TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

HONESTY / BILLY JOEL

2012-01-10 23:43:41 | AORとか
今日の通勤アルバムはBILLY JOELのライブ盤(「STRANGER 30TH ANNIVERSARY EDITION」についてた奴ね)でした…。
で、思いだしたんだけど、先日たまたまテレビを見ていて目に入ったのがNHK Eテレ(今は教育テレビって言わないのね)でやっていた「アンジェラ・アキのSONG BOOK」という番組。なんでも英語の歌詞から英語を勉強しましょう、というのが狙いのようで。
昔を思い出します。小生が洋楽を聴くようになったのはラジオ「百万人の英語」で小林克也がやっていた「ENGLISH THROUGH MUSIC」という番組がそもそもの始まり。いわばそれのテレビ版がこの番組、ということになりましょうか。

そこで今回取り上げられていたのがBILLY JOELの「HONESTY」でした…、てか、なんでこんな古い曲がネタとして取り上げられるんだろうか…と思ったりもするのですが、一緒に勉強している大学生に聞いたら7~8割の人はこの曲聴いたことあるんだそうです。言ってみれば35年前の曲、文字通りクラシックなんだけど、それだけ聴き継がれている本当にいい曲なんだということを再認識。とはいえもちろん「百万人の英語」では当時の最新の曲を取り上げていただけに、若干の違和感もありつつ。

ただ、実際この番組を見て、その歌詞の持つ意味・メッセージ性を感じるにつけ、今時の洋楽にはないものがあるのかな…と。今や最新の米国ヒットチャートを賑わしている曲なんてもうほとんど聴くことのない小生、あくまでも偏見ある主観になりますが、最近の流行り曲って、歌詞に魂がないんじゃないかな。言葉遊びばっかりで意味の通らない、すなわち英語の勉強にもならないような歌詞が、そのリズム感覚だけで流行を作っているのではなかろうかと。その意味ではこの「HONESTY」、歌詞もわりかし英語的には難しいものでもないですし、アンジェラ・アキ曰く「怨念の歌」ともいえる、強烈なメッセージを伝えるには言葉そのものがキーであり大切にされているのだと思う。英語の勉強という目的だけではない、現代の若者に伝えていきたい一つの文化がそこにあるのでは…ということも含めて提案している番組なのかもね…と深読みするのであります。
大体今時の学生って、そもそも最新の洋楽を聴いたりしてるんですかね…。「HONESTY」がリリースから30年以上経った今でも、これだけの若者に聴き継がれている、という事実に対しては、やはり現代のヒットチャートを賑わす音楽って軽薄短小なのかな、と思わざるを得ません。

ちなみに番組でのBILLY JOELの豆知識、デビューアルバム「COLD SPRING HARBOR」は回転数がおかしい状態でプレスされ、そのまま発売されてしまいBILLYが激怒したとか、BILLYは一時期ヘヴィメタバンドもやっていたとかいう情報は初めて聞きましたわ。

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2 コメント

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Liberty Devitto (平賀伊織)
2012-01-16 12:59:49
この曲は、35年前なんですね。
とても哲学的すらあるような詩ですね。

と、言いつつ、バックのLiberty Devittoがひたすらパワーヒッターで「おりゃーぁぁぁ」と叩いているんですね。

とても、面白いです(笑)
特に、当時はそう感じていました。



Honesty, Liberty Devitto in Chile
http://www.youtube.com/watch?v=ZFXhc-xYF3U

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パワーヒッター (imokenp)
2012-01-17 22:36:48
中学の時、BILLY JOELの来日公演に行った友人が、この曲でドラマーがめちゃくちゃ思いっきり叩いていた、と言ってたのを思い出しました。
何となくこういう静かな曲だとそれに応じたドラミング、みたいな先入観がありますが、確かによくよく聴いてみると、特にサビの部分はこれでもかといわんばかりにぶちかましてますよね。
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