小山ダムRan

ダム湖の周りでは、四季折々の景色の中で、沢山の野鳥に出会えます。
野鳥を中心にした情報をメインにお届けいたします。

久し振り!「ヤマセミ」「カワセミ」

2009年06月27日 | インポート

T・Kさん

2009/06/25(木) [天気:曇&薄曇り・・暑かった]  7:45~11:30

観察エリヤ:[G][F][E][C][B]・・[H]   マップ(pdf-file)を参照(頁末尾)ください

このところ「ヤマセミ」「カワガラス」の出現が少ないような気がして、出発前に去年の記録を調べてみました。4月~8月の観察12回の内「ヤマセミ」は2回、「カワガラス」は4回の出現でした。“今日はどうかな“などと思いながらスタートしました。 AM7:458:45の間に[G][F]エリヤで20種を観察。幸先の良さに、どんどん先へ進んで[E]エリヤへはAM9:00をチョット過ぎて到着して、いつものように休憩。コーヒーを飲み終わったとき「ヂョツ・ヂョツ・ヂョツ」~~と気になる鳴き声。探ってみたら「クロツグミ♂」が葉の茂った下枝で鳴いていました。この声は、以前にも聞いたことがあって、誰が鳴いているのか判らずしまいでしたが、今日納得です。・・・いま地鳴きなのですか?

林道から200m程離れた対岸のを、“念のため”と覗いたら・・居ました!! 久しぶりに「ヤマセミ♀」が、じっと水面を睨んでいます。[C]エリヤの見易い場所へ移動している間に飛び去ってしまい、チョット残念でした。後でわかったのですが、工事橋のところへ釣り人(ヤマメ狙いだそうです)が2人入って来たために警戒したようです。

 [C]エリヤで、珍しく「カワセミ」を3羽確認しました。2羽は♂でしたが、上流部へ飛び去った1羽は不明です。

 「カワガラス」は今日も見られなかったのですが、釣り人が入っているので警戒してしまっているのかもしれません。

「カワウ」は少しずつ数を増やしてきているようですが、今年は巣作諦めたのでしょうか? 

[道端で]                                                           ダム湖周辺も、だいぶ初夏の様子が強くなってきました。「オカトラノオ」や「ホタルブクロ」が沢山花を開いています。

090625 090625_2 090625_3                                   写真:「クロツグミ」「ホタルブクロ」「オカトラノオ」・・・(クリックで拡大します)                                                 

今日の探鳥:観察:32種でした。    Ranより

(註)観察の内訳は、HP「小山ダム“探鳥フィールド”」へ掲載します。

【 次の予定 】 観察:7月03日(金)頃  アップロード:7月04日(土)頃


番外編3:西吾妻山

2009年06月27日 | 番外編

T・Kさん

 ここ2年間、麓の旅館で待機しながら雨で登るのをあきらめた西吾妻山、今日の予報は「午後:雨」ということで、朝1番のロープウェー&リフトで一気に上がりました。

 <西吾妻山>

 06/22(月) 9:20~14:00  曇り(薄日)―小雨 

 出発前夜、Netで6/19情報として「ミネズオウ」の写真を見ていたので今日のメインにしていました。下山は13:00頃を目途にして「ミネズオウ」さえ撮ったら“いつ引き上げてもいい”と思い、梵天岩まで一気に歩きましたが、「コメバツガザクラ」はあっても目的の花がありません。これは人形石の辺りだと思い返し、西吾妻山には登らず、急いで引き返しました。案の定、岩の間に星を散らしたように咲いていて、一番いい時に見られたと思います。何枚か撮った後、目の前を飛ぶ「トビ」や「アマツバメ」を眺め「ビンズイ」の囀りを聞きながら、湧き上がってくるガスとあやしい風を気にしながら急いでおにぎりを食べ・・・即下山。リフトで下っている途中にポツリ・ポツリと来たので、ギリギリのGoodタイミングでした。・・・下りのロープウェーの時間待ちの間にNetに載っていた写真を見つけました。「人形石に咲く ミネズオウ」と説明が書いてありました。登る前に読んでいたら、コースを変えたのに!

090622_3  090622_4 090622_5                             写真:「ミネズオウ」「コメバツガザクラ」「ビンズイ」・・(クリックで拡大します) 

<鳥観察結果>・・・標高900m~2000m                                「キセキレイ」「ミソサザイ」「イワツバメ」「カケス」「ウグイス」「オオルリ」「カッコウ」「キビタキ」「モズ」「ヒガラ」「ホトトギス」「ホシガラス」「ビンズイ」「コルリ」「トビ」「アマツバメ」「ハシブトカラス」「シジュウカラ」「不明種2」  19種                                         リフトで登っている間にかなりの鳥を観察しました「オオルリ」「カッコウ」など至近距離で見られ、シャッターチャンスだったのに、カメラを準備できなかった。残念!!

 前日は雨の中をスタートし、一切経山へ登りました。頂上ではガスが晴れたり掛かったり、“吾妻の瞳:五色沼”をなんとか眺めて、鎌沼経由で姥が原へ。以前「ルリビタキ」の営巣を確認した谷地平コースの分岐へ迂回してみました。林の中で「ギャー・ギャー」と騒いでいて「カケス」と思った声の主が、「ホシガラス」と判り、しかも3羽が交互にシラビソの天辺に姿を見せる大サービス・・・(このときだけ日が差しました) 満開のチングルマと合わせて、それなりに楽しめた一日でした。          

<鳥観察結果>                                          「ホオアカ」「カッコウ」「ウグイス」「ヒガラ」「イワヒバリ」「ホシガラス」「ウソ」「シジュウカラ」「不明種」  8種

 090621_3 090621_4                                           写真:「チングルマ」「ホシガラス」・・・(クリックで拡大します)                                

 


子供がいっぱい・・・です

2009年06月16日 | インポート

T・Kさん

2009/06/15(月) [天気:曇]  8:00~12:30  

観察エリヤ:[G][F][E][D][C][B]・・[H]   マップ(pdf-file)を参照(頁末尾)ください

今回はU氏が同行、小山ダムは初めてなので、フィールド全体を案内しながら、観察することにしました。朝は雲が低く心配だったのですが、歩き始めに薄日が差してきて、今日の観察になんとなく期待してしまいます。

 駐車場をスタートして堰堤を渡り終えるまでの[]エリアの間で「セキレイ 3種」をはじめ「囀り」を含めて10種以上観察、マアマアのスタートです。どのエリヤも、林や藪に葉が目いっぱい茂って、鳥影を確認するのはなかなかできませんが、囀りの聞こえるところでは、しばらく粘ってみたりしながら、歩きました。

090615_5 090615                                       

[子育て]                                                                                        前回(12日前)同様、子供連れが観察されます。

<アカゲラ>

 お父さんが餌をくわえて帰ってきました。まだ枯れ木の林の中で子供の面倒をみているようです。  

<セキレイ>

 「ハクセキレイ」「セグロセキレイ」「キセキレイ」が、子供たちと一緒に飛んでいます。とくに「キセキレイ」は各所で見られ、ユナカウス橋の下流部は多いようです。

<いろいろ>

 休憩所の「ツバメ」は巣立ちました。親と一緒に飛び回っています。

アオムシをたくさんくわえた「ホオジロ」が、私たちを警戒しながら藪に飛び込みました。たぶん近くに雛がいるのでしょう。

「ノスリ」と「モズ」は親鳥だけがみられました。子離れしたのでしょうか?

[道端で]                                                                                         林道の斜面に「コマツナギ」が花を付けていました。小山地区の広場では「オオマムシグサ」の花を見つけました。

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今日の探鳥:観察:28種でした。    Ranより

(註)観察の内訳は、HP「小山ダム“探鳥フィールド”」へ掲載します。

【 次の予定 】 観察:6月25日(木)頃  アップロード:6月00日( )                                                                   

マップファイル:「bw.pdf」をダウンロード


子供!子供!子供!

2009年06月04日 | インポート

T・Kさん

2009/06/03(水) [天気:曇]  9:00~13:30  今朝は寝坊した。

観察エリヤ:[G][F][E][D][C][B]・・[H]   マップ(pdf-file)を参照(頁末尾)ください

 スタートが遅くなってしまいました。曇り空ですが少し蒸し暑く、案の定、ダムサイトの鳥の活性は低くて、声も姿もまばらです。そんな中、駐車場脇の林から「アカゲラ」が鳴いて飛び去った後で、かなり高い声の、聞いたことのない囀りが聞こえてきました。やっと居場所を探し当て、スコープでみると「センダイムシクイ」に似て、白い眉班がはっきりしています。囀りの一部は「ピー チュルリ ピー・・・(文字ではうまく表せませんが)」。Web(CD「野鳥の声」が行方不明のためです)でさえずりをさがして“どうやら「エゾムシクイ」のようだ”と結論付けました。・・・はじめて「生」を聞きました。
 帰り道の[H]エリヤで再び対岸にドラミング。スコープで覗くと、5/03のときと全く同じ枯木に「オオアカゲラ」がいて、まったく同じ行動をとっています。・・・まるでビデオを見ているようでした。

090603 090603_2 090603_3 090603_4                                                                                                                                                

[子育て]・・・写真は幼鳥「モズ」「キセキレイ」「アカゲラ」「ツバメ」・・・旧小山地区で(クリックすると拡大します)
 「アカゲラ」の巣穴は、誰もいません。県道わきの「シジュウカラ」も巣立ったようです。
みんな巣を離れて、子供たちの実践教育真っ最中のようです。 そんな子供連れのグループで、旧小山地区は、大賑わいです。枯れ木の林や藪の中、河原や空の上まで賑やかです。
<アカゲラ>
 生まれたのは男の子みたい。親は代り番こに餌探しをしていて、どちらかは幼鳥のそばにいるようです。子供は枯れ木を飛び移りながら勝手に行動しているのですが、最後は100mくらい離れた雑木林へ飛んで行ってしまいました。お父さんが直ぐにあとを追いました。
<モズ&キセキレイ>
 「モズの親子」が「アカゲラ親子」と同じ枯れ木の林や藪を飛び回っています。「キセキレイ」は親鳥が水浴び中に幼鳥が遊びに行ってしまって、親鳥は慌ててあとを追いかけていました。
<上空>
 ピューヨ・ピューヨの鳴き声で、上空を見上げると「ノスリ」が3羽、輪を描いて飛んでいます。今年もうまく繁殖できたのかな、と思います。電線には、「ツバメ」の親子が並んでいます。休憩所の「ツバメ」はまだ巣立っていないので、いったい何処から来たんでしょうか?

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[道端で]                                                                       コースの所々で、「半鐘蔓(ハンショウツル)」「大葉麻殻(オオバアサガラ)」「小紫陽花(コアジサイ)」の花を見つけました。

 こんなにも親子連れで集まってくるということは、旧小山地区は“鳥たちにとって子育てしやすい環境”だということなのでしょうね。今日は、朝出遅れて、お目当ての「オオルリ」「クロツグミ」の2種には会えませんでしたが。「キセキレイの親子」を見ながら「昼」を食べて、十分満足してBW終了としました。

今日の探鳥:観察:28種でした。    Ranより

(註)観察の内訳は、HP「小山ダム“探鳥フィールド”」へ掲載します。

【 次の予定 】 観察:6月15日(月)  アップロード:6月16日(火)                                                                   


番外編2:磐梯山

2009年06月03日 | 番外編

T・Kさん

 今年も「磐梯山詣」2回目です。 例年この時期、那須のミネザクラを見て、1週間後に磐梯山のパターンでしたが、先月16日に登った時に、“「オキナグサ」は5/末に咲きはじめ!” の話題になって、どうにも気になって行って来ました。

<磐梯山>
 6/01(月)8:40~16:15  ガス・曇・晴 

090601_2  090601_8                                                                
残雪もほとんど消えて、「オキナグサ」のほかにもいろいろな花が咲き始めたはずだ!とばかりに出かけました。「曇のち晴れ」の予報でしたが、AM9:00 案の定「沼の平」はガスの中で、頂上は望むべくもなく、頂上の「ミネザクラ」はまだだろうと勝手にきめて、沼ノ平で遊びながらガスの晴れるのを待ちました。去年、一昨年と「オキナグサ」を観た場所に、今年は全く影も形もありません。踏みつぶされたか、持ち去られたか?。休憩した小屋では、「山の花を持ち出す人がたくさんいて、警察沙汰になるケースもある」と、話題になりました。此処のオキナ草は、磐梯山を好きな人たちが守りながら「数年の時間をかけて増やしてきた」と聞いていますが、無くなる場所があると、チョット心配になります。14:00 頃ガスが晴れて頂上も見えてきたのですが、風が強く寒いくらいで、下山ということにしました。途中「カモシカ親子」に会いました。お母さんは私を気にし、避けながらながら、子供を連れて風の当たらない岩の影まで行って、お乳を飲ませています。驚かせないように、かなり離れてカメラで数枚・・・の内 1枚です。「イワヒバリ」は10羽位の群れがいて、繁殖時期と見えて、お互いに追いかけまわしています。雲が切れたら「アマツバメ」が飛び始めました。頭の近くを飛ぶとまるでジェット機のような羽音がします。出だしの天気の悪さの割には一日を楽しく過ごすことが出来ました。

写真:「カモシカ親子」「イワヒバリ」「オキナグサ」「イワナシ」「サンカヨウ」・・・クリックすると拡大します

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<鳥観察結果>                                                                    「アオジ」「ヒガラ」「シジュウカラ」「ウグイス」「コルリ」「オオルリ」「イワヒバリ」「カッコー」「センダイムシクイ」                                「アマツバメ」「カケス」「ホオジロ」「モズ」「キセキレイ」     14 種

<花観察結果>                                                                  「ムラサキヤシオツツジ」「タムシバ」「サンカヨウ」「ミヤマキンバイ」「イワカガミ」「ミズバショウ」「イワナシ」                               「ヤマハタザオ」「エンレイソウ」「ミネザクラ」「ツバメオモト」「ムシカリ」「ミヤマカタバミ」「オキナグサ」                                                  「アズマギク」        14 種