TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

ポンタさん

2010-06-28 23:17:45 | J-FUSION
というわけで先日のJINOMASAPONTA。
村上ポンタ秀一さんのドラミングを初めて見せていただきました。ご存知まさに日本のドラマー界の巨匠。ほんとその場にいれただけで感動ってなもんです。
ドラムのセッティングは狭いステージを考慮してちょっと小じんまりした感じではありますが、しっかりラックマウントされていて、シンバルも5~6枚。そのシンバルも結構重めのものばかりを使っているようで、ヘヴィなシンバルサウンドでした。演奏のほとんどはステイックを使わず、竹ひごスティックって奴でしょうか。でもかなりぶっとくて、ほとんど先っぽまでがカバーされた独特のモノです。やはりスティックでは音がきつすぎてしまうんでしょうかね。それだけに音もまた普通のドラムとはちょっと違った柔らかい雰囲気。スティックを使ってたのは1曲だけだったかな。
で、ポンタさんのドラミング、感じたのは飛び道具的なテクに走るのではなく、基本を忠実にしながらいろいろと展開していくスタイルなのかなって。そして何と言ってもダイナミクス、というかダイナミズム。音のメリハリがハンパじゃない。ブラシ使ってても凄いメリハリありますしね。もちろん大きな音を出すときの振り上げる腕のアクションがやっぱりポンタさんならでは。ホントいいモノ見せていただきました。
それにしても、テレビとかで見る言動から、まさに巨匠という雰囲気でおっかない人なのかな~と思ったけど、ライブ中は終始ご機嫌だったようで、時々漫画みたいに白い歯を出してニタ~って笑ってましたね。最近だいぶ瘠せられたようで実年齢以上に顔のシワが増えてしまっているようにも見えましたけど。そんなこともあってか確かにオーラはあるんだけど、その実普通にやんちゃなオジさまでしたね。
お忙しいポンタさん、当日のリハもほとんどやってなかったそうだけど、ちょっと聴いただけでオリジナルナンバーまですぐに本番で叩いてしまう。もちろんポンタさんに限る話じゃないんだけど、やっぱりプロって凄いなあと思うわけです。勉強になりました。
コメント
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