小山ダムRan

ダム湖の周りでは、四季折々の景色の中で、沢山の野鳥に出会えます。
野鳥を中心にした情報をメインにお届けいたします。

子供!子供!子供!

2009年06月04日 | インポート

T・Kさん

2009/06/03(水) [天気:曇]  9:00~13:30  今朝は寝坊した。

観察エリヤ:[G][F][E][D][C][B]・・[H]   マップ(pdf-file)を参照(頁末尾)ください

 スタートが遅くなってしまいました。曇り空ですが少し蒸し暑く、案の定、ダムサイトの鳥の活性は低くて、声も姿もまばらです。そんな中、駐車場脇の林から「アカゲラ」が鳴いて飛び去った後で、かなり高い声の、聞いたことのない囀りが聞こえてきました。やっと居場所を探し当て、スコープでみると「センダイムシクイ」に似て、白い眉班がはっきりしています。囀りの一部は「ピー チュルリ ピー・・・(文字ではうまく表せませんが)」。Web(CD「野鳥の声」が行方不明のためです)でさえずりをさがして“どうやら「エゾムシクイ」のようだ”と結論付けました。・・・はじめて「生」を聞きました。
 帰り道の[H]エリヤで再び対岸にドラミング。スコープで覗くと、5/03のときと全く同じ枯木に「オオアカゲラ」がいて、まったく同じ行動をとっています。・・・まるでビデオを見ているようでした。

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[子育て]・・・写真は幼鳥「モズ」「キセキレイ」「アカゲラ」「ツバメ」・・・旧小山地区で(クリックすると拡大します)
 「アカゲラ」の巣穴は、誰もいません。県道わきの「シジュウカラ」も巣立ったようです。
みんな巣を離れて、子供たちの実践教育真っ最中のようです。 そんな子供連れのグループで、旧小山地区は、大賑わいです。枯れ木の林や藪の中、河原や空の上まで賑やかです。
<アカゲラ>
 生まれたのは男の子みたい。親は代り番こに餌探しをしていて、どちらかは幼鳥のそばにいるようです。子供は枯れ木を飛び移りながら勝手に行動しているのですが、最後は100mくらい離れた雑木林へ飛んで行ってしまいました。お父さんが直ぐにあとを追いました。
<モズ&キセキレイ>
 「モズの親子」が「アカゲラ親子」と同じ枯れ木の林や藪を飛び回っています。「キセキレイ」は親鳥が水浴び中に幼鳥が遊びに行ってしまって、親鳥は慌ててあとを追いかけていました。
<上空>
 ピューヨ・ピューヨの鳴き声で、上空を見上げると「ノスリ」が3羽、輪を描いて飛んでいます。今年もうまく繁殖できたのかな、と思います。電線には、「ツバメ」の親子が並んでいます。休憩所の「ツバメ」はまだ巣立っていないので、いったい何処から来たんでしょうか?

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[道端で]                                                                       コースの所々で、「半鐘蔓(ハンショウツル)」「大葉麻殻(オオバアサガラ)」「小紫陽花(コアジサイ)」の花を見つけました。

 こんなにも親子連れで集まってくるということは、旧小山地区は“鳥たちにとって子育てしやすい環境”だということなのでしょうね。今日は、朝出遅れて、お目当ての「オオルリ」「クロツグミ」の2種には会えませんでしたが。「キセキレイの親子」を見ながら「昼」を食べて、十分満足してBW終了としました。

今日の探鳥:観察:28種でした。    Ranより

(註)観察の内訳は、HP「小山ダム“探鳥フィールド”」へ掲載します。

【 次の予定 】 観察:6月15日(月)  アップロード:6月16日(火)