■2019.09.27 山旅3日目。
摺鉢窪避難小屋での御来光、カールに立つ小屋なので広角には見えない。
同宿の女性登山者は4時頃ヘッデンを灯し南駒ヶ岳を超え中央アルプス最南部縦走へ向かった。
彼女にとって中央アルプスに残された最後の赤線(ルート)を繋ぐ。大平宿までゴール出来る事を願う。
111私は下山するだけなのでゆっくり6時に小屋を掃除して出発。
75歳の年配登山者は池山小屋まで向かう。
年齢に応じ刻んだコースを採れるのも登山の楽しみですね。
コルまで上がると木曽側からガスが上がってくる。
モワーとガスに包まれた南駒ヶ岳。
じょじょにガスは切れる。
左奥に仙涯嶺が見える。
越百側から見るとピラミダルな山容です。
熊沢岳・東川岳を巨大な滝雲が襲う。
この状態は有る自然現象が起こりやすい。
それは「ブロッケン現象」
ブロッケン現象とは、太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象。(出典: Wikipedia)
別名「ブロッケンの妖怪」とも言う。
ここまではっきり見えるのは初めてだ。
早朝稜線を歩いているときに良く出る。
滝雲が木曽殿を越している。
木曽殿越は平安時代の1180年(治承4年)に、武将木曾義仲が越えたという伝説がある。
南駒ヶ岳は双耳峰。
仙涯嶺をズーム
摺鉢窪カールに立つ避難小屋、百間ナギと呼ばれる大崩壊地が迫りつつある。(崩壊は現在でも続いている)
すこし前この避難小屋で遺体が発見された。その後、床や壁の板を張替へ利用可能となった。
この位置からは鉄兜「塩見岳」の肩から富士山が覗く。
日々色ずいてくる。
赤椰岳
田切岳・・・・気になる山だな
八ヶ岳。
イワギキョウ
好きな稜線よまたね。
南ア
ドライフラワーになったコマウスユキソウ
イワヒバリ
8:43 空木まで戻ってきました。
ここから標高差2,000オーバーの池山尾根を下山です。
奥に槍穂~笠ヶ岳~槍・穂まで見えます。
空木平
駒峰ヒュッテで念のため水調達。
空木岳を超えると登山者がちらほら。
今回のザックは45Lです。
田切岳と空木平
ここがもう少し色ずくと綺麗だろうな。
駒石
バカ尾根の樹林帯に突入。
12:34 一気に水場でうす。
顔を洗う。
気持ちいい。
秋ですね。
栗とどんぐり。
14:08 菅ノ台の登山口着。
空木から5時間下りっ放しです。今回の山旅は休憩と撮影を混みでコースタイムでした。
紅葉にはまだまだでしたが、多くの自然現象(モルゲンロート・星空・滝雲・ブロッケン)にも出合え沢山写真を撮ることができた。
避難小屋利用の登山者との会話も楽しく静かな山旅路満喫できた。
ルートも意外と変化に富んでおり改めて中央アルプスを見直しました。
さあ次は何処を登ろうか?
※過去の中ア
先日、BSで2017年の空木岳の再放送がありました。トドクロさんは下山したころだったので観たかな?
2年前の9月末の空木平と擂鉢窪の見事な紅葉でした。
槍穂の紅葉も今週が見ごろのようですね。
次回はバッチリ紅葉に合わせたいですね。