とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

議員力のススメ

2011年09月09日 | とだ*やすこの議会報告
9月議会、前半の本会議が終わりました。傍聴に来ていただいた方、ありがとうございました。平成22年度決算に対する大綱質疑を終えて、ほっと一息です。持ち時間残り数十秒で答弁が終了。途中でブザーが鳴って終了!という事態は免れました。形骸化しがちな大綱質疑にしてはいけないという思いで臨みましたが、通告の原稿作成の大事さが身に染みました。通告の仕方については次回からの課題とし、気持ちを切り替えて、来週からはじまる委員会での審査の準備にかかります。

といっても、この週末はかなり予定が重なっています。長岡京市で発見された埋蔵文化財の現地説明会&高槻市での医療災害訓練の見学。持続可能なまちづくりを学ぶ長岡京市への現地調査&京町家見学。実は、昼食の会食、夜の宴会もあります。どちらも仕事に関連しての親睦&情報収集&意見交換。13日(火)14日(水)総務文教委員会。議員活動を通じて思うことは「自分が知らないこと、わからないことが増えてくる恐怖」が益々高まってくるということ。

2年前、「物知りになるな!」「打たれたボールを正しさで打ち返せ!」と、お声をかけてくださった方の言葉を思い出し、初心に帰ることにします。しかし、打たれたボールを打ち返すだけでなく、自らサーブを打ちつづける議員でありたいと思います。

ここで、一冊の本『「議員力」のススメ』(法政大学教授・廣瀬克哉教授著)をご紹介します。「なぜ、今、議会改革なの?」「議会はなにをするところ?」が、よくわかる一冊。議会改革といえばこの方、という廣瀬氏が、専門用語を使わずに平易な言葉で書かれています。島本町主催で「まちづくり基本条例」についてご講演いただいた同志社大学の新川達郎氏も第4章の座談会に登場されています。

わたしは、これを読んで自分がめざす議員活動が確認できました。「市民派」と呼ばれる議員がめざす方向性が間違っていないことを認識すると同時に、そのあり方を客観的に批判することもできました。「議会」のどこに問題があるのか、なぜそうなっているのか。議会を構成している議員の力、意識、資質が問われています。同時に「市民が政治を自分の問題として受け止めるきっかけになる!」という思いも強くしました。2年半の経験を経て、今一度、じっくり読み返したい本。議員はもちろん、行政職員、市民のみなさんにもおすすめしたい、はじめの一歩の一冊です。(本来は、議員力検定について書かれた本です)

以下、「アマゾン」に記載されたカスタマーレビューを一部転載します。

☆☆☆☆☆
地方議会に不足しているものを、議会という議事機関の「議会力」と、その議会を構成する個々の議員の「議員力」、そしてその議員たちを選挙で選んでいる市民の「市民力」の3章構成で、それぞれに不足している力について書いています。例えば、「議会力」としては単なる「八百長朗読会」となっていることと、「議員力」としては市民への説明責任能力や制作(政策?)力の不足、「市民力」としては本当に自分たちの地域に貢献してくれる議員を選びだす力の不足と、其々の側から見た問題点と今後の課題について触れている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする