とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

平成30年度一般会計予算、可決(終)

2018年04月09日 | とだ*やすこの町政報告
第26号議案平成30年度島本町一般会計予算に対して、人びとの新しい歩み(戸田・中田)を代表しての賛成討論(戸田)
これが最終になります。3つの記事を一気にUPします。

みなさんの暮らしに深く係る一年の予算の内容、税金の使い道!
ぜひとも目を通してください。


【山田町長の施政方針より抜粋】
第二幼稚園については、施設の耐震化や老朽化が課題となっており、また、園児数が定員を大きく下回っていることなどから、本年度末で閉園することとし、施設の解体設計業務に取組みます。また、跡地には、民間事業者による「認定こども園」の設置を進めてまいります。



最後にもう一点、第二幼稚園です。平成30年度で閉園、跡地に民間事業者による「認定こども園」を設置するという方針を掲げておられますが、さらなる熟議が必要です。

島本町立幼稚園設置条例を改正して、第2幼稚園を廃止する、すなわち公共教育施設をひとつ廃止することになるのですから、保護者の意見の徴収だけでは十分とはいえません。

島本町の未就学児の保育・教育を総合的見地から、識者の視点も交えて議論する場をなぜもとうとしないのか。行政の行うことに間違いがないという傲りがあるとしたら困ります。

位置的にみて第四保育所の耐震化工事の期間の受け皿になり得るのか、当該地で200人という定員規模の認定こども園を民間募集者が運営することが将来的に妥当なのか、懸念される点が多すぎます。

第二幼稚園の今後を主なテーマに、島本町の未就学児の保育教育の総合的なあり方について、学識経験者を招いて熟議することが平成30年度前半の必要不可欠な仕事であると申し上げて、人びとの新しい歩みの賛成討論とします。【終】


以上
賛成はするが「納得していない」という点について「討論」でその点を主張しました。「議会制民主主義」のシステムは、議員がそれを正しく理解して正しく運営すれば、少数派の民意もちゃんと届けることができるのです!

自民・公明・維新の8名の議員の離席・退席による定足数割で、議会がこのまま流れるのか?予算は否決されるのか?!という事態に陥った島本町議会最終日でしたが、山田町政2年目、平成30年度は手堅く粛々とスタートしています。

4月の人事異動、新人職員の入所で心機一転、山田町長の真価が問われる年度でもあります。引き続き島本町政、そして町議会に関心をお寄せ下さい。


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完成した新棟の外観
給食室・普通教室・学童保育室

第四小学校の給食試食会
鯖・小松菜・豚肉・汁もの
とても美味しい給食でした

ここに欲しいのはお茶
和食に牛乳はやはり変です

これは国レベルの課題
憲法改正の議論よりも
給食に係る基準を変えて欲しい

【重要】平成30年度一般会計予算、可決(5)

2018年04月09日 | とだ*やすこの町政報告

【町長の施政方針より抜粋】
JR島本駅西地区については、JR島本駅西土地区画整理準備組合に対する具体的な財政面での支援も検討しながら、引き続き技術的支援を行います。

まちの将来を見据え、新たなまちの顔となる駅前の玄関口として、自然と調和した、にぎわいと親しみのあるまちなみに誘導して参ります。



第26号議案平成30年度島本町一般会計予算に対して、人びとの新しい歩み(戸田・中田)を代表しての賛成討論(戸田)
つづき


さて、平成30年度の施政方針で、山田町長は、JR島本駅西地区のまちづくりを具体化していく一年になるとおっしゃいました。

また、JR島本駅西地区画整理準備組合に対し、これまでの技術面での支援に加えて財政面での支援も検討、公共施設の管理者負担を見据えた発言をされています。

異論反論を合意形成の過程で可能な限り活かしていく、民主主義の重要な手続きを踏まずにJR島本駅西側のまちづくりを進めることは許されません。

1月19日に開かれた初の住民説明会には243名の参加があったとのこと、再度の説明会や意見交換会を求める声が多く、半数近い方が閉館時間を過ぎても席を立とうとされませんでした。

言論によるもので、わたしの知る限り、暴力的な行為はひとつとしてありませんでした。(この発言は総務建設水道委員会での伊集院議員の「居座り」「刑法」などの発言に反論する意図があります)

ふりかえれば、都市計画マスタープランなど町の将来のまちづくりを描く重要な計画の策定や改訂において、住民意見の徴収と反映が充分とはいえませんでした。

駅前という極めて公共的な空間を、土地区画整理事業という公共的手法で開発する計画にも関わらず、過去8年、公共の利益、住民福祉の向上の観点からの住民説明会は行われてこなかった。

住民には、開発によって空間の質がどのようになるのかまったく予測ができません。1月19日の説明会は、都市計画とはなにかという内容に多くの時間が割かれ、質疑応答の時間も充分ではなかった。

説明会、意見公開を求める声が多かったことを真摯に受け止め、平成30年度、すみやかに住民説明会を開催、意見交換の場を設けてください。

なにより、事業内容が未確定であるとして概略案、あるいは都市計画の素案に留まっている現段階で、地区計画の内容も定まらない現状での大阪府への都市計画手続き申請(正確には協議開始)、すなわち市街化区域への編入、区域区分申請(正確には協議開始)を行うべきではありません。

昨日3月26日の都市計画審議会でもこのことは大きな争点になりました。また、道路ネットワーク、概算想定事業費、経済波及効果等の分析、費用対効果分析が示されないまま都市計画手続きに入ることにもおおいに疑義があります。

無理なスケジュールで職員に精神的プレッシャーや事務的負担をかけることにもなり、慎重な判断をされるよう求めておきます。


つづく

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「島本町緑の基本計画」
これまで存在さえ知り得ていなかった

都市計画マスタープランと同様に重要と
過日、戸田・中田・河野3議員が市民と
国土交通省・近畿地方整備局を訪ねて知る

役場庁舎1階・コミュニティ推進課
情報コーナーに配架されています

平成30年度一般会計予算、可決(4)

2018年04月09日 | とだ*やすこの町政報告
第26号議案平成30年度島本町一般会計予算に対して、人びとの新しい歩み(戸田・中田)を代表しての戸田の賛成討論
つづき

実物を見る機会の少ない後鳥羽上皇に関わる国宝二点の複製作成を歴史と文化の薫るまちをめざす積極的な取り組みとして高く評価します。

後鳥羽上皇の治世は、貴族から武士へと政権が移った日本史の転換期、明治維新まで続く武家社会のはじまりといえます。

隠岐に流された上皇が生涯忘れることのなかった風光明媚な水無瀬の地には、複数の御所や従者の邸宅、地形を活かした壮大な庭園などが存在していたと思われます。

開発に伴う遺跡発掘調査が増えています。水無瀬離宮関連遺跡に係る報告書の作成も急がれ、学芸員の正規雇用による中長期的人材育成を重ねてお願いするものです。

同様に臨時的雇用の職員に頼る図書館運営は限界に達していると思われ、職員の処遇改善と運営の見直しを求めるものです。小学校社会科の副読本「しまもと」の再編集については高く評価します。

青少年育成を担ってきたキャンプ場の廃止は残念ですが、これを機に大沢地区の自然環境保全と地域住民の生活支援の課題について、すみやかに大沢のみなさんと膝を突き合わせて語り合われることを求めておきます。

消防における高規格救急車の更新など、ハード面の消防力向上は必要不可欠なものと判断します。引き続き、救命力の維持向上、火災予防活動に務めてください。

日頃の救急救命活動に心より敬意を表するものですが、パワーハラスメントの事例や特定の職員に対する理不尽で不適切な行為がこれ以上繰り返されることがないよう、職員の人権意識の向上に務めてください。


つづく

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ある日の水無瀬神宮(正面右奥)
樹々の緑に歴史を感じます