TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

SOUND…AND STUFF LIKE THAT / QUINCY JONES

2011-04-15 23:55:13 | その他の音楽
SPICY KICKIN’のニューアルバム…と一緒に買ったアルバム。
何なんでしょう、このたまらない雰囲気。正直今までQUINCY JONESって「THE DUDE~愛のコリーダ」しか知らなかった。もちろんMICHAEL JACKSONやGEORGE BENSONとか「WE ARE THE WORLD」やらのプロデューサーとして有名なのは知ってるけど、自身の名義でのアルバムって「THE DUDE」だけというイメージ。いや、QUINCY名義のアルバムって他にもあったのは知ってたけど、もっと映画音楽っぽい(IRONSIDEの先入観?)のとか、もっとモータウンモータウンしているんだろうな、と勝手に思っていた。だけど、先般のQUINCY JONESトリビュートのライブに行ってからというもの、そのファンキーでソウルフルなサウンドに結構ハマってしまった次第です。そこでラストナンバーだった「STUFF LIKE THAT」を聴いた日にはこれは聴かねばなるまい、と思って「STUFF LIKE THAT」の入ったこのアルバムを聴くに至る。

いやいややっぱり良いものは良い、てか実は「THE DUDE」よりもコッチの方が良いのでは、とまで思う。秀作揃いです。1曲目「STUFF LIKE THAT」が素晴らしいのは当たり前、「I'M GONNA MISS YOU IN THE MORNING」のRICHARD TEEのRHODESに涙し、「LOVE, I NEVER HAD IT SO GOOD」のピースフルなメロディとMICHAEL BRECKERのお馴染みエレクトリックに加工したサックスソロに時代を感じつつ、HERBIE HANCOCKのスタンダードナンバー「TELL ME A BEDTIME STORY」のしっとり感、そしてHERBIE自身によるエレピに胸を震わせつつ「LOVE ME BY NAME」の壮大さにむせび泣き、「SUPERWOMAN」で魅せるERIC GALEのギターカッティングにニヤケながらラストナンバー、DOOBIE BROTHERSの「TAKIN' IT TO THE STREETS」のカバーという選曲の意外感とゴスペルチックなコーラスアレンジに感心する、全く飽きのこない35分の作品なのであります。

今月末にはQUINCYの作品がまとまって高音質CDで再発されるようですね。これを機にもう少し探究してみるのも悪くないよね…。

SOUND…AND STUFF LIKE THAT / QUINCY JONES
ERIC GALE/DAVID T.WALKER/WAH WAH WATSON(g) ANTHONY JACKCSON(b) RICHARD TEE/MICHAEL BODDICKER/HERBIE HANCOCK(keys) STEVE GADD(ds) RALPH MCDONALD(perc) GEORGE YOUNG/TOM SCOTT/MICHAEL BRECKER/DAVID TOFANI/HAROLD VICK/HOWARD JOHNSON/HUBERT LAWS/BUD SHANK/BILL PERKINS/JEROME RICHARDSON/BUDDY COLLETTE(sax) JON FADDIS/VIRGIL JONES /CHUCK FINDLEY/SNOOKY YOUNG/OSCAR BRASHEAR/BILL LAMB(tp) ALAN RAPH /CHAUNCEY WELSCH/ROBERT PAYNE/JIMMY CLEVELAND/DONALD WALDRUP/BILL WATROUS/CHARLES LOPER(tb) NICK ASHFORD/VALERIE SIMPSON/CHAKA KAHN/PATTI AUSTIN/LUTHER VANDROSS/CHARLES MAY/GWEN GUTHRIE/LANI GROVES/VIVIAN CHERRY/YOLANDA McCULLOUGH/TOM BAHIER/ZAK SANDERS/BILL EATON/FRANK FLOYD(vo)
コメント
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