とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

障害者が安心して暮らせる町をめざして

2016年12月05日 | とだ*やすこの一般質問
昨日、大阪水上隣保館・地域交流センター『ゆりの礼拝堂 懐妊の聖母に捧ぐ アヴェマリアコンサート ~古楽器の調べ~』(第一小学校応援団・和(なごみ)主催)のコンサートにお越しくださった方、ありがとうございました。

舞台というのは、事前の練習、準備はもちろんのこと、日頃の行いも含めて、そのひとのすべてが現れるものです。怖いです。本番にあわせた体調管理も重要。簡単なことではありません。

議場での質疑もこれに似ている、といつも思います。過日、12月定例会の一般質問を通告しました。議案も手にして、いよいよ13日(火)~15日(木)は今年最後の定例会。戸田の12月一般質問の内容をお知らせします。


Ⅰ)障害者が地域で安心して暮らせる町に

本年7月、神奈川県の障害者施設で多くの方が命を奪われ、負傷するという痛ましい事件が起きました。社会の奥底に、今なおあるかもしれない優生思想が顕在化しました。

啓発、啓蒙だけでは決して伝わらない奥深いものと、わたしたちは向き合っていかなければならない。闘っていかなければならないのだと思います。障害者が地域で普通に暮らせる社会、地域で就労できる社会をめざし、さらなる障害者施策の充実を求めて質問します。

1)神奈川県での事件の後、障害者福祉を担う各事業者に対して、利用者の安全確保について、島本町としてどのような対策をされましたか。

2)本年4月、「障害者差別解消法」が施行され、障害を理由とする差別解消の推進、障害者に対する合理的配慮の必要性が明確化されました。市民ならびに事業者が法律の趣旨を十分に理解する必要があります。

当事者からも、講演会を開いて周知して欲しいとの提案、要望をいただいています。市民や事業者の理解を促す積極的な取り組みを求めるものですが、本町における障害者差別解消法の普及啓発について、現状と今後の予定をお示しください。

3)障害者差別解消法に基づき、自治体には、障害者差別解消支援協議会を立ち上げることが求められています。障害者の地域生活や一般就労は、ある意味、差別との闘いです。

課題を明らかにしたり、情報を共有したり、対応策を検討したり、常にそういった取り組みを充実させていかなければならない。障害者をめぐる具体的な差別事象を抽出して、地域のさまざまな機関が連携し、協働して差別解消に向き合い、解決を図っていく。

障害者差別を解消する支援協議会を「地域」で設置することに意義があると考えます。よって島本町で組織することを求めるものですが、町の見解を問います。また、北摂、近隣自治体における現状と設置に際しての課題をお示しください。

4)地方公務員法の欠格条項について。地方公務員法第16条第1項では、成年被後見人または被補佐人は、採用試験・選考を受けることができないと定められています。

また、第28条第4項では、成年被後見人または被補佐人になった場合は失職すると定められています。これによって、知的障害者の職員が被補佐人になったことによって失職するという事例が府内の自治体で発生しています。

同法に「条例で定める場合を除く」と記されていることから、明石市では、「職員の平等な任用機会を確保し障害者の自立と社会参加を促進する条例」を制定することによって欠格条項の適用を回避されました。

島本町においても、任用機会の平等を担保するため、条例制定を行う必要があると考えます。町の見解を問います。


その他、次のふたつのテーマで問います
Ⅱ)市民の暮らしを支える下水道事業 ~ マンホールカード発行を提言します ~
Ⅲ)JR島本駅西土地区画整理事業 ~事業進捗の公表を「広報しまもと」に求める~


通告順で9番目。初日の夕方の登壇となると予測します。議場は暮らしのライブハウス!ぜひ傍聴にお越しください。



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大阪水上隣保館 ゆりの礼拝堂
懐妊の聖母に捧ぐ アヴェマリアコンサート

中世ルネッサンス時代の音楽
一回だけならイベント、続ければ教養になる

一小応援団・和の地域活動です