沼澤尚とMARCOS SUZANOのコラボレイトアルバム、「ネニューマ・カンサォン,ソー・ムジカ」シリーズの3枚目です。
この「ネニューマ・カンサォン,ソー・ムジカ」シリーズ、まさか3枚目まで出るとは思いませんでしたわ。基本は沼澤尚のドラムとMARCOS SUZANOのパンディロによる即興演奏を、お馴染みの内田直之がダブミックスしてるところに勝井祐二がなんやら音を出しているというだけの74分間です。こういうライブをやること自体凄いことですが、それをCDにしてしまうという企画も凄い…しかも3枚も。
メロディなんてありません。ただひたすら沼澤尚がドラムを叩き、MARCOSがパンディロを始めとした打楽器を演奏し、その音に内田直之が手を加えていろんな効果音をミックスさせる。そこに勝井祐二のエレクトリックバイオリンの音色がところどころで乗っかる。それだけです。ディスコミュージックやロックのようなノリがあるわけでもなく、心を打つ歌もメロディもない。PINK FLOYDの「ECHOES」を思わせるようなおどろおどろしくて幻想的な音世界だけがそこにある。音楽としては文字通り「難解」なものなのです。なんかのライブのドラムソロコーナーみたいなところで聴く分にはありなんですけどね、それを74分も続けて聴かされた日には…多分みんな飽きちゃうでしょう。せいぜいドラマーとか打楽器系を自分でやる人じゃなきゃ聴こうとも思わんでしょうな。それでもこれだけCDが出るということは…需要があるということなんでしょうかね。小生の知らないアンダーグラウンドでディープな異次元な世界において…?
ただ言えることは、即興でありながらもドラマチックなんです。ただバラバラにみんな好きなことやってたら聴けたもんじゃなくなるんでしょう。だけど誰か(多分沼澤氏?)がドラミングの表情を変えると、周りがごくごく自然についてくるんですよね。だから展開に違和感がない。まさに全員が一体となった音世界。故に聴けてしまうんです。即興の中にある、経験に裏打ちされた緻密さとでも言いましょうか、当然のことながらダレのない、完成された74分の音世界があるんですよね。正直小生的には他人にオススメしたいとも思いませんし、それほど積極的に聴きたい!と思うものでもない。だけど、なんか惹かれるものがあって、このシリーズは3枚とも買ってしまっているのも事実です。ちっとも面白くないと思ったら1枚目だけで終わってるはずですから。
そんなところで訳わかんないけど通りすぎることのできないこの「ネニューマ・カンサォン,ソー・ムジカ」シリーズ、ちなみに一体どれだけ売れてるんでしょうかね…別な意味で興味深深だったりして。
この「ネニューマ・カンサォン,ソー・ムジカ」シリーズ、まさか3枚目まで出るとは思いませんでしたわ。基本は沼澤尚のドラムとMARCOS SUZANOのパンディロによる即興演奏を、お馴染みの内田直之がダブミックスしてるところに勝井祐二がなんやら音を出しているというだけの74分間です。こういうライブをやること自体凄いことですが、それをCDにしてしまうという企画も凄い…しかも3枚も。
メロディなんてありません。ただひたすら沼澤尚がドラムを叩き、MARCOSがパンディロを始めとした打楽器を演奏し、その音に内田直之が手を加えていろんな効果音をミックスさせる。そこに勝井祐二のエレクトリックバイオリンの音色がところどころで乗っかる。それだけです。ディスコミュージックやロックのようなノリがあるわけでもなく、心を打つ歌もメロディもない。PINK FLOYDの「ECHOES」を思わせるようなおどろおどろしくて幻想的な音世界だけがそこにある。音楽としては文字通り「難解」なものなのです。なんかのライブのドラムソロコーナーみたいなところで聴く分にはありなんですけどね、それを74分も続けて聴かされた日には…多分みんな飽きちゃうでしょう。せいぜいドラマーとか打楽器系を自分でやる人じゃなきゃ聴こうとも思わんでしょうな。それでもこれだけCDが出るということは…需要があるということなんでしょうかね。小生の知らないアンダーグラウンドでディープな異次元な世界において…?
ただ言えることは、即興でありながらもドラマチックなんです。ただバラバラにみんな好きなことやってたら聴けたもんじゃなくなるんでしょう。だけど誰か(多分沼澤氏?)がドラミングの表情を変えると、周りがごくごく自然についてくるんですよね。だから展開に違和感がない。まさに全員が一体となった音世界。故に聴けてしまうんです。即興の中にある、経験に裏打ちされた緻密さとでも言いましょうか、当然のことながらダレのない、完成された74分の音世界があるんですよね。正直小生的には他人にオススメしたいとも思いませんし、それほど積極的に聴きたい!と思うものでもない。だけど、なんか惹かれるものがあって、このシリーズは3枚とも買ってしまっているのも事実です。ちっとも面白くないと思ったら1枚目だけで終わってるはずですから。
そんなところで訳わかんないけど通りすぎることのできないこの「ネニューマ・カンサォン,ソー・ムジカ」シリーズ、ちなみに一体どれだけ売れてるんでしょうかね…別な意味で興味深深だったりして。