.午前、とだ*やすこの議会活動報告「いまここ*島本」の原稿を入稿しました。来年の新春号になります。年が明けたら順次、みなさんのお宅に宅配できる予定です。紙面の都合もあり、すべてをお知らせすることは難しいことですが、町政に関心をもっていただけるよう、年3回を目標に発行しています。12月議会の報告から、主な内容をお知らせします。
平成23年第6回12月議会
第71号議案 ふれあいセンターの指定管理者の指定について
引き続き、大新東(株)に決定しました。(平成24年度から平成28年度までの5年間の指定管理料、553,633,500円、年間約1億1千万円)戸田は賛成しました。制度導入の背景には、サービス向上と直営と比較した経費の削減があります。夜間サービスの開始による利便性の向上、受付業務における人件費の経費削減で、同時に求められる相反する課題を一定満たしていると判断しています。また、施設の維持管理について、直営では包み隠され、先送りになっていたかもしれない施設の老朽化対策(各種保守点検業務は倍増)や、使われていない機器の一般貸出が実現していることなど、指定管理者制度導入については評価しています。
施設利用の公平性、透明性が高まったという点でも評価しています。以前は、町が主催行事のために複数押さえておいて、日程確定後もキャンセルせずに放置するという、信じがたいケースが当たり前のように起こっていたのです。無料であった9月以前は、減免団体がとりあえず終日場所を確保するということも多かったようです。町直営ならば、ここにメスが入れられたかどうか、わたしはおおいに疑問視しています。
課題は多いです。賛成の討論で述べましたが、選定基準の評価項目の獲得ポイントを比較してみると、大新東(株)が最終同点のA社より劣っているのが対住民サービス、危機管理対策。これは見逃せない結果です。施設は住民満足の最大化を「目的」とするべきで、住民サービスの向上をめざす予算配分のあり方こそが、もっとも「効率的」な予算配分といえます。住民の満足度が低いものに、安いからという理由で予算を配分することは、必ずしも効率的な経費の使い方とはいえません(=ともすれば無駄遣い)。
幸い、この点については、大新東(株)が行われたアンケート(平成22年度まとめ、23年度はの結果はまだ)では、サービスの満足度について普通以上と答えた方が大半で、現場での評価は決して低くないという結果がでています。ただ、地域に密着した常連、リピーターへの対応だけでなく、町外からの利用者にも標準的な接客対応ができるよう、職員研修等の充実を求めました。駐車場が無料、駅から近いなどの条件が好まれ、町外からの利用が少なくないようですが、ふれあいセンターの対応=島本町の印象となることを心していただきたいと思います。
比較的人件費の高い職員が配置されていた直営のときと比べて、当然、受付業務の経費は減少しています(平成19年実績3554万2247円→平成23年指定管理料1984万5千円)。指定管理者制度が管制ワーキングプアーを生むとして、問題になっている点がここにあります。平成22年12月に総務省が制度の運営について「単なる価格競争による入札とは異なる」「雇用・労働条件への適切な配慮がなされるよう、留意する」「住民の安全確保に十分配慮する」など、わざわざ通知するほど各地で事故や問題が起こっているということです。
町は、発注者として公共サービス関連労働者の処遇改善に責任を果たすよう、大新東(株)における雇用、労働条件への適切な配慮に留意するよう求めました(この点においての不十分さを指摘、平野議員、共産党は当議案に反対の立場)。また、外村議員は選定の過程、選定委員会の構成などに疑義あり(外部委員2名、職員が大半で利用者の視点に立っていない)として反対、この点については戸田もまったく同じ意見です。
他に、大阪府の推進する中学校給食の導入について、府の補助金制度に則って積極的に検討していくと最終判断、正式に表明しました(府への回答期限がこの12月)。スクールランチ(業者によるお弁当)や選択制ではなく、完全実施の方向です。初期投資には補助金が見込まれても、ランニングコストは基礎自治体の負担、あまりにも唐突で強引な印象の橋下前知事の政策でしたが、期待する保護者の声は大きく、心身ともに大人の入り口にある生徒をとりまく食の現状を思うと、否定することはできません。政争の具になり、本質を見失わないよう、生徒、保護者の視点で取り組みます。
午後は、2時より議会改革特別委員会、その後、図書館長との面談(ヒアリング)を行いました。
画像は、カフェ・テクテクさんにあった彫金のトナカイ
大人のクリスマス・・・欧米では宗教行事です
実は我が家にも自慢のオーナメントがあるのですが(一時凝っていた)、
仏教徒という理由をつけて、もう何年も押し入れに眠ったまま・・・
平成23年第6回12月議会
第71号議案 ふれあいセンターの指定管理者の指定について
引き続き、大新東(株)に決定しました。(平成24年度から平成28年度までの5年間の指定管理料、553,633,500円、年間約1億1千万円)戸田は賛成しました。制度導入の背景には、サービス向上と直営と比較した経費の削減があります。夜間サービスの開始による利便性の向上、受付業務における人件費の経費削減で、同時に求められる相反する課題を一定満たしていると判断しています。また、施設の維持管理について、直営では包み隠され、先送りになっていたかもしれない施設の老朽化対策(各種保守点検業務は倍増)や、使われていない機器の一般貸出が実現していることなど、指定管理者制度導入については評価しています。
施設利用の公平性、透明性が高まったという点でも評価しています。以前は、町が主催行事のために複数押さえておいて、日程確定後もキャンセルせずに放置するという、信じがたいケースが当たり前のように起こっていたのです。無料であった9月以前は、減免団体がとりあえず終日場所を確保するということも多かったようです。町直営ならば、ここにメスが入れられたかどうか、わたしはおおいに疑問視しています。
課題は多いです。賛成の討論で述べましたが、選定基準の評価項目の獲得ポイントを比較してみると、大新東(株)が最終同点のA社より劣っているのが対住民サービス、危機管理対策。これは見逃せない結果です。施設は住民満足の最大化を「目的」とするべきで、住民サービスの向上をめざす予算配分のあり方こそが、もっとも「効率的」な予算配分といえます。住民の満足度が低いものに、安いからという理由で予算を配分することは、必ずしも効率的な経費の使い方とはいえません(=ともすれば無駄遣い)。
幸い、この点については、大新東(株)が行われたアンケート(平成22年度まとめ、23年度はの結果はまだ)では、サービスの満足度について普通以上と答えた方が大半で、現場での評価は決して低くないという結果がでています。ただ、地域に密着した常連、リピーターへの対応だけでなく、町外からの利用者にも標準的な接客対応ができるよう、職員研修等の充実を求めました。駐車場が無料、駅から近いなどの条件が好まれ、町外からの利用が少なくないようですが、ふれあいセンターの対応=島本町の印象となることを心していただきたいと思います。
比較的人件費の高い職員が配置されていた直営のときと比べて、当然、受付業務の経費は減少しています(平成19年実績3554万2247円→平成23年指定管理料1984万5千円)。指定管理者制度が管制ワーキングプアーを生むとして、問題になっている点がここにあります。平成22年12月に総務省が制度の運営について「単なる価格競争による入札とは異なる」「雇用・労働条件への適切な配慮がなされるよう、留意する」「住民の安全確保に十分配慮する」など、わざわざ通知するほど各地で事故や問題が起こっているということです。
町は、発注者として公共サービス関連労働者の処遇改善に責任を果たすよう、大新東(株)における雇用、労働条件への適切な配慮に留意するよう求めました(この点においての不十分さを指摘、平野議員、共産党は当議案に反対の立場)。また、外村議員は選定の過程、選定委員会の構成などに疑義あり(外部委員2名、職員が大半で利用者の視点に立っていない)として反対、この点については戸田もまったく同じ意見です。
他に、大阪府の推進する中学校給食の導入について、府の補助金制度に則って積極的に検討していくと最終判断、正式に表明しました(府への回答期限がこの12月)。スクールランチ(業者によるお弁当)や選択制ではなく、完全実施の方向です。初期投資には補助金が見込まれても、ランニングコストは基礎自治体の負担、あまりにも唐突で強引な印象の橋下前知事の政策でしたが、期待する保護者の声は大きく、心身ともに大人の入り口にある生徒をとりまく食の現状を思うと、否定することはできません。政争の具になり、本質を見失わないよう、生徒、保護者の視点で取り組みます。
午後は、2時より議会改革特別委員会、その後、図書館長との面談(ヒアリング)を行いました。
画像は、カフェ・テクテクさんにあった彫金のトナカイ
大人のクリスマス・・・欧米では宗教行事です
実は我が家にも自慢のオーナメントがあるのですが(一時凝っていた)、
仏教徒という理由をつけて、もう何年も押し入れに眠ったまま・・・