつ頃、どのように復旧するのか・・・現地は四十九日を過ぎるまで喪に服したまま、という状況だったそうです。被害により罹災証明が出せないだけではなく、「状況を受け入れられないままに時が流れ、最近、ようやく涙を流せるようになった、泣ける方が増えた、そんな状況です」と岡村さんがおっしゃいました。メディアが瓦礫と呼ぶものは、すべて個人の財産と思い出。とても重機が入れる状況ではなかったそうです。金庫や写真を丁寧に集める作業のなかで、ご遺体が発見される・・・作業の遅れを遠くから批判するのは慎みたいと思います。
さて、近く島本町と社会福祉協議会は(高槻市との共催)、被災地支援活動を行うボランティアバスを運行します。被災地への支援に行きたくても、どのようにしたらよいかわからない、と思っておられた方、ぜひ参加をご検討ください。大槌町には、既に自治防災課から1名、水道部から2名が現地で支援活動を行っています。これを機に市民間の中長期的な交流が実現することを祈り、みなさんの参加を呼びかけます。年齢制限などには疑義もありますが、どうかそれぞれにご検討ください。
8月22日(月)午後6時出発。24日(水)午前10時帰着予定。参加費は700円(保険料)。年齢制限があり18歳以上60歳未満(せめて65歳であったら)。申込み7月26日(火)~29日(金)。受付詳しくは町のホームページをご覧ください。広報には期日の都合上載りません。東日本大震災 被災地支援活動ボランティアバス運行
辻元さんの国政報告終了後、その足で、京都大学・吉田キャンパス百周年時計台記念館へ。「安寧の都市公開シンポジウム 災害と環境から安寧の都市を構想する」に参加しました。
■プログラム
第1部「震災から都市の復興を考える」13時30分~14時45分
・清野純史(京都大学大学院工学研究科教授)
「ハード・ソフトによる防災と減災の適応範囲-東日本大震災の事例から」
・古橋勝也(安寧の都市ユニット第1期履修生:京都府)
「行政の視点から見た被災地対応」
第2部「環境から都市の安寧を考える」15時~17時
・林良嗣(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
「日本が生活の豊かさを築くラストチャンス-クオリティストック&スマートシュリンクー」
・武村正義(元八日市市長,元衆議院議員)
「きらめく安寧の都市よ」
もっとも印象に残ったのは、林先生の「これからの都市計画は200年街区という発想で」と「『土地の歴史』を甦らせることができるか」でした。画一的では衰退していく。手づくりの努力と自己決定力、地方分権時代の自治体の知恵が求められている、とおっしゃいました。「土地の歴史」、桜井の農空間と里山の風景を遺したいというわたしの思いは、まさにこの言葉に集約されています。「駅前だから開発」という従来の発想では、土地の歴史を失い、町の魅力を半減させてしまう・・・昼食をとる間もなく参加した甲斐があったシンポジウムでした。
画像は、ふれあいセンターで行われた「辻元清美の国政報告・永田町航海記」
おふたりの話を聴いて、現地に足を踏み入れた人とそうでない人の意識の差は埋められないと思いました。辻元さんは現地に入り現状を目の前に、「批判する暇があったら、自分になにができるか考えよう!この総結集でないと乗り切れない!」と思われたそうです。管政権でなければ、もっと速く復旧したのではないか・・・と現政権を批判する声が後を絶ちません。わたしも常に耳にしています。しかし、管さんを批判するだけの判断材料をわたしは十分にもちあわせてはいません。
町議会に入れば、みなさんからは想像もできない会話、論理がうごめいています。信じられない発想で物事がきまっている・・・ことの本質は同じで、マスコミや議員からの偏った(フィルターにかけられた)情報だけでは安易に判断できないことが理解できます。わたしは、管さんが総理大臣では利権がまわらないことに対する苛立ちでは?とさえ思っています。原発を推進した政権与党であった自民党が自ら反省も苦労もすることなく、しらじらと批判側にまわっていることが、まったく理解できない。
誰がやれば、いつ頃、どのように復旧するのか・・・現地は四十九日を過ぎるまで喪に服したまま、という状況だったそうです。被害により罹災証明が出せないだけではなく、「状況を受け入れられないままに時が流れ、最近、ようやく涙を流せるようになった、泣ける方が増えた、そんな状況です」と岡村さんがおっしゃいました。メディアが瓦礫と呼ぶものは、すべて個人の財産と思い出。とても重機が入れる状況ではなかったそうです。金庫や写真を丁寧に集める作業のなかで、ご遺体が発見される・・・作業の遅れを遠くから批判するのは慎みたいと思います。
さて、近く島本町と社会福祉協議会は(高槻市との共催)、被災地支援活動を行うボランティアバスを運行します。被災地への支援に行きたくても、どのようにしたらよいかわからない、と思っておられた方、ぜひ参加をご検討ください。大槌町には、既に自治防災課から1名、水道部から2名が現地で支援活動を行っています。これを機に市民間の中長期的な交流が実現することを祈り、みなさんの参加を呼びかけます。年齢制限などには疑義もありますが、どうかそれぞれにご検討ください。
8月22日(月)午後6時出発。24日(水)午前10時帰着予定。参加費は700円(保険料)。年齢制限があり18歳以上60歳未満(せめて65歳であったら)。申込み7月26日(火)~29日(金)。受付詳しくは町のホームページをご覧ください。広報には期日の都合上載りません。東日本大震災 被災地支援活動ボランティアバス運行
辻元さんの国政報告終了後、その足で、京都大学・吉田キャンパス百周年時計台記念館へ。「安寧の都市公開シンポジウム 災害と環境から安寧の都市を構想する」に参加しました。
■プログラム
第1部「震災から都市の復興を考える」13時30分~14時45分
・清野純史(京都大学大学院工学研究科教授)
「ハード・ソフトによる防災と減災の適応範囲-東日本大震災の事例から」
・古橋勝也(安寧の都市ユニット第1期履修生:京都府)
「行政の視点から見た被災地対応」
第2部「環境から都市の安寧を考える」15時~17時
・林良嗣(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
「日本が生活の豊かさを築くラストチャンス-クオリティストック&スマートシュリンクー」
・武村正義(元八日市市長,元衆議院議員)
「きらめく安寧の都市よ」
もっとも印象に残ったのは、林先生の「これからの都市計画は200年街区という発想で」と「『土地の歴史』を甦らせることができるか」でした。画一的では衰退していく。手づくりの努力と自己決定力、地方分権時代の自治体の知恵が求められている、とおっしゃいました。「土地の歴史」、桜井の農空間と里山の風景を遺したいというわたしの思いは、まさにこの言葉に集約されています。「駅前だから開発」という従来の発想では、土地の歴史を失い、町の魅力を半減させてしまう・・・昼食をとる間もなく参加した甲斐があったシンポジウムでした。
画像は、ふれあいセンターで行われた「辻元清美の国政報告・永田町航海記」