TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

NOBU-SONS

2006-08-04 00:07:14 | J-FUSION
青木智仁の足跡ネタが中断してましたんで、再開。
ということで、今回はNOBU-SONS。

その昔「タモリの音楽は世界だ」なんて番組がテレビ東京でありました。
タモリが司会の音楽番組、と言ってもいわば「たけしの誰でもピカソ」的な作りの番組で、いわゆるランキングや流行を追っかけるのではなく、いろんなジャンルのミュージシャンや楽器にスポットをあてて楽しむ、なんともアカデミックな雰囲気ただよう番組でありました。1990年頃だったと思います。で、そこのハウスバンドをつとめていたのがこのNOBU-SONSでした。
メンバーは斉藤ノブ、島村英二、青木智仁、是方博邦、小林信吾、重実徹という面々。
見ての通り、角松組を中心にしたメンバーです。このメンバーがレギュラーとして毎週テレビに映っていたんですから、今から思えば貴重な番組でしたね。もちろん青木さんのお姿も毎週拝めたわけです。
番組内でトーキングドラムを使って斉藤ノブが放送禁止用語をまさにトーキングしてたシーンがよっぽどおもろかったんでしょう、未だに忘れられません。
それからT-SQUAREが出演した時のこと。
則竹さんがタモリに「僕ちゃん僕ちゃん」とイジられまくってましたね。則竹さん今でもそうですが、当時は更にへにょへにょな喋りでしたからね~、それが気に入られたのかどうかはわかりませんが、二代目ハウスバンド「KORE-CHANZ」のドラマーとしてレギュラー出演するようになるなんておまけもありました。

話を戻してNOBU-SONS。1枚だけアルバムをリリースしています。「IN CLASSICS」というアルバムで、要はクラシック音楽をジャズ、というよりフュージョンアレンジで聴かせる、番組と連動するようなアカデミックなアルバムでありました。小生、クラシックナンバーがロックやフュージョンにアレンジされたものって、実は結構好きだったりします。YMOだってクラシックの曲をテクノにアレンジしてくれりゃ面白いのに、なんて思ってたりしました。(正式リリースはされませんでしたが、YMOでも1曲だけクラシックをアレンジした曲があるらしいですが)そういや90年代の始め頃って、G-クレフやらクライズラ-&カンパニーなど、クラシック音楽をモチーフにしたフュージョン、というよりインストバンドがやけに流行っていた時期でした。

...また話を戻して「IN CLASSICS」というアルバム、青木さんのベースも大フィーチャーされてます。ハードロック風にピック弾きで歪ませまくった「春」、チョッパーベケベケで迫る「ペルシャの市場にて」とか、まるでJACO PASTRIUSのようなプレイが聴ける「G線上のアリア」、ビッグバンドジャズ風の「野バラ」とかね、むしろソロアルバムよりも多彩なプレイが楽しめるかも知れません。チョッパーをバックに演奏される「運命」や「白鳥の湖」なんて想像できます?青木さん参加の作品としても異色な出来。面白い一枚です。

IN CLASSICS/NOBU-SONS
NOBU SAITO(perc)KAZUYO SUGIMOTO/CHIKA SUZUKI/HIROKO MORIGUCHI(vo)HIROKUNI KOREKATA/MASAKI MATSUBARA(g)TOMOHITO AOKI(b)SHINGO KOBAYASHI/TORU SHIGEMI/KENTARO HANEDA(keys)EIJI SHIMAMURA/SYUICHI MURAKAMI(ds)AKIRA SAKATA(sax)TAMORI(tp)ERI OKAMOTO(violin)

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2 コメント

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Unknown (imokenp)
2006-08-04 23:57:01
録画してあるんですか~。

今見たら笑っちゃうほどみんな若いんでしょうね。

NOBUさんもでぶでぶだった頃だし。

なんにしても貴重な映像です。
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面白い1枚ですよね (koharu)
2006-08-04 17:56:02
こんにちは!

この番組録画してあるよ~。

青木さんが渋ーくプレイしていたりニコニコ笑っていたり良い番組でした。

アルバムも非常にアカデミックで今聴いても十分かっこいいですね。

メンバーも多彩でした。

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