TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

A LYRE IN A WINDSTORM / BRUCE GAITSCH

2011-04-07 23:22:43 | TOTO&FUSION
数年前に購入したBRUCE GAITSCHのソロアルバム「APHASIA」。これは名盤だったな…。そんな思いがありながらもその存在を忘れていたけど、先日たまたまHMV漁りをしているときに目に入ったのがこのアルバム。絶対良いに違いない!と即購入したのであります。

BRUCE GAITSCH…多分最も有名なところでは一時期ギタリスト不在だったCHICAGOのサポートメンバーとして、「STONE OF SYSIPHUS」「NIGHT AND DAY」に参加していたこと…、それからMADONNAの「LA ISLA BONITA」のコンポーザーであること…。他にもAOR系のアーティストの共演は数知れず、特にこのアルバムにも参加しているBILL CHAMPLINやAIRPLAY系との共演も多い、職人ギタリストなのであります。

で、このアルバム、初リーダー作なんだそうで。じゃあやってる音楽が典型的なAORかというと「APHASIA」もそうだったけど、そういうAORな曲もありつつも全体を支配するのはとにかく秀逸なメロディ。とにかく「素敵」なメロディの宝石箱なんです。収録曲の半数はギターインスト。かといってフュージョンかというとそんなこともない。平べったく言うとスムースジャズ?いやいやそんな単純なものじゃない。もっと深いと思う。一言でジャンル分けできるような簡単な音楽性ではないですね。
とにかくハートを震わせるようなメロウで静か、だけど時に激しく無防備な心に迫り来る。不思議な魅力を持った音楽です。小生そもそも音楽的好みは基本ノリノリのファンキー系だったりするもので、こういう音楽とは真逆にあるのかもしれない。故に普段はこういう静か系のアルバムってまず聴くことはないんだけど、何故かBRUCE GAITSCHだけは別格ですね。

ちなみにこのアルバム収録の「HAUNT ME TONIGHT」。TOTO全面参加のTOMMY DENANDERのプロジェクトRADIOACTIVE「CEREMONY OF INNOCENCE」にも収録されています。RADIOACTIVEではGEIR RONNINGが歌ってますが、オリジナルのボーカルはRICHARD MARX。

ついでにYOUTUBEで見つけたのが「APHASIA」収録の「LETTING GO」。JASON SCHEFFのボーカルがなんとも心を揺さぶる名曲です。

A LYRE IN A WINDSTORM / BRUCE GAITSCH
BRUCE GAITSCH(g,keys) JOHN PATITUCCI(b) JANEY CLEWER(keys,vo)RANDY WALDMAN/GREG PHILLINGANES(keys) BILLY WARD(ds) PAULINHO DACOSTA(perc) DAVE BORUFF(sax) JEREMY LUBBOCK(STRINGS) RICHARD MARX/AMY SKY/BILL CHAMPLIN/TAMARA CHAMPLIN/GEORGE HAWKINS/MARC JORDAN/TIMOTHY B.SCHMIT(vo)
コメント
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