とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

コミュニティをデザインする!

2011年12月27日 | もっと文化を!そして歴史を!
去る18日、所属しているNPO再生塾(持続可能なまちと交通をめざす再生塾)の自主研修企画として、女子部主催のコミュニティデザインツアーIN大山崎町・島本町を開催しました。9時半にJR山崎駅に集合、サントリー山崎蒸留所のガイドツアーに参加後、谷崎潤一郎「芦刈」ゆかりの「かぎ卯」で昼食、大山崎町の聴竹居(一般非公開)を訪ねました。

普段気になりながら、ひとりで行く機会がなかったという近隣自治体の方はもちろん、遠くは名古屋や川西市からも参加してくださいました。1年前からあった要望に応え、企画、準備、案内を頑張った甲斐がありました。蒸留所での「試飲」がお目当ての方が多く、約半数が昼食抜きで有料テイスティングを楽しみ、おおいに盛り上がっていました。

西国街道を西へ歩いて、水無瀬神宮の茶室・灯心亭(一般非公開)を見学、参加者の学識経験者(まちづくりコミュニケーション、交通、防災、子育てなど・・・)から、開口一番「なんと凄い!これは迫力だ!ひと目で凄さがわかる!」と感嘆の声があがりました。府の補助金が打ち切られ、近づく修復の財源が課題になっています。

阪急水無瀬駅とJR島本駅周辺を散策、交通広場のあり方など、公共交通(市バス・地下鉄・道路・都市計画)の専門家にみていただく機会をもちました。このネットワークを町の交通施策に役立てたいと考えています。史跡・桜井の駅跡では、青葉茂れる桜井の・・をみんなで歌いました(世代間ギャップを埋めるためテープと歌詞を持参。ふるさと島本の観光案内もさせていただきました)。

さて、JR島本駅の電車接近注意喚起メロディについて、有料ですか?とこの日ご質問があり、お金の動きを職員に確認しました。使用料の請求が日本著作権協会(ジャスラック)からJRに年間21,000円(これは駅の規模に応じて決定された金額だそうです)、JRから島本町に請求があり、町が支払っています。

しかしながら、町内企業13社(サントリー山崎蒸留所・研究所。小野薬品・日立金属等)によって構成されている「青葉会」(任意団体)より同額ご寄附いただいており、町の支出は実質なしということになっています。島本町は、町内企業に多くの面でお世話になっています。

もともと、新駅の開業に際して、庁内若手職員で構成されるタウンセールスプロジェクトチームで町のイメージアップ、内外に蒸留所の存在を知ってもらうために出されたアイディアでした(素晴らしい!)。作曲者、小林亜星さんの事務所では使用料は不要との返答をいただいたそうです。

蛇足ですが、山崎蒸留所の最寄りの駅はJR山崎駅、なのにメロディのためか間違って島本駅で降りてしまう方が少なくないようです。JR山崎駅は「ウィスキーがお好きでしょ・・・」を流せばどうかとネット上にコメントがありましたが、わたしは賛成!です。

西国街道山崎周辺を、おもてし街道にしたいという夢があります。広域連携、特に観光は単独よりも「連携することが強みになる!」と実感できたコミュニティデザインツアーでした。暮れて懇親会は、阪急駅大山崎駅前のハーミットグリーンカフェの2階を貸切。駅前が終電近くまで明るいということの有難さを、参加者は身をもって確認しました(研究テーマに密着)。


画像は、水無瀬駅前広場に立つ参加者のみなさん
寒い中、真剣な眼差しでみてくださいました

わたしの希望は商店街との連続性で賑わいを生む広場
歩道を広くとって、バス停に憩いの雰囲気を演出してはどうかなど
貴重なご意見をいただきました

島本町は200万円の予算を計上し業者に交通広場検討を委託
大山崎町は、同額予算でコミバス導入を検討中です
公共交通にも広域的な視点が欠かせません
コメント
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