とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

残暑の一日、日記です

2011年09月10日 | とだ*やすこの活動日記
午前、長岡京市で発見された「長岡京期の一大酒工場?」の現地説明会に行ってきました。持続する交通とまちづくりを学ぶ「NPO法人再生塾」のアドバンスドコースの調査対象が長岡京市であり、翌日のフィールドワークの予習になると思いました。「掘立柱」と「礎石づくり」の柱跡の違いを見分ける調査方法についても知っておきたいと思いました。サントリービール工場の近くで、古来、酒造りに適した水が湧いていたとしたら、ちょっと面白いな、と思ったりもしました。わざわざ足を運びたいと思った理由はたくさんあったような気がします。が、思わぬ収穫が・・・この報告は日を改めて、今日は「日記」です。

お昼、水無瀬の「オーガニックまんま」。かつて島本町で子育てされたドイツ女性が来日(過日、議会を傍聴されました)、息子さんを囲んでの会食に、南部由美子さんからお誘いいただき、急遽、参加させていただきました。「人びとの新しい歩み」の歴史を身近に感じることができる貴重な経験になりました。縁あって「市民派議員」としていただいたバトンを、自分の色に変えてしっかりと活動できているか、その答えは自分ではわかりません。そもそも、わたしには、同じであることを求められたのではなく「調査・研究を怠らず、言論による議会活動をおろそかにしない姿勢」を引き継ぐことが大事なことではないかと、最近、強く思うようになりました。

急ぎ、高槻市へ。残暑のなか、桃園小学校の校庭で行われた医療防災訓練の開会式が2時半。全国的にも珍しい、医療従事者による現場対応訓練で、島本町からも多くの職員が参加しています。暑い中、本当にお疲れさまでした。閉会前の関西大学社会安全学部の土田昭司教授の講評が、印象に残りました。議会はなにをするべきか、議員になにができるのか。わたしには、ここのところがまだつかめていなかったのですが、夕刻、ジャーナリスト島本慈子(やすこ)さんの講演「災害から考える社会の針路、これからの街づくり」(たかつきリベラルネットワーク主催)に参加して、自分なりの答えをみつけました。

「復興は、もともと人を大切にしている社会で実現する」ということ。「あの日に帰りたい」と思う「あの日」がなければ、復興は実現しない。議員はその「あの日」になりえる社会を日々、創造することに努めることが仕事ではないか。かつて強く抱いていた「コスト至上主義」「格差拡大」「競争社会」などに対する自分自身の問題意識(そのベースには、超競争社会・香港でみたこと。その他の自己的経験がある)が「議会運営」という狭い社会のなかの諸々に埋没してはいけない!注意深く、自らを見張っていなければ!

今日は2会場で辻元清美さんと会いました。3月の震災以降、ほとんど地元で会う機会がなかったので、戸惑いました。首相官邸に常駐のメンバーが変わったことを実感しました。先ほど記者会見を済ませ、民主党への入党を正式に発表されたと聞きました。既に情報は流れてしまっていましたが、そのことでご本人を責めることはできません(事前に相談を受けた誰かが意図的に流した?)。わたしは、もともと特定の政党を支持せず、特定の組織にも所属しません。10数年前、「投票」という行為を超え、党に属する国会議員を「積極的に支持する」という(当時としては)重く大きな迷いの一歩を踏み出したものの、やがてさまざまな局面で傷ついたり、悩んだりしながら「それでも政治を諦めない」という強い意志が、理屈ではなく身につきました。

そして、南部由美子さんという政治家を生んだ島本町、女性議員が全国的に注目されるほどに多い島本町で、ごく自然に、自らが議員となることを受け入れました。辻元さんに求められている役割は、この10年間に大きく変化しています。昔と変わったとか、かつてはこうだったとか、そういった思いを置き去りにして「政治」は常に動いています。かつて、あのときあの日に、一市民として「辻元清美」に抱いたはじめての希望を、今度は、自分が自ら、地域で発信したいと心に決めて、この道を選んでいます。もう後には引けない。

みなさんのお力がなければ、議員というわたし自身が存在しないように、地元大阪10区でのみなさんのご理解、ご支援なくして、衆議院議員・辻元清美は存在できません。わたしは、民主党への入党の是非を問うよりも、原発震災の渦中、政府の中枢で働いた経験と人脈を活かせる数少ない議員としての活躍に期待しています。わたし自身は、大小さまざまな案件の積み重ねを繰り返す島本町での仕事を大事に、身の丈に合った活動を継続するだけです。その意味で、なにも変わりません。


画像は、山吹渓谷、涼しさをお届けします
初夏に大阪府の担当者と落石等、現地調査したときの映像です





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