TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

往復割引

2024-12-03 23:45:41 | Weblog
昨日から巷を賑わしているニュース。
JRが往復乗車券を廃止するんだそうで。
https://www.jreast.co.jp/press/2024/20241202_ho01.pdf
ここで問題となるのが注意書きにこっそり書いている、往復割引も廃止、という話。
なんだか鉄道使ってあんまり遠くに旅行に行かんでもよろし、と言っているような仕打ちにしか見えないね。
ん?連絡乗車券も含む、って?じゃ特急踊り子も伊豆急下田までの乗車券は発売しなくなる?そんなまさか。

まあいわゆる連続乗車券はともかくとして、往復割引がなくなるなんて。往復割引なんてあって当たり前の制度ですからね、まさかここまで手を付けてくるとはね。近郊区間拡大に伴う途中下車不可エリアの拡大に、乗継割引廃止に18きっぷ変更に続くこれでもかと言わんばかりの制度改悪。これ全て実質値上げに他ならないんですよね。みどりの窓口問題もそうだし、駅の無人化問題もそうだし、ローカル線廃止問題もそうだし。とにかくこのところのJRのサービス低下が著しい。まさに民営化の弊害がここにきて一気に火を噴き始めてる状態ですな。そのうち途中下車制度もなくなるんじゃないかな~。

その理由の説明が理由にもなっていないところが笑える。こんな説明でみんな納得するわけないだろ。毎度おなじみ利用が少なくなったから、またまた~利用を減らすようにそっちが仕向けているんでしょうが。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f0d73ccb45013d8b0dda1c4819eebfe0a919f6c
こちらの記事によれば往復乗車券の利用は16%ほど、なんだそうで・・・って充分多いだろ、これで少ないと言うか~という突っ込みがあっちこっちから入りそうですな。
長距離の片道きっぷを少しでも値下げするのと引き換えならまだわかるんだけどね。

実際小生大阪方面に行くときは必ず往復割引で切符を買っていました。目的地より少しだけ先の駅を行先にして600kmを超えるようにすると往復割引が適用になって、普通に目的地まで往復切符を買うより安くなるものでして。
確かに連続乗車券は以前からマイナーな存在だったのでわからんでもないけど、往復割引はまだまだ使われていると思うんですけどね。往復乗車券は有効期間が2倍、というメリットもあって、例えば学生さんが実家に帰って、適当に過ごして有効期間内で適当に戻る、という自由度があったんですが、片道乗車券それぞれ購入となると、戻る日をあらかじめ決めておかなければならないという、自由度が減ってしまう弊害も忘れてはなりません。

大体ね、JR各社ごとの割引メニューが全然違うし予約サイトも分かれているし、当然割引きっぷなんざ座席数限定ですからね、それが買えなかったら正価で切符を買うしかない。そもそも昨今の割引制度は会社エリア内に限られるのがほとんどで、往復割引は会社を跨いだ割引制度であって、まさに長距離を乗るのには往復割引は有用なんだけどな。

まあ、昔に比べれば単純に新幹線に乗る、という点での割引制度は会社内に限れば充実しているのは確かなんだけど、それって列車を使って旅を演出する、という感覚ではなくて単純に往復するだけの移動手段を提供しているに過ぎないのよね。それって飛行機とおんなじ。面倒な切符はやめて単純に行って帰って来るだけの切符なら早い者勝ちで安くしますよ~ってなもんでしょうか。そんなところにも地方の鉄道を利用してもらおうという気概が全くない、切り捨て志向が垣間見えるんですよね。
今思えば周遊きっぷの廃止もその一環だったのか。

とにかく、この会社間の制度の違いや予約サイトの違いとかの煩わしさをもっと改善してもらわないと。その意味ではまだまだ時期尚早な話なのよ。

今日の通勤音楽
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