TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

DIG / BOZ SCAGGS

2008-03-20 00:36:52 | TOTO&FUSION
「SILK DEGREES」をMDに録音した余りの時間に入れて聴いてるのがこのアルバム、BOZ SCAGGSの2001年リリースのアルバム「DIG」です。

実はCD時代になって以降、BOZのアルバムを買ったのは「HITS!」くらいだったんですね。「HITS!」以降のBOZにはほとんど興味無かったというのが正直なところです。
ところがこのアルバムがリリースされた頃、たまたまCDショップで手に取り、"PRODUCED BY DANNY KORTCHMAR & DAVID PAICH"という表示を見掛けて、即買いしたというのがその経緯であります。

そう、いわばTOTOとBOZが再びタッグを組んだアルバムと言えるのかもしれない。DAVID PAICHはもちろん、STEVE LUKATHERも参加。後付けですけど、GREG PHILLINGANESも参加してます。とはいえ一連のJEFF PORCARO参加作品ほどの力強さは感じない。むしろもう1人のプロデューサーDANNY KORTCHMARの独特の雰囲気が漂います。例えるならDON HENLEYの「BUILDING THE PERFECT BEAST」。このBOZバージョンといった感じでしょうか。とはいえ、DAVID PAICHが曲作りにも多数参加していることもあり、1曲目「PAY DAY」なんてPAICH節にニヤリとさせられたりもします。9曲目「YOU'RE NOT」なんてこちらはモロにDANNY KORTCHMARの世界。ていうか、DON HENLEYが歌っていても全然おかしくないし。そしてもう1人このアルバムの立役者がROY HARGROVE JR.。氏のユニット、RH FACTORのサウンドを彷彿させる脱力系のホーンセクションが更にこのアルバムを黄昏させてくれてます。
また、「GET ON THE NATCH」なんてラップナンバーも興味深い。とてもBOZの声とは思えないダミ声のラップが不思議なナンバーだったりして。
良くも悪くもBOZの個性というよりはまさにプロデューサー、参加ミュージシャンの世界に染められたこのアルバム、70~80年代のような活きの良さとは違う、肩の力が抜けた21世紀のちょいとひねくれたAORが堪能できます。
さて今度のTOTO/BOZではこのアルバムの曲は演ってくれるでしょうか?(無理だろうな~)

DIG / BOZ SCAGGS
BOZ SCAGGS(vo,g)DANNY KORTCHMAR/RAY PARKER JR./STEVE LUKATHER(g)DAVID PAICH(keys,vo)MICHAEL RODRIGUES/GREG PHILLINGANES(keys)NATHAN EAST(b)ROBIN DIMAGGIO/STEVE JORDAN(ds)ROY HARGROVE JR.(horns)MONET(vo)JOE BONADIO(perc)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三度目の正直 | トップ | JOSEPH WILLIAMSも来日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

TOTO&FUSION」カテゴリの最新記事